水無しとPS版の6色機の管理(013)

掲載日:2014年9月10日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報 : 水無し印刷

水無しとPS版の6色機の管理(013)

【概要】
 現在水無しの6色機を扱っており,第5,第6セットはPS版も使えるので,混乱してしまいます。水無し印刷のアドバイスなどをお願いします。

 【解決方法】
 水無し印刷を行っていく上での重要なポイントは印刷機の管理です。良い印刷物を得るには印刷機の仕立てが重要であり変動要因たるローラーニップ幅,印圧を適正に保つため定期的に調整して下さい。ローラーニップ幅設定は,印刷機の基準どおりで問題ありませんが,着けローラは仕上側のならし効果のあるローラのニップ幅を対版,対バイブ共に軽めに設定する事をお勧めします。胴仕立ても機械の標準設定で問題ありません。
シリンダーパッキングゲージを用い定期的に測定し調整して下さい。
・水あり印刷と水無し印刷の違い。
・ドットゲイン量が違う
・インキトラッピングが異なる。
・水無しはインキを盛っても濃くならない。
などを頭に入れて作業を行って下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)