「足元」からもビジネスを考える 〜『JAGAT info』2022年10月号のご案内

掲載日:2022年10月17日

コロナ禍による地元回帰志向により、「ローカルな情報」の価値が高まっているという。例えばお住まいの地域にある飲食店の評判や口コミなど、身近な地元であるがゆえに「知りたい」と思うのは自然な流れである。しかし、きめ細かく取材し、編集作業を経て一定の品質を保った上で発信していくことは、容易なことではない。このウェブサイトをご覧になられている方は印刷会社や関連業種の方が多いであろうから、その苦労を実感されている方も多いのではなかろうか。
だが、そのような「足元」の情報に対するニーズが一定数あるのであれば、それに対して何らかのアクションを起こしていくのもビジネスの常道であろう。本誌10月号では、そのようなローカル情報を自社で取り扱っていく際のヒントとなるような、多種多様なデータを基にした議論を掲載する。「読書の秋」に、ぜひご一読いただきたい。
ところで、そのコロナ禍が印刷会社の採用活動にもいまだに大きな影響を及ぼしている。そのような厳しい経済環境下で入社してきた新入社員は、どのような就職活動を行ってきて、会社にはどのようなことを期待しているのだろうか。特別企画では、最新の意識調査の結果を報告している。社内という、いわば自社の「足元」にも目を向けて、新人のフレッシュな感覚が会社に新たな風を起こし、新規ビジネスの構想につながるようにしていきたい。

 

『JAGAT info』2022年10月号のご案内

◯特集
 フリーペーパーと地域ニュースの最新事例
 〜ローカル情報発信の手法と担い手を巡って〜

特集では、印刷総合研究会セミナー「フリーペーパーと地域ニュースの最新事例」の講演要旨を収録する。電通によるフリーペーパーの全国的な調査の結果と印刷会社が発行するフリーペーパーの分析、およびヤフーが手掛ける「地域クリエイター」の取り組み報告など、今まさに注目を浴びている地域情報の発信について最新動向や手法を議論する。

◯特別企画
 印刷会社の新入社員意識調査
 ~変化し続ける新卒採用環境と、世代の特徴を踏まえた対策を~

特別企画では、当協会が毎年実施している「新入社員意識調査」2022年版の結果報告を行う。新入社員はどのような就職活動を行ってきたのか、また入社してからやりたいことは何かなど、多角的なアンケート調査を実施することで、2022年に印刷会社に入社した新入社員の特徴を浮き彫りにしている。人事や研修の計画を策定する際の参考として、ご参照いただきたい。

(『JAGAT info』編集部)

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