キヤノンMJ、UV硬化型大判フラットベッドプリンター発売

掲載日:2017年9月29日

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(代表取締役社長:峯松憲二)は、サイン&ディスプレイ市場および建装材などへデジタル印刷を行う産業印刷市場向けに、オセ社(Océ Holding B.V.、本社:オランダ フェンロー市、CEO:Anton Schaaf)製のUV硬化型大判フラットベッドプリンター“Océ Arizona(アリゾナ)”シリーズの販売を開始します。その第一弾として“Océ Arizona 1280GT”を2018年1月より発売します。

 

  「Oce Arizona 1280GT」は、最大8色のUV硬化インクを搭載することが可能で、オペレーターの操作性を向上させる精巧なフラットベッドテーブルとあわせ、多様なメディア対応と高画質印刷を実現する。サイン&ディスプレイ用途として、スチレンボードなど厚みのある板状メディアへの印刷に加え、屋内外向け広告などに使用するロールメディア印刷(オプション)に対応。さらに、新たな事業分野である産業印刷用途として、デジタル印刷の需要拡大が見込まれるガラスや木材、建築用パネルなどへの直接印刷にも対応しています。

 

 

Océ Arizona1280GT  ※ロールメディアオプション装着時

 

発売情報

Océ Arizona 1280GT

 

価格  個別見積もり※     発売日 2018年1月上旬
※ システム構成などにより価格は変動します。

 

おもな特長

可変ドット方式による高画質印刷
インクの吐出を6pl※1から42plの複数サイズに可変する「VariaDot®(バリアドット)イメージング技術」により、シャドー部や中間色の滑らかな表現性を高めています。さらに、ライトシアンとライトマゼンタのインクを含めた構成にすることでより滑らかな階調表現を実現します。
※1 ピコリットル

「白」、「クリア」インクの搭載により多彩な表面装飾を実現
白インクとクリアインクを搭載することで、ウィンドウ装飾や透明メディアへの高画質な印刷と光沢感や装飾感を高めた印刷を実現しています。UV硬化インクにより多様なメディアに印刷が可能なため、印刷事業者のさまざまな印刷分野のビジネス拡大を支援します。

高生産性を支える機能群とオプション
標準機能とオプションにてオペレーターの作業を効率化し生産性を高めます。
・プロダクションモードで20.4m2/時の印字速度
・フットペダル式レジストピン操作(メディアの位置合わせ用途)
・6エリア分割制御が可能なバキュームシステム
・インクヘッドの自動メンテナンス(オプション)

ロールメディアオプションでロール紙にも対応
ロールメディアオプションを使用することで、印字幅最大219cmまでのロール紙への印刷に対応します。ロール紙の印刷は、印字面の内巻き・外巻きに対応しています。限られた設置スペースにおいて板状およびロールメディアへの印刷の1台2役のプリンターを求めるニーズに応えます。

<主な想定印刷成果物>
サイン&ディスプレイ向け
・透明メディアへの3層印刷(カラー/白/カラー)
・電飾看板、電柱看板、カルプ文字
・店舗などで利用する等身大店頭販促(POP)、商品陳列用の什器
・ターポリンや塩化ビニールなどの広告用途(ロールメディアオプション装着時)
産業分野向け
・紙器、段ボールパッケージのプロトタイプ作成、小ロット生産向け用途
・プラスチックや木製の販促材や土産品
・ガラス、パネル、家具、木材などの建装材
・電子機器などの操作

 

UV硬化型大判フラットベッドプリンターの国内市場動向

UV硬化型大判フラットベッドプリンターの国内市場動向は、今後国内で開催される世界的スポーツイベントに向けて、サイン、屋内外広告、販促材などの印刷需要の拡大が予想されます。また、特に産業分野において、従来のスクリーン印刷からデジタル印刷へのシフトにより、堅調な成長を見込んでいます。(キヤノンMJ調べ)

 

【お問い合せ先】
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
プロダクションプリンティング商品企画部 商品企画第二課
電話番号03-6719-9642