印刷物制作の全体像を理解するための学習方法を紹介します。
印刷物制作は工程が多岐にわたり、ビジネスとして展開するためには、メディアビジネスに関わる幅広い知識を体系的に習得する必要があります。
以下は、印刷物制作の全工程の一例を、各工程を担う人材とともに示したものです。
各工程は単独で完結するものではなく、前後工程を含め全体と密接に関連しています。そのため、工程全体を理解し、関係者との相互理解を深めることが、より良い印刷物制作につながります。
「頼りになる印刷人材」になるためには、各自の担当業務にとどまらず、工程全体について一定の知識を持つことが重要です。 JAGATが提供する「DTPエキスパート認証制度」では、これら一連の工程を体系的に習得することを目指しています。
「DTP」と聞くと、印刷入稿までのレイアウトデータ制作工程のみを想像されるかもしれませんが、DTPエキスパート認証制度は、印刷物の制作目的に応じたデザインレイアウトから入稿データ制作、印刷、製本や表面加工などの後工程も含めた全体を対象としています。印刷ビジネスを展開するために必要な知識を、「DTP」という手法を通じたコンテンツ制作を起点に、上流工程・下流工程へと広げて習得範囲としています。
以下は、「DTPエキスパート認証取得」に向けた学習方法をまとめたものです。
認証取得のためには、認証タイプに応じて学科試験および実技試験に取り組んでいただく必要があります。そのため、ハードルの高さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、[印刷物制作の全体像を知る]の項目で紹介した教材を活用して学習するだけでも、印刷物制作に関する知識を身に付けるうえで有効です。
教材の一つである「DTPエキスパート学科総合解説講座」では、印刷物制作全体を44本の動画で解説しています。その中の1セクションである「印刷物の企画」では、制作コンセプトから製造方式に至るまで、どのように関連しているのかを以下のように示しながら、企画業務全体を説明しています。
「DTPエキスパート学科総合解説講座:印刷物の企画」
(担当講師:(株)スイッチ 影山史枝)
❶設計:コミュニケーション戦略の基盤として印刷物を活用するため、「目的」「ターゲット」「コンセプト」を決定し、これをもとに「印刷仕様」を設計する一連の流れを解説
❷印刷物の素材:原稿(テキスト、写真、イラストなど)の種類と制作について、さまざまな入手方法とともに解説
❸印刷物のサイズと用紙:用紙規格について、面付や印刷工程、使用する印刷機のタイプや用紙調達との関連を含めて解説
❹用紙選択:印刷物の用途や使用環境に応じた印刷用紙の選択について、発色、質感、特殊加工への対応、環境配慮、屋外利用、光源など、さまざまな選択要件を示しながら解説
日々の業務を抱えながら取り組む社会人にとって、明確な目標設定は自らの動機付けにもつながり効果的です。
DTPエキスパート認証取得を目標とすることで、「なんとなくわかった気になる」段階から、「理解して実務に活用できる」段階へと習得レベルが高まることが期待されます。
といった思いを持つ方は、学習体系図を参考に、DTPエキスパート認証取得を通じたスキル形成を検討していただければ幸いです。
(JAGAT資格制度事務局)
次回試験までの約5カ月で印刷総合知識の習得に取り組んでみませんか?JAGAT発行の各種教材詳細については、[学習ツールのご案内]ページよりご覧いただけます。
DTPエキスパート出願・更新希望の方はこちら
再取得制度について
資格制度