第50期DTPエキスパート認証試験結果総評

掲載日:2018年10月31日
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2018年8月26日(日)に実施しました第50期DTPエキスパート認証試験総評を掲載いたします。

1.結果概要

学科試験と実技試験(課題制作)を併せた最終合格者は146名(合格率50.9%)

2.学科試験

カリキュラム第12版をベースに、新出題項目を加えて全98問(687設問)の出題により実施した。 当日試験には287名が取り組み、うち170名が合格となった。(学科合格率59.2%) 事前に今期新出題項目として発表した項目の中から、下記テーマについて出題した。

  • Japan Color 2011とデジタル印刷認証
  • CIEDE2000(ΔE 2000)
  • デジタル印刷のビジネスモデル
  • デジタル印刷の表面加工
  • デジタルマーケティングと紙メディアの連係
  • 縦組みWebの仕組みと利用法

新出題項目については、比較的基本的な内容を問う方向での出題となった。 このため、新問題の正答率が目立って低くなるものは少なく、概ね平均的な値となった。

3.実技試験

学科試験当日配布される『課題制作要項』に基づき4週間で取り組んでいただく実技試験については、冊子課題(携帯電話マニュアル)/ペラ物課題(こども絵画作品展のDMハガキ)を出題し、253名が期間内に課題制作物を提出した。 実技試験合格者:209名 (提出者ベースで81.0%)  

提出課題総評

比較的高めとなった学科合格率を反映し、実技試験への取り組み率が高めとなり、提出率89.9%となった。

当試験の大きな特長の一つとして、実技試験を通して印刷物製作のプロセスを体感してもらえる試験、という点がある。今回は、そうした試験の意義を感じていただける機会となったかと思う。

冊子課題は従来通り携帯電話マニュアル、ペラ物課題についてはこどもの絵画展来場を促すDMハガキの制作を出題した。

DMハガキでは、絵画作品の画像数点、会場地図、プロジェクトロゴデータなどの画像データとともに、掲載情報のテキストデータを素材データとして提供した。課題制作の手引きでは、制作の背景とともにクライアントの意図を示した。これらの目的に沿うようなDMハガキを、指定内容に従って制作する課題である。

レイアウトや色使いなどさまざまな工夫の見られる提出作品が多く、おおむね水準をクリアしているものが多かった中、下記が目立った減点項目となった。

絵画作品の画像データの扱い

絵画作品展に来場を促すハガキのため、作品のよさを損なうような配置や画像加工は避けるべきである。来場用の文字情報を際立たせようとするあまり、絵画作品上に大きく乗せてしまったり、背景画像とまったくそぐわないような文字装飾でレイアウトしてしまっているもの、またオリジナル作品のよさを無視して大胆にトリミングしてしまっているものなどは、減点の対象となった。

郵便物としての常識や発送に必要な規定

表面は宛名面となるため、要素配置可能な領域や必要項目は手引きに従い正しく制作しなければならない。 規定にある項目などに従っていないものについては、発送事故となる可能性があるため厳しく減点することとなった。


実技試験では、今回でDMハガキが4回目の出題となったが、今後も『印刷物の強みを発揮する』をテーマに、新たな題材を出題していく可能性もある。

2018.10 DTPエキスパート認証委員会 文責:JAGAT資格制度事務局

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