経営に直結する戦略思考とは?

掲載日:2019年7月26日

8月22日(木)、23日(金)に日本印刷技術協会本社で開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」で実施いたします特別講演では、管理職及びマーケティング担当者様向けと、経営者の方々に聴いていただきたい講演タイトルをご用意しました。


マーケティング活動を通じて学ぶビジネスの原点を異なる2つの視点から

企業の管理職・マネジャー、またマーケティング担当者の方々に聞いていただきたい特別講演セッションのご紹介です。

「翼を授ける」のキャッチコピーでおなじみのエナジードリンク「レッドブル」。創業者のディートリッヒ・マテシッツは、「我々のための市場は存在しない。我々がこれから作るのだ。」と宣言しました。レッドブルのマーケティング戦略は、プロスポーツチームの買収や、新しいカテゴリのスポーツイベントの開催など、独創的なイメージが先行していますが、その原点はどの企業にも共通する「市場の創造」でした。そしてこれらの施策を通して、自社商品の販売だけでなく、よりよい顧客体験を提供することで、長期的なブランド価値向上につなげ、市場の創造を成し遂げたのでした。今まで語られることがほとんどなかった物語を、元レッドブル・ジャパンマーケティング本部長の長田新子氏に語っていただきます。

いつの時代も「優良顧客との良好な関係構築と維持」にマーケターは頭を悩ませてきました。現在、様々なデジタルマーケティングツールを活用して行われている施策の原点が、三越の「お帳場制度」にありました。三越における最上位顧客と呼ばれる「帳場前主」には、「扱者(あつかいしゃ)」と呼ばれる担当が付きます。扱者は、帳場前主の「タンスの中まで知っている」と言われるほど、顧客との関係は深いものでした。バブル崩壊とそれに伴う百貨店不況により、顧客との関係構築が見直され、帳場制度を現代風にアレンジして作られた三越日本橋本店お得意様営業部では、地道な施策を繰り返し、様々な試行錯誤を経て、既存顧客からの売上向上を成し遂げました。同組織のマネジャーとして、数々の実績を残した鈴木一正氏に、究極のONE TO ONEマーケティング施策についてお話しいただきます。

どちらのセッションも、ここでしか聞けない貴重なお話です。


【管理職・マネジャー・マーケティングご担当者様向け】特別講演>

 「市場を創造するということ ~レッドブルが日本にもたらした変化とは」
(8/22(木)10:00~11:00 )

元 レッドブル・ジャパン マーケティング本部長 現 一般社団法人 渋谷未来デザイン 長田新子


「タンスの中まで知る」伝説のONE TO ONEマーケティング
(8/22(木)11:20~12:20 )

元 三越日本橋本店お得意様営業部マネジャー 現 お得意様育成事務所スズセイ 代表 鈴木一正


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経営活動に直結する戦略思考と組織改革の実例を学ぶ

企業の経営者、役員の皆様に聴いていただきたい特別講演セッションのご紹介です。

「戦略」とは何か?ビジネスパーソンにとって魅力的な響きを持つこの「戦略」という言葉に対し、「なぜ『戦略』で差がつくのか。-戦略思考でマーケティングは強くなる」の著者である音部大輔氏は、「戦略とは、目的達成のために資源をどう利用するかの指針」と、明確に定義付けています。つまり、達成すべき目的があり、かつ資源が有限である時に必要となるのが戦略であり、売上を向上させるために実行するのが販売戦略、経営上の目的達成のために行うのが経営戦略となります。本講演では、戦略を正しく理解し、思考の道具として活用するための考え方を学びます。

デジタルトランスフォーメーション(DX)によって顧客の購買行動の劇的な変化し、その傾向はBtoCだけではなくBtoBにおいても顕著になっています。3年前に半導体メーカーのインテルから横河電機に移籍した阿部剛士氏は、「DXに対応するため、マーケティングの力で会社を変えてほしい。」という経営陣からの依頼を受けて、組織の改革に着手しました。今、横河電機のマーケティング部には、営業部門だけでなく、工業デザインやR&Dセンター、さらには知財部門までも入っており、いわば1つの企業体に近い状態です。その結果、意思決定のスピードは劇的に早まりました。こうしたマーケティング活動を経営活動そのものと捉える考え方は、中小企業にこそ当てはまるものといえます。聴いたその日から、ビジネスのヒントが見つかる講演ですので、ぜひお聴きいただきたいと思います。


現代のスポーツ新聞を再発明する

今年9月のラグビー・ワールドカップ、そして来年には東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本のスポーツ界が盛り上がってゆく大きなチャンスが到来しました。スポーツは「やる人」「見る人」「応援する人」など多くの人を一つにする力があり、健康寿命が延び、可処分時間が延びている中ますます多くの人がスポーツに関与することになります。

スポーツ新聞社は、自社の発行する新聞だけでなく、webサイトからの速報性の高い記事発信ゴルフやマラソンなどの各種スポーツ大会の主催、後援、協賛といった活動を行っています。これらの様々な資産をDXが進む現代に即した形で活用すべく、新たにスポーツニッポン新聞社のCDOに就任した江端浩人氏の考えるスポーツ新聞の再発明とは?デジタルマーケテイング界きっての実績と知見を持つ同氏の取り組みを語っていただきます。


【経営者・役員向け】特別講演

「戦略思考で考えるジャイアントキリング」
8月23日(金)10:00~11:00

クー・マーケティング・カンパニー 代表 音部大輔


「デジタル×スポーツ×マーケティング」
8月23日(金)11:20~12:20

江端浩人事務所 代表 スポーツニッポン新聞社 特任執行役員 CDO 江端 浩人


「デジタル・トランスフォーメーションとマーケティング ~デジタル時代におけるB2Bマーケティングの戦略と組織」
8月23日(金)14:10~15:10

横河電機株式会社 常務執行役員 兼 マーケティング本部長 阿部剛士



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ご参加お待ちしております。

(JAGAT Summer Fes 2019事務局)