印刷業定点調査 各地の声(2016年5月度)

掲載日:2016年8月24日

5月の売上高は2カ月連続減少の△0.4%。受注件数は6カ月ぶりの増加(+0.4%)に転じて薄日の射した感じではあるものの、5月時点では売上高に結びついていない。

地域別では、首都圏(△2.2%)が3カ月ぶりの減少。大阪圏(△2.5%)は2カ月連続の減少。首都圏と大阪圏で落ち込み幅が拡大した。名古屋圏(+1.2%)のみは安定している。

業種・業態別では、商業印刷(△1.9%)が2カ月連続の減少。出版印刷(+2.9%)は2カ月連続増加だが、減少時の落ち込み幅が大きいため累計の差し引きでは結局マイナスになることが多い。

地方に多い業態の総合印刷(+3.2%)が3カ月連続増加なのは、従業員数の多い企業が好調であることによる。紙器・事務・その他(△3.8%)は4月から急激に失速。特に紙器は生活者の消費に直結した製品であるため景気の足下と先行きが心配される。

仕入額は、用紙(△1.0%)がほぼ前年なみ。インキ(+15.9%)は10カ月連続の増加と高止まり。CTP/PS版(△5.9%)は2カ月連続減少、2016年に入って減少傾向。

【印刷会社経営者の声】

茨城:商業

同業者がネットプリントに仕事を出しブローカーになるケースが増えています。

東京:商業

先進企業視察研修に参加しました。5Sやポルフといった活動、良い教育、良い社風のうえに「先進」があると強く感じました。やっている「つもり」を改善していきます。

長野:総合

顧客との関係をより一層深める活動を展開する。顧客が自社と取引する理由、そして差別化の研究をし、営業力を高め、商圏を拡大する。他社には容易に真似のできない技術の開発や製品の提案で、増注を図っていくことが必要と考えています。

岐阜:その他

印刷の聖地ドイツ・マインツのグーテンベルク博物館を訪れた。往時に思いを馳せ、これからの印刷業について考えてみた。とてもいい時間だったが「答え」は浮かばなかった。

岐阜:総合

6月は1年の中でも比較的閑散期なのですが、相変わらず制作部隊の残業時間が減りません。確認作業やデータ素材を探すのに費やす時間が多く、実際のデザインに携わる時間が思った以上に短いことが分かりました。お金にならない業務の効率化が急務と考えています。

和歌山:商業

約10名のお客様が弊社の5S活動に興味を持ってくださり、わざわざ東北から工場見学にお越しになりました。工場のオペレーター達も工場のショールーム化を意識してくれ、モチベーションの上がった一日になりました。

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