DTPの基礎知識を習得しよう!

掲載日:2019年1月7日
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JAGATエキスパートDAYは盛況だった。しかし、改めてDTPの基礎項目の重要性が再認識されたとも言える。

盛況だったJAGATエキスパートDAY

昨年末の2018年12月21日(金)、東京都杉並区のJAGATにて「印刷メディアの強みを活かし、あらたな価値を生み出す人材」をテーマとした「JAGATエキスパートDAY」を開催した。

そのうち、DTPエキスパート関連のテーマとして、以下のような内容のセミナーを開催した。

(1)「カラーマネジメント初級者編」(石塚晃氏)
(2)「Photoshopを活用した印刷データ補正の実際」(村上良日氏、鰯屋)
(3)「日本語組版の基礎知識~美しい文字組版を次の世代にも伝えたい」(山田清史氏、モトヤDTPスクール)
(4)「Adobe CCを活用した”今どきの使い方”で作業効率アップ!」(森裕司氏、ザッツ)
(5)「デザイン・レイアウト 基本の”き”~学習編・体験編」(樋口泰行氏、樋口デザイン事務所)
(6)「入稿ルールをアップデートしよう?用語解説から考えるデータ作成のポイント」(尾花暁氏)

講師諸氏の協力もあり、たいへん豪華な内容となった。そのため、年末の多忙な時期にも係わらず、どのセミナーもたいへんな活況となったことを報告する。大勢の方が参加し、真摯な眼差しで聴講されていた。

DTPエキスパートに期待される能力

一方で、近年の印刷業界では、DTPの基礎が十分に浸透していないのではという疑念にかられている。

つまり、PhotoshopやInDesignで最低限度の業務をこなせるようにはなっているが、表面的な知識だけでオペレーションしているのでは、と感じている。カラーマネジメントの基本や組版ルールの意味はしっかり理解されているだろうか、と感じることも少なくない。
また、DTPのベテランに限って言うと、最新アプリケーションの機能を知らずに、20年前の常識やルールに束縛されていることも散見される。

昨今、スマートフォンが普及して誰にでも使えるようになっている。電話やSNS、オンラインショッピング、さまざまな会員登録やポイント制度、交通機関の予約・チケット購入、キャッシュレス決済など、あらゆる方面で活用されているのは誰しも認めることである。
しかし、あまりにも手軽に利用できるようになったため、近年の若者はPCに触れる機会が少なくなっているという説もある。

また、かつての印刷物製作は、美しい印刷物を製作することがゴールだと言われていた。つまり、右肩上がりの時代であり、仕上がりの良い印刷物を製作することが継続受注につながっていたためである。

今では、集客を増やすこと、ファンを育成すること、売上そのものを増やすことなど、発注者の役に立つことが印刷企業のゴールとされるようになっている。つまり、発注者のマーケティング活動の一翼を担うことを期待されている。

DTPエキスパートに求められる資質も時代とともに変化していくのは当然である。現代のDTPエキスパートは、美しい印刷物の製作リーダーに加えて、印刷企業のキーパーソンであることが求められている。
これからの印刷企業を担う若者は、DTPエキスパート試験を通じて、現代の印刷人に求められる基礎知識をしっかり身につけてもらいたい。

(研究調査部 千葉 弘幸)

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