投稿者「hori」のアーカイブ

お詫びと訂正(デジタル印刷レポート2016-2017)

「デジタル印刷レポート2016-2017」の「デジタル印刷機総覧」コーナー内で、製品名、社名表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

 

下記1機種の製品名表記

【誤】 42ページ Océ varioPRINT 135
【正】 42ページ varioPRINT 135

 

下記5機種の社名表記

・39ページ DreamLabo 5000
・41ページ imagePRESS C10000VP
・41ページ imagePRESS C800
・42ページ varioPRINT 135
・45ページ imagePROGRAF PRO-4000

【誤】 キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
【正】 キヤノンマーケティングジャパン株式会社

印刷博物館 企画展「武士と印刷」開催

印刷博物館では2016年10月22日(土)より企画展「武士と印刷」を開催します。武士の展覧会といえば、刀や甲冑がおなじみです。しかしそれだけではありません。

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意外なことに、印刷物を作らせた武士たちがいます。その代表は、徳川家康です。没後400年を経た今、企画展「武士と印刷」ではあらためてその印刷事業を取り上げます。同時に、特に戦国時代や江戸時代の武将、将軍、藩主で印刷物を製作させた人たちにも焦点を当て、武士による印刷物を幅広く展示します。

 

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(歌川国芳『稲葉山中におゐて荒猪を生捕たる強勇を大将の目にとまり臣下とす』 1847~1852年頃)

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代は、武士の印刷があった一方で、武者絵と呼ばれる浮世絵が人気を集めました。なかでも歌川国芳が描いた武者の姿は、躍動感に溢れ、人々を魅了しました。ところが、武者絵に描かれた武士のイメージは、同時代の印刷物を作らせた武士たちとは異なります。「摺られた武士」と「刷らせた武士」との間には、驚くほどのギャップがありました。

 

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(『泰西輿地図説』 1789年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武士たちが全国的に個性豊かな印刷を行ったことは、あまり知られていない日本史の一面です。本展では、「戦」が本分であった武士が、「知」による活動(=印刷)を行っていた事実を紹介します。徳川家康が目指し、続く武士たちが実現させた文治政治には、「印刷」が深く関わっていたことを考えていきます。

 

 

会 期 2016年10月22日(土)~2017年1月15日(日)
休館日 毎週月曜日
(ただし1月9日(月・祝)は開館。12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)は休館)
開館時間 10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料 一般500円、学生300円、中高生200円、小学生以下無料
※20名以上の団体は各50円引き
※65歳以上の方は無料
※身体障害者手帳等お持ちの方とその付き添いの方は無料
※11月3日(木・祝)文化の日は入場無料

 

印刷物は真摯なメディア

メディア分類で、インターネット広告と4マス(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)以外をプロモーションメディアと呼ぶが、この中には折込チラシ、DM、フリーペーパーなど印刷物が多い。

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drupaの規模と歴史を体感し 見えたpageの明るい未来

JAGAT主催イベント「page」事務局の一人として、drupaを視察・取材を通して「page」の未来について考えてみた。

 

 

まず冒頭に示したとおり、drupaは規模もさることながら、ドイツの歴史に裏打ちされたビジネス直結の見本市であり、リード(見込み客)を集めることが目立つ日本の「展示会」とは根本から違う(ベニー・ランダ氏によると、LANDA社は会期中に450€の発注があったとも)。

 

ただそうした投資直結の側面はありつつも、drupa2016来場者の60%が「新しい取引先を見つけた」にとどまっており、drupaといえども印刷物市場の拡大が望めなくなった業界動向には抗えない印象はある(会期中に発表された次回drupaの開催時期変更のニュースは、それを物語るには十分であろう)。

 

一方、来場者の属性に関しては、海外来場者の割合が高いことを除き、業種、役職などpageと大差はなく「印刷・メディアビジネスの総合イベント」であることに変わりはない。よってボトムアップ型の日本企業の特性に合わせて、pageはよりいっそう提携・協業を促し、印刷業界を活性化させていくイベントにしてきたいと考えている。

 

その上で、次回のpage2017では印刷会社および関連会社向けのゾーンである「印刷パートナーゾーン」を設け、出展を募集する。また来場者のビジネスを活性化させるゾーンもいくつか企画しており、その詳細については随時JAGATのホームページなどで紹介していくので、ご期待いただきたい。いずれにせよ、肌で体感することで得ることは多く、展示会に足を運ぶことの意義を実感できた。

(CS 部 堀 雄亮)

次回のpageはココが違う!

