用紙のエージングとシーズニング(009-2)

掲載日:2014年9月10日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報 : 管理

用紙のエージングとシーズニング(009-2)

【概要】
 用紙のエージングとシーズニングの違いと効果について

【解決方法】
 抄紙された直後の用紙は一応湿度の調整は行われていますが,湿気ムラが用紙のあちこちにあります。それらの湿気を全体に平均にしなければなりません。平均になるのには約1週間は必要です。その時期をエージング(熟成期間)と呼んでいます。
シーズニングとはエージングが終った用紙を印刷室内の温度・湿度に合せることを言います。
 一般に印刷用紙は,含有相対湿度は55~60%程度です。そのため印刷室の湿度も55~60%にしておくと紙癖も生じなくスムーズに仕事がはかどります。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)