「見える化実践研究会」第1回報告

掲載日:2018年2月22日

厳しい市場環境のなかでも利益を生み出しつづけ「勝ち残る」企業になること。「見える化実践研究会」がはじまった。

2018年2月15日~16日、JAGAT「見える化実践研究会」第1回を開催した。
 

この会は、座学と見える化先進企業の見学会、自社での実践と発表を繰り返しながら 「見える化」のつまずきポイントを洗い出し、実現の期限を決めて必ずやり切る会だ。

初回は、見える化先進企業の大東印刷工業の見学会から始まった。

 

日時 時間 内容
2月15日(木) 13:00-13:10 オリエンテーション
13:10-14:10 講義:見える化の目的と収益改善について
14:20-15:20 講義:MIS(印刷タクシーメーター)説明、質疑応答
15:30-17:30 大東印刷工業見学、質疑応答
2月16日(金) 9:00-9:40 グループ討議:自社の見える化
9:50-13:30 講義:見える化の進め方
グループ討議:見える化実現プロセスとスケジュール設定
13:30-16:30 講義:時間コストの設定
質疑応答、次回に向けて

開催にあたって、JAGATからお願いしたことは

・「見える化」は目的ではなく手段
・目的は、厳しい市場環境のなかでも利益を生み出しつづけ「勝ち残る」企業になること
・一緒にやり切る

ここで大事なのは、「一緒にやり切る」ことだ。

JAGATとして”やり切る”サポートをするのはもちろん、同じ船に乗った仲間とともにやり切ることだ。

今回は全国から約30名の方が参加している。皆さんから参加理由を聞いてみると

・MISがうまく活用できていない
・どこから手をつけてよいかわからない
・社内原価(時間コスト)の調べ方がわからない
・見える化は収益改善の役に立つのだろう、分かっているけど全社で周知徹底できていない
・通常業務が忙しく、時間がとれなくて先送り

参加メンバーの皆さんは、役職も部署もさまざまだが、悩んでいることは共通している。

初回を終えた感想は

・大東印刷工業さんの徹底ぶりに衝撃を覚えた
・「見える化」は大変そうな気がしていたが、考えていたよりも道のりが遠く、険しい。鉢巻を締め直した
・自分一人で取り組むとくじけそうだが、一緒にこの場にいた自社の仲間や他社の存在が心強いと感じた
・自社の当たり前と他社の当たり前が違う。百聞は一見にしかず。社員にも見せたい

「見える化」には基本的な手法、考え方はあるが、成功マニュアルはない。

安易に解決策を求めるのではなく、実際に「見て 聴いて」自分で考える、そして試してみることが大切だ。

見える化は「MISを入れたら終わり」ではない。
見えてきた数字をどう改善するか考える、その結果を収益改善や業務改善に結びつけること。

苦しんだり、悩んだり、もがいたその結果を参加者同士で共有しながら、「どうしたらできるようになるか」を一緒に考えていきたい。

(研究調査部 小須田紀子)