(page出展社の皆様へ)

2017年2月に開催するpage2017は、1988年の「page’88」の開催から数えて節目の30回目を迎えます。
8月1日の出展募集開始を前に、page2017の新企画、出展社のビジネス拡大に寄与するおススメプランをご紹介します。

「印刷パートナーゾーン」の設立(新企画)

「印刷パートナーゾーン」とは、印刷会社とのコラボレーション、パートナーシップを目指す印刷会社のための出展ゾーンです。page展の来場者の2/3を占める印刷関連業の方々にPRができるゾーンを今回初めて設定しました。

首都圏の営業拡大を図る地方の印刷会社や、独自技術や独自ソリューションの販路拡大をしたい印刷会社などの出展を募り、来場者とのビジネスマッチングやコラボレーションを図ることで、印刷業の活性化を促進します。尚、この「印刷パートナーゾーン」に関する企画説明会を8月3日(水)14時より、JAGATにて行います。詳細はこちらをご参照ください。

 

「出展見どころ情報」冊子の発行(新企画)

「印刷・メディアビジネスの総合イベント」として30年定着し、会期中延べ7万人が来場するpage展は、それだけで一つの強力なメディアと言えます。
そのpage展の出展社の見どころ、見せどころをコンパクトに集約した「出展見どころ情報」と言う小冊子(ミニカタログ)を発行し、来場者に配布します。

 

出展社主催「スポンサーズセミナー」は複数プランを設定

出展社主催の「スポンサーズセミナー」は、年々人気が高くなっており、多くの来場者の方々が参加されています。今回、会場規模や使用時間に応じた複数のタイプを設定します。
「展示ブース内のプレゼンコーナーでは訴求し切れない内容をスポンサーズセミナーで解説する」といった展開も可能となります。

 

この他にも、出展社の要望に応える様々な企画を検討中です。詳細が決まり次第、随時JAGATのHPでお伝えしていきますので、ご期待ください。

page2017出展のご案内

(page2017事務局 堀 雄亮)

ミマキエンジニアリング  drupa2016で3つのEDPアワード受賞

ミマキエンジニアリングは5月31日から6月10日まで、ドイツ・デュッセルドルフで開催された世界最大規模の国際印刷・メディア産業展「drupa 2016」で、3つのEDPアワードを受賞した。受賞式では、ミマキEUマーケティング部門ゼネラルマネージャー Mike Horston にトロフィーが渡された。

 

【受賞内容】

ミマキEUマーケティング部門ゼネラルマネージャー Mike Horston

 

  • UJV55-320: Best wide format roll to roll printer up to 320 cm
  • UJF-7151 plus: Best special object printer
  • Tx300P-1800: Best textile printer roll-to-roll up to 100 sqm/h

 

EDPアワード:欧州の印刷専門誌によって構成されるEDP(European Digital Press Association)の委員が、毎年デジタルプリントに関わる製品を評価し、価値の高い製品や技術に送られる賞です。

 

受賞プリンタのご紹介

UJV55-320
展示会名 drupa 2016
アワード名 EDP award 2016
カテゴリ Best wide format roll to roll printer up to 320 cm
受賞プリンタ UJV55-320: 3.2m幅 グランドフォーマットRoll to Roll LED-UV硬化インクジェットプリンタ

UV光(紫外線)を照射することで硬化する特殊なUV硬化インクでプリントする3.2m幅Roll to Rollタイプのインクジェットプリンタです。UV硬化インクの特長を活かした即納プリントや、ホワイトインクを使ったウィンドウサイン、UV2層、3層プリント、内照式看板と、仕事や、用途に合わせた最適なプリントが行えます。また、プリント中に内照式看板での仕上がりを確認できるLEDライトを搭載。その場ですぐに仕上がりを確認することでプリントミスによるメディアの無駄を減らし、生産効率を改善します。
3.2m幅のLED-UV硬化インクジェットプリンタとしては価格を抑えながら、60m2/h※1 のプリント速度を実現すると共に、プリント品質は特許を取得したディザ処理技術『MFD1』をはじめとした独自技術を搭載し『美しいプリント』を実現します。
※1:4色インクセット 高速モード 300×600dpi 4Pass バナープリント時
 UJV55-320|製品ページ


