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印刷発明物語 まえがき

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷発明物語(発行:社団法人日本印刷技術協会,1981年)は社団法人日本印刷技術協会刊行の「プリンターズサークル」(月刊)の、1977年7月号から81年2月号まで、26回にわたって連載されたものを、一冊にまとめたものである。

この連載の間およびその後に、多くの知見を得たので、原文に加除訂正の斧鉞を加え、大はばに書きかえを行った部分や、削除した章もあって、原文とはかなり異なったものとなっている。誤りはできるだけ訂正して正確を期したつもりであるが、私の不勉強からまだ多くの過誤が含まれているかもしれない。

 この本は体系を組んだ歴史書ではない。思いつくままに、一つ一つの主題について、その発明のいきさつを述べたものであるから、時系列からみての前後撞着があり、一貫した印刷技術の史的変遷を展望するのには役立たない。そのことははじめから承知のうえで、とりかかった仕事である。

しかし、一般に技能者や技術者が軽視しがちな、歴史にかれらをなじませ、その理解がけっして徒事ではないことを悟らせたいという願望から、私としてはできるだけ興味をそえる努力をはらったつもりである。

また、これまでわが国で刊行されている印刷技術史書に見出される不当な記述や、誤解されている事実についての訂正にも留意した。

読者対象を印刷関係者として書いたので、いきおい技術の枝葉末節に入りこんで、煩瑣な事項を収録しすぎたことが気になる。もっと思いきって剪定作業を行うべきであったと思う。もし印刷に無関係な奇特な方が、この本をお読み下さるばあいは、無水平版、カラースキャナ、フォトレジスト、PS平版プレートの各章はとばして頂くとよい。

世の慣習にしたがって、文中人名に敬称を省略した点おわび申しあげる。

 ハウツーもののように、読んですぐさま何かの役にたつ種類の本と違って、この本はいわば閑時の書、無用の用といった性質の本である。したがって大きい需要があるとは思えない。にもかかわらず、あえて一書にまとめて出版を企画された協会と、煩瑣な仕事に携わられた同協会編集部の厚意に対して、心から謝意をあらわしたい。

著者 馬渡 力

1981年7月21日

(2002/09/04)(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

軟包装について教えてください。

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:特殊印刷

Q:軟包装について教えてください。

A:基礎となるデザインについてはメーカー側が制作します。印刷会社は受け取った原稿をグラビア印刷で再現する為に加工を施し、分版作業をすることになります。商品の訴求性を高めるためにユーザーの欲するデザイン再現を常に考えなければなりません。 顧客のニーズをいかに形にしていくかということです。 

 軟包装の印刷素材はPET、OP、ナイロン、セロハンなどが代表的なものです。軟包装は内容物の保護という問題があり、その要求を満たさなければなりません。内容物・食品のライフ・流通形態・デザイン性などを考慮する為、材質構成は多岐にわたっております。
 包装の中身にはレトルト食品から乾き物など様々なものが充填されていて最終的に袋にしないといけません。充填されるものによって、材質構成は単層から複層と変化し、要求物性に応じて貼合するフィルムの内容も変わってきます。袋にするためにはフィルム同士を接着させないといけません。接着させる素材としてポリエチレン系のものとポリプロピレン系のものがあり、熱を加えて樹脂を溶かして接着します(単層の場合は、接着部のみ接着剤をコートする場合もあります)。

 食品包材は、食品衛生法、食品包装材料印刷インキに関する自主規制(NL規制に基づく)など衛生基準に適応した材料を使用します。  使用するインキ、素材の組み合わせにより、色の見え方も変わってきます。版校正はカラープリンタ(フィルムに出力)を使用することが多く、ある程度の色の方向性を確認します。色校正は版を作成して校正機を使用する場合もあります。  隠蔽をもたせるための白インキ、金インキ、銀インキ、パールインキ、などの特色は制約事項があります。そこは営業がすべて把握しているわけではないので、技術・工場がバックアップして顧客と交渉することになります。

