マーケティングで仕事をつくることを、改めて考えよう 〜『JAGAT info』2022年5月号のご案内

掲載日:2022年5月16日

JAGATでは「デジタル×紙×マーケティング」を標語に掲げており、「印刷会社もマーケティングを行うべきだ」と折に触れて提唱している。とりわけこのコロナ禍では、今まで通りに単に仕事を受注するだけではなく、自ら仕事を取りにいく、あるいは仕事をつくっていくというビジネスマインドが必要になってくる。そして、それを支えてくれるものの一つが、マーケティングに関する知識やノウハウ、あるいはマーケティングのツールであろう。
『JAGAT info』2022年5月号では、印刷会社のマーケティングに関連した論考を二本立てで収録している。これは意図的に企画したもので、特集の方は印刷会社の内部からの視点で、特別企画の方は印刷会社の外部からの視点でそれぞれ論じている。そのため、両者の議論を比較してみるだけでも新たなヒントが得られるだろう。
その特集記事では、デジタルマーケティングとそれを支えるインサイドセールスの存在にスポットを当てている。いわゆる「内勤の営業」だが、足で稼ぐのが難しくなった分、デジタルの力で全国、全世界に自社の存在をPRして仕事を集めることが主要なミッションであり、誰もがスマートフォンを一台持っているような現代ならではの営業スタイルだといえよう。そして、そのシーンでもマーケティングの思考法が威力を発揮することから、やはりマーケティングの考え方を社内に取り入れていくことは十分に意義のあることなのである。本腰を入れて、取り組みたい。

 

『JAGAT info』2022年5月号のご案内

◯特集 page2022開催報告
 インサイドセールスの機能と役割
 −マーケティング部長2人が語るニューノーマルの営業−

印刷会社の特徴の一つに、営業担当者は基本的に全員が「外回り営業」であり、いわゆる営業企画部門を持つ会社はほとんどない点が挙げられる。そのため、コロナ禍で在宅勤務が普及したことにより、顧客との接点の在り方が大きく変化した。既存顧客のほかに新規顧客とも接点を持つためには、ウェブサイトやメールマガジンなどのデジタルマーケティングの分野にも足を踏み出す必要があり、それらを担当するインサイドセールス、すなわち内勤中心の営業担当者の存在が注目を浴びている。
そこで特集では、2022年2月8日に配信したpage2022オンラインカンファレンス【C2】の議論要旨を収録する。従来型のアナログ的な営業手法と新たなデジタル的営業手法をどのように組み合わせていけばよいのか、営業体制の再構築に向けたヒントを得てほしい。

◯特別企画 page2022開催報告
 勝ち残る印刷会社のマーケティング戦略

マーケティングに対して何となく未来を感じている人は多いが、果たして本当なのだろうか。マーケティングに投資して勉強すれば、明るい未来が手に入るのであろうか。
特別企画では、page2022オンラインセミナー【S2】(2022年2月8日配信)の講演要旨を掲載する。上記の問い掛けを出発点として、マーケティングに関する論点を整理のうえ、「やはりマーケティングにしか未来はない」と考えてほしいというのが、マーケティングに長年向き合ってきた登壇者からのメッセージである。

(『JAGAT info』編集部)

■『JAGAT info』最新号の目次はこちらから → https://www.jagat.or.jp/magazine
■印刷総合研究会の詳細はこちらから → https://www.jagat.or.jp/pri