UJF-7151 plus
展示会名 drupa 2016
アワード名 EDP award 2016
カテゴリ Best special object printer
受賞プリンタ UJF-7151 plus:ハイパフォーマンスフラットベッドUVインクジェットプリンタ

高精度・高画質フラットベッドUV硬化インクジェットプリンタです。UJFシリーズで最大のプリントエリア(710mm×510mm)を持ち、左右2本のボールねじによるテーブル駆動によってプリント時のプリンタ本体の揺れ、テーブル駆動時の歪みを防止することによりインクの着弾性を安定させ高精度プリントを実現しています。
プリントヘッド内でインク循環し、ノズルトラブルも軽減いたします。
木材、樹脂、ガラス、金属など多様なメディアへのプリントが可能で工業印刷、ノベルティグッズなど多様な用途でご使用いただけます。
 UJF-7151 plus|製品ページ


Tx300P-1800
展示会名 drupa 2016
アワード名 EDP award 2016
カテゴリ Best textile printer roll-to-roll up to 100 sqm/h
受賞プリンタ Tx300P-1800:1.8m幅 Roll to Rollダイレクト捺染インクジェットプリンタ

テキスタイル・アパレル向け1.8m幅 Roll to Rollダイレクト捺染インクジェットプリンタです。吐出するインクのスピードを速くし直進性を高める新型ヘッドを搭載することでインクの着弾精度を高め、ハイギャップでの高画質プリントを可能にしました。新型のヘッドを搭載することで、従来機の約2倍※2 のプリント速度を実現します。
また、独自の布送り機構により布にかかるテンションを一定に保ち、高速プリント時でも安定した画質を維持します。
※2:DS-1800との比較、昇華染料インクSb420使用時
 Tx300P-1800|製品ページ

コダック、PrinergyワークフローとLanda社の商業印刷向けNanographic Printing®プレスの自動化で連携

コダックとLanda Digital Printing社は同社の商業印刷アプリケーション向けNanographic Printing®プレスの自動化デジタルワークフローについて、戦略的に連携することを発表しました。

 

PrinergyワークフローWorkshopを活用したデジタル印刷マネジメントによりNanographic Printingプレスの高度な制御が可能になります。生産関連の意思決定や変更はデジタルジョブチケットエディタによりリアルタイムに行える様になります。

 

Prinergyワークフローや編集機能の充実によりNanographic Printingプレスで認識されるJDF(Job Definition Format)のパラメータ制御をPrinergyのRBA(ルールベースオートメーション)で自動化が出来る様になります。さらに、リモートコンソールによって複数台の印刷機の負荷分散や監視、ステータスのレポートも効率的に行える様になります。

 

drupa 2016では、商業・出版・パッケージ印刷におけるLanda社のユーザーへ面付け効率最大化と正確なシート多面付けをクラウドベースで提供する技術デモを実施します。Kodak Prinergyワークフローとの連携デモは、Landa社の展示ブース(第9ホール)でご覧いただけます。

 

コダックのユニファイドワークフローソリューション担当副社長兼ゼネラルマネジャーのアラン ブラウンは、次のように述べています。

「Landa社との提携開始をお知らせできて、とても嬉しく思います。現在、お客様の多くがハイブリッド印刷の導入を検討されていますが、Landa S10PプレスとPrinergyワークフローを連携させれば、この移行がスムーズに行えます」

 

Landa社の製品戦略担当副社長Gilad Tzori氏は、次のように述べています。

「Prinergyの高度な自動化技術により当社のプレスのスループット最大化が期待出来ます。コダックとの連携によりお客様に業界で最も使い勝手がよく生産性も高い商業印刷向けデジタルソリューションを提供できるようになりました」

 

Landa社について

 

Indigo社を設立したBenny Landa氏が率いるLanda Groupは、次の4事業部で構成されています。

Landa Digital Printing:印刷業界の「隙間を埋める」Nanographic Printing®プレスの開発を担当しています。デジタルの汎用性とオフセットのクオリティ・スピードを兼ね備えたNanographic Printing®プレスは、小~中ロットの印刷物を業界最低水準のページ単価で生産できることが大きな強みです。