 印刷は最低でも2000メートルは印刷します。商業印刷用のオフ輪は最近のコンピュータ技術により自動化・プリセット機能が進み以前は7万部以上という大量生産向けの機械であったが、今では1万部以下のロットにも対応できています。しかし、グラビアの輪転の場合は今のところ大きな変化はないようです。
 世の中の消費者のニーズも多様化しており、メーカーとしては商品が売れるかどうか判断しにくく、メーカーが力を入れたからといって決して売れる時代ではありません。逆に力を入れないものが売れることもあり、先をよめむのは難しいです。
取材協力:㈱千代田グラビヤ      URL http://www.chiyogra.co.jp/ 

 

(2007年7月2日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

スチール(金属)缶の印刷方法と特長について教えてください。

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:特殊印刷

Q:スチール(金属)缶の印刷方法と特長について教えてください。

A:金属スチールへの印刷は意匠性、美麗性、機能性がありリサイクルできる環境に優しい金属製品(容器)であることが特長です。素材が金属のためインキ・塗料を全く吸収しないので焼付けや速乾性が求められます。印刷・塗装した後、鋭角な折り曲げ・ロール成型・穴あけなどの加工があります。デコレーション(デザイン性)を有する製品であるため金属と塗料との密着性、加工性、表面硬度・光沢・耐摩擦性などの塗膜性能が必要です。

金属原板はSPTFS(ティンフリースチール)、SPTE(ブリキ)などがあります。その選択は印刷被膜機能および印刷外観表現において非常に重要です。それぞれの機能・特性を十分に研究して使用することが望まれます。その成分および規格は、JISG3303によって規定され、新日本製鐵、JFEスチール、東洋鋼鈑の大手メーカーで製造されています。

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プリプレス工程では、通常印刷業界で使用されているソフトで制作され、特別のものを使用しているわけではありません。金属オフセット印刷に使用される原版のスクリーン線数は被印刷体の種類によって異なることはありませんが、175線以上になると網点再現性が劣るため、現在は150線が一般的に使われています。

刷版について、金属印刷はアナログで行われていましたが、最近はデジタルに移行しています。CTPになったからといって金属刷版の専用出力機ではなく一般の紙への印刷に使用する出力機を兼用しています。通常の平版オフセット印刷と同一で、AL板へ感光剤を塗布したPS版を使用しております。

色校正についてはケースバイケースですが、平台校正機または本機校正で行います。尚、平台はブランケットがあるが、圧胴がなく版と板をテーブル上に固定して印刷しています。

印刷方法は、金属原板専用の平版枚葉印刷機で印刷されます。使用されるインキはUVインキで紫外線乾燥させる方法と、油性インキで熱乾燥させる方法があります。下版から納品までの納期は20~30日が目安です。

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金属印刷製品(容器)に使用する材料(スチール)は人と自然に優しい製品であり、リサイクル率が85.1%(2008年スチール缶リサイクル協会調査)と他の材料(PETボトル66.3%、古紙74.5%、)と比較すると優れたリサイクル容器であり、スチール缶(容器)は何度でも新たな資源としてリサイクルできます。

分別排出されたスチール缶(容器)は、磁力選別を行い他の材料(AL缶、樹脂)と区別されます。磁力選別されたスチール缶(容器)はプレス加工が行われ、鉄鋼メーカーに集められ圧延(溶けた鋼は圧延機で延ばされる。)され転炉(スチール缶等の鉄スクラップは溶かした鉄鋼石と転炉で一緒になったり、電炉でそのまま溶かされて鋼になる)の工程を経てスチール缶、冷蔵庫、洗濯機等の家電製品、自動車、橋やビルの鉄骨、自転車、講演遊具等、身の回りに有るあらゆる製品にリサイクルされます。

スチール缶をリサイクルすることでスチール缶を新しく作るよりエネルギーの消費が 1/4、CO2の発生を82%減らせ地球温暖化防止に寄与できます。スチール製品は材料、インキ、染料の組合せで種々の意匠(デザイン)のバリエーションの有る製品をつくります。スチール缶(容器)は保全(密封、防湿)、防ぐ(遮光)、守る(耐衝撃)、強い(耐水耐熱)、安心(危険物滴性)の特性を有しています。

取材協力、資料提供:共同印刷(株)

 

(2009年4月6日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

GCRとUCRとどこがちがうのでしょうか?

