ローレットとはなんでしょうか?(234)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

ローレットとはなんでしょうか?(234)

 

【概要】
ローレットとはなんでしょうか?

 【解決方法】
 枚葉印刷機の爪機構は爪軸・爪軸受け・爪返しカム・爪の開閉を行うカムフォロアー(爪返しコロ)と爪と爪台から成り立っています。
 爪のローレットとは、爪と爪台の間に用紙がくわえられ、印刷時に用紙が印圧によって抜けない様に(爪抜け)、爪の裏側に刻まれているギザギザのことを言います。(三菱の印刷機ではセレーションと呼んでいます)
そのギザギザのローレットに紙粉・スプレー粉・埃・アラビヤゴムなどが入り込み凹凸が埋まって固くなり、平らになると爪を強く調整しても爪抜けの原因になります。

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)