Landa Labs:代替エネルギーから工業塗料、化粧品、包装材料、ドラッグデリバリーシステムまで、幅広い分野へのナノテク応用研究を行っています。

Landa Ventures:独創的な技術を持つベンチャー企業への投資を行っています。

Landa Fund:社会的に恵まれない若年者への高等教育を支援しています。

Benny Landa氏は世界各国で800件以上の特許を取得しています。その件数は現在も増え続けており、Landa Groupにとって確固とした知的財産基盤となっています。

 

詳しくは、landanano.comをご覧いただくか、landanano.com/socialからフォローしてください。

 

 

pageイベント担当者が見たdrupa2016

drupa2016の取材で、先週ドイツ・デュッセルドルフに行ってきた。論客による業界動向の示唆ではなく、あえてpage事務局、イベント担当の目から見たdrupa2016とは?

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①メッセ・デュッセルドルフの圧倒的なサイズ

 今回のdrupa2016の実質展示面積は15万2,000㎡、また出展社が使用する計19ホールの面積の合計は約23万㎡で、これは東京ドーム5個分にあたる。こちらのmapの左側に「ESPRIT ARENA」というサッカースタジアムがあるが、このスタジアムは約50,000人収容であるから、その規模感が分かるであろう。また今回の出展企業で最大ブース面積を誇るHPは、ホール17をフル使用しており、そのホール面積は8,298㎡。これは東京ビッグサイトの東1ホールの面積(8,670㎡)とほぼ同じである。東京ビックサイトは東館であれば、一つの大きな箱の中にホール6個入っているが、メッセ・デュッセルドルフは、東1ホールクラスの箱が全部で19個連結している。イケアやコストコがいくつも並んでいるというイメージだ。

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(ホール同士は雁行して並んでいる)

(少し写りは悪いですが、イメージが伝われば)

(少し写りは悪いですが、イメージが伝われば)

 

②出展各社のスケールのデカさ

あえて「デカい」と表現させていただいたが、特に巨大面積での出展企業の出展スケールが半端ないのである。出展ブースは2層構造は当たり前、天井高をフルに活用したブースが多い。また圧巻だったのが、HPのプレミアムセミナー。ブースツアー、ビジネス開発に焦点を当てたプレゼンテーションの後の懇親ディナーはdrupa会場隣接のエスプリ・アレーナをなんと貸切。下記の写真を見ていただければ、もはやこれ以上の言葉は必要ないと思う。日本において、幕張メッセでのイベントの後、QVCマリンフィールドを貸し切る企業をあまり聞いたことはなく、それ位の規模感なのだ。

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③O2Oメディアの充実

drupaの期間中、毎日発行されている「drupa dairy」は、ホール7の専用のスタジオで30人体制で毎日発行。それ以外にもかなりの種類の刊行物がプレスセンターに置かれていた。またwebサイトでは、「red sofa」という出展企業のトップへの日替わりインタビューが行われ、動画で掲載されている。広告サインに関してもチマチマと小さくたくさん出すのではなくドーンという感じなのだが、意外と圧迫感はないのが不思議だった。pageイベント担当としては、一考に値する部分であるが、これをそっくりそのままサンシャイン移植することは出来ない。最適解をしっかり考えたいと思う。

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(各社の広告サインのサイズもビッグ)

 

一方、「drupa city」という概念の下、デュッセルドルフの街全体でdrupaを盛り上げている、と言う話を事前に聞いていたが、街の一部にフラッグや横断幕はあるものの、思ったより少なかった(かつては中央駅からメッセに向かうまで、ポスターやフラッグで埋め尽くされていたとのこと)。またかつては、展示ホール以外の敷地に様々な併設イベントが行われていたそうだが、そういった部分も見受けられなかった。

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(今回のイベントでもフラッグはあったが)

 

しかし今回の滞在中ずっと、朝起きて会場に向かうのが楽しみだったし、また来たいと思う場所であったのは間違いない。page事務局の人間として、やはり「展示会はプラットフォームだ」という思いは確信となり、出来る事出来ない事を見定めて、今後のイベント運営に生かしていきたい所存である。

 

(CS部 堀 雄亮)