2019年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞の受賞を発表

掲載日:2019年12月24日
酒造り、ウェブサービス開発など多彩なデザイン提案9件が選出
2月5日(水)の最終審査に向けてクリエイターと企業が協業開始

 東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード」は、本日、2019年度のテーマ賞9件の受賞を発表しました。
東京ビジネスデザインアワードは、東京都内中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、クリエイターからビジネス全体のデザイン提案を募り、両者をマッチングして実現化を目指すコンペティションです。
これまでに実現した事業は15件以上あり、近年では、2016年度優秀賞のウェアラブルメモ「wemo」が、発売から2年で36万本を販売するヒット商品となり、日本文具大賞優秀賞を受賞するなど、実績を重ねています。
第8回となる本年度は、各社の持つ技術・素材など9件の「テーマ」に対し、全国のクリエイターから、初年度以来2番目に多い全161件の提案が寄せられ、審査会による一次審査、テーマに選定された企業も交えての二次審査を経て、9件のテーマ賞が選出されました。

 

【今年度テーマ賞の特徴】

8年目で初めての分野である食品(酒造り)やシステム開発(ウェブサービス・ノート販売システム)など、従来のものづくりの枠にとらわれない柔軟な発想による提案が数多く受賞。
審査委員会からも、全体を通じて「プロダクトを“作って終わり”ではなく、事業実現化後の市場への流通を見据えたビジネスモデルを精緻に組み込んだ提案が増加しており、今後の展開が期待できる。」と高く評価されました。

◆提案最終審査について

テーマ賞受賞提案9件は、来年2月5日(水)に一般公開で実施される提案最終審査に進み、受賞クリエイターがプレゼンテーションを行います。また、発表内容にあわせ、試作品やビジネスモデル図も展示します。
当日は、プレゼンテーション後に審査を行い、最優秀賞(1件・賞金50万円)、優秀賞(2件・賞金各10万円)の結果発表・表彰式を実施します。その後、企業とクリエイターは提案の実現化へ向けて取り組んでいきます。

この提案最終審査は会場を一般に公開して開催し、観覧申し込みはメールにて受け付けます。
※当イベントのご取材詳細については、後日改めてご案内をさせていただきます。

 

日 時:2020年2月5日(水)14:00-17:30(開場13:30)
会 場:東京ミッドタウン・カンファレンス Room7
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F)
申 込:一般観覧希望者は、件名を「提案最終審査 観覧参加申込」として、メール本文に[参加者氏名/所属企業名/部署/メールアドレス]を明記し、tokyo-design@jidp.or.jp へ申し込み。

 

◆2019年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞


 
テーマ1生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」
株式会社セルファイバ(文京区)
提案:新規培養技術による『酒づくりイノベーション』
清水覚(プランナー)[ヤフー株式会社]、清水大輔(デザイナー)[SHIMIZUDESIGN]

 

テーマ2世界最高レベルの「極細シリコン輪ゴム製造技術」
有限会社精工パッキング(葛飾区)
提案:「極細シリコン輪ゴム製造技術」で香りをもっと自由に楽しめるプロダクトの提案
谷川亮太(プロデューサー)[イロ]、干場邦一(アートディレクター)[カタチ/イロ]、
笠原まみ(デザイナー)[カタチ]

 

テーマ3時間・空間・自由を生む「不動産ソリューションシステム」
押入れ産業株式会社(港区)
提案:レンタル収納の運営ノウハウを応用させた、展示空間の提案
深澤侑悟(インテリアデザイナー)[設計事務所アイオイ]

 

テーマ4あらゆる仕様をユーザーが自由に選べる「ノート設計システム」
株式会社研恒社(千代田区)
提案:「ノート設計システム」のビジネスモデルを拡張するプロダクト提案
今井裕平、林雄三、高橋良弘、鈴木杏奈、鄭呟采(デザイナー)[kenma Inc.]

 

テーマ5アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」
有限会社坪川製箱所(葛飾区)
提案:「段ボール加工技術」から生み出す明かりの防災プロダクト
柳沢祐治(デザイナー)[YUJI YANAGISAWA DESIGN]

 

テーマ61ミクロンの精度で削り出す「金属切削加工技術」
有限会社園部製作所(江東区)
提案:金属切削加工で作る新しい食体験
松井峻輝(デザイナー)、本庄元(プランナー)[凸版印刷株式会社]、河内貴史(デザイナー)

 

テーマ7運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」
株式会社アーク情報システム(千代田区)
提案:ものづくりをアップデートする新サービスの提案
清水覚(プランナー)[ヤフー株式会社]

 

テーマ8文化財レプリカ製作で培った「模型製作技術」
株式会社トリアド工房(八王子市)
提案:模型製作技術を活かした家族の思い出を手元に残すサービス
山本伸明(クリエイティブディレクター)、伊波元樹(アートディレクター)[株式会社矛盾社]

 

テーマ9繰り返し使え、耐久性に優れた「ダンプラシート」
第一合成株式会社(八王子市)
提案:素早く空間設計ができるダンプラ製オフィスツール
多湖俊一郎(プランナー)、木下豪(プランナー)、亀井敬太(デザイナー)[9FEET DESIGN]

 

2019年度東京ビジネスデザインアワード開催概要


都内ものづくり中小企業の持つ技術や素材等をテーマとして公募した上で、クリエイターより新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティション。2012年に開始し本年度で8回目。
東京都内の中小企業で、デザインを導入した新事業実現に意欲のある企業であれば業種を問わず、自社の技術や素材等をテーマとして応募することが可能。
「テーマ」と「提案」のマッチングが成立した事例については、アワード終了後1年間継続して、デザイナー、工学博士、弁理士、マーケティング専門家等により構成された審査委員、事務局によるアドバイス(商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓)を通じ、事業化・商品化・販路拡大を支援。

公式ウェブサイト https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html