キヤノンMJグループ 業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

掲載日:2018年10月26日

キヤノンマーケティングジャパングループが商業印刷事業を強化
業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

 

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社は、業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインの市場投入を開始し、商業印刷事業を強化する。提供するシステムは、製品マニュアルや書籍などの印刷生産システムとして製造業や印刷業向けに11 月上旬から発売を開始する。

この一貫印刷ラインは、オセのフルカラー連帳インクジェットプリンターの新製品「ColorStream 6700 Chroma」と、キヤノンのフルカラープロダクションプリンター「imagePRESS C10000VP」の印刷システムに、株式会社グーフの生産管理ソフトウエア「PC OneFlow」と、ホリゾンの製本システム「Smart Binding System」を連携させた印刷生産システムとなる。
印刷前後の各工程を自動化し、製品マニュアルや書籍、カタログ、パンフレットなどの印刷物を効率的に生産することが可能となる。

ColorStream 6700 Chroma

 

同生産システムは、キヤノンメディカルシステムズ株式会社に先行導入され、来年初めから医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして稼働を開始する。数万点におよぶマニュアルデータを自動で工務設計し、制作、印刷から製本まで一貫して生産効率を向上できるほか、必要時に必要な部数のみを作成することで在庫の適正化を図ることが可能になる。

キヤノンメディカルシステムズの医療機器製品マニュアルの自動化生産システム

医療機器製品マニュアルは、法改正など、製品マニュアルの内容を即時に修正する必要があるほか、印刷のカスレや落丁など品質にともなうトラブルはリコール対象になる場合があり、品質とトレーサビリティーを担保した生産システムの構築が求められる。

このような医療機器製品マニュアルの課題に対してこのシステムでは、プリフライトや面付けなどの印刷前処理から下版データの管理、印刷、印刷検査ログの取得、製本、断裁を含む全工程の自動化を図り、リードタイムの削減と不良品の排除を実現している。

また、製品マニュアルを個別に管理できるので、リコールなどの問題が生じた際に製品マニュアルの印刷時期や出荷状況を追跡し、どこで不良が生じたかを確認できるなどトレーサビリティーにもすぐれている。

 


● お問い合わせ先:
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
マーケティング部 マーケティング第三課03 ー6719 ー9642(直通)
● ColorStream ホームページ:http://www.canon-pps.co.jp/products/production-printer/oce-printer/colorstream/index.html
● 高速・連帳プリンターホームページ:canon.jp/oce