DTPエキスパートで会社が変わる

掲載日:2017年1月6日
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DTPエキスパートは全体の工程を理解しているため、コミュニケーションの橋渡し役となるだけでなく、連絡ミスや確認漏れがないか常に注意を払っている。

苦手分野を克服することの大切さ

印刷会社に長年在籍すると、自分の部署やその工程の知識は自然と身に付くものである。しかし、他部門のことは意外と知らないことが多い。
また、何をどうすべきか対処すべきことは分かっていても、なぜそうなるかを質問されると説明できないことも多い。

経験豊富な方がDTPエキスパートを受験するとき、もっとも苦労することはこの点である。
つまり、他部門や他の工程のことは、表面的には分かっているつもりでも、実は正確に理解していないことに気付かされる。

DTPエキスパートは、上流から下流まで、またアナログの印刷知識からDTP、コンピュータ知識、最新のデジタル印刷まで理解していなければ、合格することができない。
DTPエキスパートの勉強に取り組んで、初めて色彩論やカラーマネジメントを理解する人も実は多いのである。

それだけに、勉強して苦手分野を克服した人は、全工程の知識をバランス良く身に付けた印刷人と胸を張ることができる。
社内やその分野でしか通用しないローカルルールや方言ではなく、印刷の共通言語を習得したと言い換えることもできる。

営業担当者の本当の役割はセールスだけではない

例えば、印刷会社の営業担当者の業務は、単にセールス活動をおこなうだけではない。顧客の依頼や要求を制作部門に正確に伝え、制作・製造、デリバリーに到るまで目を配り、最終的に顧客が満足する製品を届ける役割と責任がある。

上流から下流まで全工程を正確に理解していなければ、思わぬ連絡ミスや勘違いでトラブルを引き起こすこともある。普段から「担当者やその部門に任せているから安心」と言って、自分で内容を把握していない営業担当者は、実は周囲から要注意人物扱いされているものだ。

また、印刷会社は通常、工程毎に部門が分かれている。そのため、他部門に対して不平不満を抱えている社員も多い。しかし、実際には他工程の知識不足が原因であることも多い。

DTPエキスパートの知識があれば、全体の工程を理解しているため、コミュニケーションの橋渡し役となることができる。危険予知に敏感であり、連絡ミスや確認漏れがないか常に注意を払っている。万一クレームがあった場合でも、迅速に社内の取りまとめをおこない、対処することも出来るだろう。

DTPエキスパートで会社が変わる

近年では、新入社員全員、または営業部門全員、あるいは希望者を募り、DTPエキスパート受験を奨励している企業も多い。入社後数年間という期限を設けている企業もある。

印刷の全工程に関する知識をバランスよく身に付けていること、他部門の業務を理解していることで、社内コミュニケーションはもちろん、顧客にも信頼される印刷人となるはずである。まして、入社後早い段階で全体工程の知識を身に付けることは、一人前の印刷人となる上で大きく前進するはずだ。

企業として受験を奨励し、受験のための学習機会や勉強会を設けるといったサポートは、社員個々のスキルアップのためだけではない。
全体のレベルアップ、企業の体質改善のためであり、顧客の信頼を得ることができ、品質向上や事故防止に繋がることは疑いない。

(CS部 千葉 弘幸)

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