文化施設「市谷の杜 本と活字館」で「探検!雑誌づくり工場」展を開催

掲載日:2022年7月12日

普段見ることができない雑誌の製造工程を展示

大日本印刷株式会社(DNP)は、活版印刷と本づくりに関する、自社運営の文化施設「市谷の杜 本と活字館」(東京都新宿区)で、雑誌の印刷・製本工程を紹介する企画展「探検!雑誌づくり工場(中とじ編)」を2022年7月16日(土)~10月30日(日)に開催します。


企画展「探検!雑誌づくり工場」について


書店やコンビニ、駅の売店などに並ぶ色とりどりの週刊誌や月刊誌。身近にある雑誌ですが、その製造プロセスはあまり公開されていませんでした。そこで今回の企画展では、株式会社小学館の全面的な協力を得て、アウトドア雑誌「BE-PAL」2022年7月号ができるまでの工程を紹介し、雑誌づくりの魅力に迫ります。

出版社の編集部からの入稿や修正指示、印刷会社でのデータ修正、印刷用原版を作る刷版(さっぱん)、印刷、針金で製本する“中とじ”などの工程を、わかりやすい解説とともに紹介。修正指示書や、製本前の状態など、工程ごとにさまざまな現物を見ることができます。迫力ある工場内の映像・音声も体感できます。

なお、本展では、小学生の夏休みの自由研究に役立つように、すべての解説文に読み仮名を付けています。

探検!雑誌づくり工場(中とじ編)

  • 会期 : 2022年7月16日(土)~10月30日(日)
  • 会場 : 市谷の杜 本と活字館(東京都新宿区市谷加賀町1-1-1)2階展示室
  • 入場料 : 無料(完全予約制)
  • 主催 : 市谷の杜 本と活字館
  • 特別協力 : 株式会社小学館 「BE-PAL」編集室

左:ロール状の印刷用紙(巻取)を印刷機にセットする 
右:印刷した用紙をページ順に並べる“丁合(ちょうあい)”の工程
(撮影:高井潤)

「市谷の杜 本と活字館」について

当館は、活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザインから、活字の鋳造、印刷・製本までのプロセスを展示・紹介する“リアルファクトリー”です。昭和初期の印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も、実際の動きがわかる“動態展示”の形で公開しているほか、活版印刷のモノづくり体験ができる工房を備えており、参加型ワークショップも開催しています。

*専用Webサイトはこちら → 市谷の杜 本と活字館|トップページ (ichigaya-letterpress.jp) 
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