JAGATが来年4月に実施する「新入社員セミナー2026」の案内パンフレットが先日無事に仕上がった。その紙面に掲載されているイメージカット3点のうち2点は執筆子が撮影した写真であり、2025年開催の新入社員セミナーで撮影したものである。約7カ月間ハードディスクドライブに保存され、ようやく活用されることになった画像だ。言い方を変えると、撮影後すぐに使うわけではないものの将来いざ必要だというときに備え、事前にストックしておいた写真である。
販促用の素材は、前もって準備しておくことが望ましい。例えばクリスマスシーズンや三が日などにおける街中のイメージカットなどは、昨年のうちに撮影しておくよりほかない。そこで、それを提案という形で営業活動につなげていくのも一つの方策だろう。つまり、「ちなみに、このような催事を来年も展開する予定ですか?」「そのときに備えて、今からこのようなご準備はいかがですか?」などと、要するに顧客の担当者に対して「一言聞く/言う」ことだ(余談だが、「ちなみに」という接続詞は、このような場合において非常に使い勝手のよい言葉だと思う)。聞く分にはタダであるし、そのような会話を通じてつかめることもあるだろう。
さて、本誌最新号の特集記事ではチームで取り組む営業活動について焦点を当てており、その中に「行動の分解」という考え方が登場する。その趣旨は、売れている営業担当者が必ず行っている「誰でもできるけれど効果抜群の行動」を掘り下げていくことであるが、その一つに「一言聞く/言う」というのがあるのではないだろうか。
ここから先の内容は、ぜひ本誌をお手に取っていただきたい。そして、新入社員セミナー2026の内容のチェックもお忘れなく(セミナーの詳細はこちら)。
『JAGAT info』2025年12月号のご案内
◯特集
「チームプレイ」で動く営業組織の仕組みを作る
庄司充(セールス・プロワン代表)
自社の営業組織に関して課題を感じている経営者は多い。そこで「強い営業組織」を見ていくと、例外なくチームプレイで動いていることが分かる。すなわち「営業が強い」と評価されている企業では、全てチームとしての動きを徹底している。
筆者の庄司氏は20年近くにわたり、「日本の営業を強くする」というミッションを掲げて「強い営業組織を作ること」に特化したコンサルティング事業に行ってきた。特集では、チーム営業が必要とされる理由をはじめそれを確立するプロセス、実際の運用やさらなる発展などについて、具体例を交えつつさまざまな角度から論じていく。
◯特別企画
『印刷白書2025』を読み解く
吉村マチ子(JAGAT研究・教育部)
『印刷白書2025』が好評発売中である。全5章で構成されており、印刷産業以外の読者にも産業の全体像を理解しやすいように配慮しているほか、印刷産業に関する最新データを見やすい図表にすることで、新たな事業の方向性やヒントを見つけ出す手助けとなることを目指している。
また、サステナビリティへの対応やAI活用、組織変革や人材活用などといった喫緊の経営課題についても触れており、印刷産業の現状を描き出している一冊だといえよう。特別企画では、同書の見どころについて紹介する。
■『JAGAT info』最新号の目次はこちらから
(『JAGAT info』編集部)


