サンプル問題3【印刷技術】

掲載日:2021年1月21日
このエントリーをはてなブックマークに追加

スクリーニング

次の文中の空欄[A]~[E]に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

塗る・塗らないの2階調の印刷表現を行い、塗られる面積の大小で濃淡を表現する技術のことを、スクリーニングという。[A]の再現性に優れ、大量印刷に適したオフセット印刷を支える技術の一つである。

網点の間隔が一定で、網点の[B]で濃淡を表すAMスクリーニングに対して、[B]は一定だが、その[C]を変えることにより濃淡を表す網点方式をFMスクリーニングと呼んでいる。

AMスクリーニングでは、異なる版の網点同士が干渉してモアレを起こしてしまうことがある。版の網角度を[D]離すと、モアレは最少になる。カラー印刷ではCMYKの4版が必要であるため、90度の範囲内で角度を変える必要がある。CMK3版の網角度を30度ずつ変え、CMK 中のどれか2 版の間にY 版を置く。Y 版はモアレが目立ちにくいため、他の版との差を15度とする。このように4版の網角度を振り分ける。

AMスクリーニングでは網点同士によるモアレ以外に、窓のブラインドやビルの壁面タイルパターンと網点が干渉し、モアレが発生する場合がある。また、30 度ずつ離れている3 版の網が重なると、絵柄によっては[E]が発生し目立つ場合がある。

しかしAMスクリーニングは、[C]が一定のため、ハイライトから中間、シャドウまでトーンのつながりが均一で安定した仕上がりを得ることができるというメリットもある。

FMスクリーニングは[C]を変えて濃淡を表すために、ハイライト部とシャドウ部では[C]が異なり、ハイライトでは[C]が粗く、なめらかさが損なわれ、荒れた感じに見えることがある。ただし、FMスクリーニングは規則性がないため、網点同士の干渉モアレが理論的には起こらない。絵柄との干渉モアレも起こりにくいという長所を有している。一方で網点が高精細であるために再現が難しく、印刷が難しいことが短所である。

解答群

[A] ①文字種 ②写真や色など ③レイアウト ④五感

[B] ①間隔(密度) ②形状 ③大きさ(面積率)

[C] ①間隔(密度) ②形状 ③大きさ(面積率)

[D] ①45度 ②30度 ③15度

[E] ①ロゼッタパターン ②ドットパターン ③30度パターン


▶DTPエキスパートカリキュラム第14版をご覧になりたい方はこちらから