再生紙に印刷していると次第に網点が消えたり、ブランケットに多量の粉が着くのですが(256)

掲載日:2014年9月10日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報 : インキ・ブランケット

再生紙に印刷していると次第に網点が消えたり、ブランケットに多量の粉が着くのですが(256)

【概要】
 再生紙に印刷していると、次第に版の網点が消えたり、ブランケットに多量の粉(紙粉?)が着いたりするが、成分は何で、どのようにすればよいのでしょうか?

 【解決方法】
 再生紙は普通の上質紙に使うバージンパルプと再生パルプを混合して作られます。再生パルプはバージンパルプの繊維の大きさ(2~3mm)に対して3分の1~7分の1程度の細かいパルプになります。その細かいパルプがバージンパルプから離れてブランケットに紙粉として着いてしまいます。この細かいパルプの粉が版面を擦り、版の耐刷力を下げてしまいます。対策としてブランケットをまめに洗うようにしてください。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)