2016年8月エキスパート認証試験実施状況

掲載日:2016年8月26日
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8/21(日)日本列島に押し寄せるいくつもの台風の合間をぬって、第46期DTPエキスパート認証試験および第22期クロスメディアエキスパート認証試験を全国8個所のJAGAT会場および指定講座会場9会場で実施した。

人材育成に活用されるDTPエキスパート認証試験

DTPエキスパート受験申請者数は472名、うち企業での人材育成の一環として取り組まれる団体受験申請が278名と約6割近くを占め、46期中の最高値となった。
団体受験に取り組まれる社数は41社と例年とほぼ同等であり、一社あたりの受験人数が増加し、企業内の研修として積極的に資格の活用を推進されているものと思われる。

第46期DTPエキスパート認証試験受験形態別受験者数
受験形態 申請者数 受験比率(申請者ベース)
団体受験 278 58.9%
指定講座受験 24 5.1%
個人受験 170 36.0%
合計 472 100.0%

DTPエキスパートは試験当日の学科試験を終え、現在実技試験(課題制作試験)期間中となっている。
今期は資格制度Webサイトのリニューアルに伴い実技試験サイトも再構築し、Webを経由した素材ファイルの授受や入稿が一般化した現在の実務環境に即したインターフェースでの試験プラットフォームにて実施している。

実技試験サイトログイン

提案活動と提案書作成に向けて

クロスメディアエキスパート受験申請者数は126名、うち第1部(学科)試験のみ過去2年以内に合格された方が対象となる第1部免除受験者が45名となり、顧客の抱える課題与件を基に提案書を記述する第2部試験に対し、何度目かのチャレンジとなった。
第2部記述試験は、毎回試験終了時刻いっぱいまで何度も見直し、書き直しを繰り返し取り組まれている受験者の姿が見られ、与件に対する施策を講ずるだけではなく、頭の中にある構想を相手(顧客)に向けて表現するために形に表すことのむずかしさを目の当たりにする。
JAGATでは、今後も第2部(記述式)試験に対応したセミナー等を定期的に行っていく予定だ。

長野新会場の取り組み

今期は、長野県印刷工業組合にて事前資格ガイダンスを行うなど、長野県の印刷企業より資格への取り組みに関心が寄せられた。
それに伴い、DTPエキスパート/クロスメディアエキスパートともに長野会場をJAGAT試験実施会場として設置し、開催にいたった。
東京への一極集中の傾向はあるものの、こうした各地域での取り組みに寄与する場の提供による循環に期待したい。
(長野会場となった長野アークスにある平青学園)
長野会場
(JR長野駅の当日風景)
長野駅

(JAGAT CS部 丹羽 朋子)