印刷会社もマーケティングに力を入れなければならない理由

掲載日:2017年1月16日

2月8日からpage2017が開催される。今回のテーマ「ビジネスを創る」であるが、ビジネスを創り出すために必要になるものとして、一つにマーケティングが挙げられるだろう。

従来どおりに製造業という面に重きを置いてビジネスを展開するぶんには、「印刷にマーケティング?」といった感じで、なかなかピンとこないかもしれない。しかし、商業印刷物を中心に、なかでも販促製品などを企画制作から請け負っていこうと考えるなら、今後マーケティングは避けて通れないだろう。というよりも、対顧客の関係を考えるとマーケティングを知っているか知らないかでは大きな差となり、知らないと深い関係性を築くことは難しくなる。つまり、お客様に相談されるような信頼関係を作っていくためには、印刷業界用語を駆使するのではなく、お客様との共通言語としてのマーケティングが非常に有効になる。

JAGAT info 2017年の1月号は新春対談としてJAGAT副会長である大東印刷工芸代表取締役社長の花﨑博己氏とモリサワ代表取締役社長の森澤彰彦氏、JAGAT専務理事郡司秀明の3人が印刷ビジネスがマーケティングへいかに取り組むのかについて議論した。

対談では、印刷会社がマーケティングに取り組むことで、具体的にどのような成果を生むことが期待できるかについて紹介している。特に花﨑氏には、SPからの仕事の広がり、マーケティングオートメーションへの取り組み方から、マーケティングを生かしてのBPOビジネスまで、実に幅広く自社の事例を含めて言及し、今後の印刷会社がビジネスを創っていく上でのヒントを惜しげもなく披露していただいた。

このほか、経営者インタビューは地域貢献をとおしたビジネスを志向しながら、ものづくりの喜びを感じられるプロの仕事を目指す、沼津市の文光堂印刷代表取締役社長の工藤政則氏にお話しを伺った。

さらに2017年2月8、9、10に行われるpage2017のおける、展示会のみどころ、カンファレンス・セミナーの見どころ聞きどころを紹介している。本誌で興味を引かれるセッションをチェックして、ぜひ参加し、明日の印刷ビジネスのヒントを掴んでいただきたい。

(JAGAT info編集担当)

 

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