DTPエキスパート認証試験 実技課題をPDF/X-4に移行

掲載日:2022年1月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

公益社団法人日本印刷技術協会(略称:JAGAT、本社:東京都杉並区、会長:塚田司郎)は、同協会DTPエキスパート認証制度の試験方式を一部改定することを発表しました。

『DTPエキスパート認証試験 実技課題をPDF/X-4に移行』

DTPエキスパート認証制度は、「よいコミュニケーション、よい印刷物」のための知識・技能を習得したことを認証する制度で、1994年以来、56回の試験を実施しました。50,000人以上が受験し、延べ合格者数は23,000人を超えています。国内の印刷業界におけるスタンダードな学習カリキュラムと言えます。

この試験は、学科(択一式)試験だけの「DTPエキスパート」と実技課題を伴う「DTPエキスパート・マイスター」の2種類から構成されています。

このたび、「DTPエキスパート・マイスター」の実技課題の提出方式を変更し、PDF/X-4に限定することとします。この変更は、2022年3月13日(日)に実施する第57期試験より適用されます。

背景:実技課題の変遷

2017年3月第47期試験まで、課題提出方法を[PDF/X-1a]に限定していました。その後、2017年8月の第48期試験より[PDF/X-1aとPDF/X-4のどちらか]に変更されました。国内の印刷業界で利用の多いPDF/X-1aと、より制約が少ないPDF/X-4の両方を併用するとしました。

現在では、Adobe PDF Print Engineを搭載した最新のワークフローRIP(印刷データ変換装置)が普及したことで、「透明効果」を保持したPDF/X-4データを扱うことができ、トラブルの少ないワークフローが確立しました。

このような状況を踏まえて、実技課題の形式をPDF/X-4に限定することとなりました。

次回DTPエキスパート認証試験の実施予定

次回の第57期DTPエキスパート認証試験は、2022年3月13日(日)に実施します。受験申請期間は2022年1月7日(金)~2月10日(木)となっており、同サイトの申請フォームから申込むことができます。

【公益社団法人日本印刷技術協会】

公益社団法人日本印刷技術協会(略称:JAGAT、Japan Association of Graphic Arts Technology)は、印刷に関する技術の開発・向上により、印刷および関連産業の発展、貢献を目的として1967年に創立されています。

【本書の内容・リリースに関するお問合せ先】

〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11
公益社団法人 日本印刷技術協会 広報担当まで
TEL 03-3384-3113 FAX 03-3384-3168