心に響くプレゼンテーション

掲載日:2015年7月8日

プレゼンテーション(以下、プレゼン)とは、情報伝達手段の一つであり、相手に理解してもらい自発的に納得してもらうための行動である。どんなに良い提案でも相手に伝わらなかったり、心に響かなければ意味がない。
一人が大勢の前で話をするケースを思い描くが、1対1の対話においてもプレゼン要素は重要であり、職場や家庭内でもいつでもプレゼンをしているのである。
また、「営業が使うもの」というイメージが強いが、社内会議や稟議決裁、報告の場面でもプレゼンのノウハウは大いに活かすことができる。すなわち、プレゼン力が向上すると意思決定が早くなるので、効率も良くなるのだ。

よくあるプレゼンの問題点

prezen例えば、専門用語であることを忘れて使用してしまうことがある。業界や自社特有の用語でも、普段よく使っているのでついつい使用してしまう。また、漢字の音読み、3文字アルファベットなど相手に伝わらないケースも多い。
また、聞き手には理解する「間」も必要なのだが、話し手は黙っている勇気がないため、沈黙を言葉(ときには「えー」、「あのー」など)で埋めてしまうことが多い。
さらに、伝えたいことが数多くあるため、できるだけ多くの資料と言葉で伝えようとする。しかし、結果的にはほとんど伝わらないケースも多い。

「伝える」と「伝わる」の違い

他人の話というのは、何かと「聞きたくない話」が多い。基本的に、「話し手が言いたいこと」と「聞きたいこと」は違う。したがって、言いたいことを言うのでは伝わらないのである。ふと、振り向かせるような切り口と配慮(あるある!感)も必要だ。
どの程度聞いているか、というバロメーターは、聞く姿勢とわかりやすさで決まる。それに加え、「共感」が重要であり、共感の果たす役割は大きい。

プレゼンの重要要素

プレゼンには、相手と環境要因がある。次に話し手、内容、伝える方法だ。誰が何を言うかで決定する。まず、自分(話し手)を知ることが大切だ。他人のことはよく分かるが、自分自身が一番見えづらい。恥ずかしいかもしれないが、自分の見られ方を客観的に評価してもらうことも重要である。見られ方を知ればコントロールが可能になり理想に近づくのである。
あとは、プレゼンの構成である。伝えることをピラミッド型に整理しておくと、論理構成が理解でき、いざ時間がなくなったとき枝葉を省略できる。

プレゼン能力が求められる印刷業界

プレゼンの準備とは、資料作成だけではない。シミュレーションなどもしておかないと、資料の間違いや不整合などに気づかないのである。プレゼンの練習も計画に入れることが重要だ。
今後のビジネスには、ますますスピードが要求される。ITをはじめ生産レベルがいくら向上しても、意思決定(肯定、否定どちらも)スピードが向上しないと、ビジネス全体のスピードは上がらないのである。まして、印刷業は社内外を問わずコミュニケーションが重要なので、なおさらプレゼン能力が求められる業界だろう。

(西部支社長 大沢 昭博)

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