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:GCRとUCRとどこがちがうのでしょうか?

A:GCR(Gray Component Replacement:グレー成分を置き換え)とUCR(Under Color Removal:下色除去)の基本的な考え方は同じです。UCRはシャドー部分のCMYをスミ版に置き換え、GCRがハイライト部からシャドー部、つまりすべての階調部分のCMYをスミ版に置き換えています。このときCMYをどのくらいの割合でスミ版に置きかえるかで細部の再現が変わってきます。 印刷ではCMYKの4色のインキが重なり合ってカラーを表現しています。しかし、特に高速で運転するオフセット輪転機では、重なった網点の面積率の合計がある一定の%以上になるとうまく刷り重ならないという現象が起こることがあります。そこで、CMYで作られるシャドー部のベタを何割か減らしてスミ版に置き換えています。  またUCRは、CMYからB版を差し引いていく考え方で、シャドー部の色かぶりの補正やグレーバランスをとることにも利用されています。  GCRは、CMYで構成されたグレー部分をブラックインキに置き換えます。置き換えた分だけインキは除去され、適当な量のブラックインキが生成されます。これにより、シャドー部のコントラストと細部の再現性がよくなります。 

 

(2001年10月1日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

GCRによるカラー印刷再現性への影響やコスト的メリットは?

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:GCRによるカラー印刷再現性への影響やコスト的メリットは?

A:GCRを使うのは、絵柄のグレーをよりニュートラルに表現したいときなどに使われているようです。CMYを重ねて刷るよりも、カラーバランスなどのことをそれほど気にせずに刷れると思います。
日本の伝統的な考え方に基づいて、CMYを刷り合わせてグレーを表現しなければならない物については、GCRはあまりかけられないことにもなります。
また、GCRを掛けると通常のプロセスカラーの総インキ量が300%近くあるのを、相当減らせることができます。つまり、ポスターなどの1枚ペラのものにはさほど影響はないと思いますが、分厚いカタログ類などの場合は重量が減るので郵送料金にも差が出てきます。
しかし、あくまでも絵柄にあわせて、お客さんの要望にあわせて印刷することが重要だと思います。したがって、墨インキが価格が安いというメリットも二義的には考えられると思いますが、メインではないと思います。

 

(2001年10月1日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

日本でのヘキサプリンティングの市場について。

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:日本でのヘキサプリンティングの市場について。

A:日本でのHexaCromeの技術を利用した6色印刷の市場規模はどのくらいかという問い合わせがありました。
結果からいいますと、高品位印刷についての市場を捉えた客観的なデータはないようです。
HexaCromeの技術を利用した6色印刷については、アメリカではありますが日本では無いようです。
 7色印刷については、興味をもたれている会社はあるようですが、本当に採用しているのかどうかの確かな情報はありません。
 高精細印刷や、FMスクリーンを使って印刷できる印刷会社はあります。そういう会社では毎月高精細印刷やFMスクリーンの需要はあるようですが、それが全体の何割を占めているか、またどういうものに印刷しているかというデータは公表されていません。
 高品位印刷については、1994年ごろに注目を浴びて、特に高精細印刷やFMスクリーンについて、各印刷会社が新しい印刷技術の波に乗り遅れてはいけないという意識から積極的に取り組んでいた印刷会社が多かったようです。それ以来、取り組む会社が少なくなり、現在にいたっているというのが現状のようです。

 

(2001年11月26日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

キャストコート紙に印刷するとインキがこすれて汚くなるのはなぜですか?

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:キャストコート紙に印刷するとインキがこすれて汚くなるのはなぜですか?

A:キャストコート紙の場合、印刷が終わるとビヒクルが用紙に浸透し、顔料が紙面上に取り残されてしまい、その結果顔料がこすれてチョーキングのような現象を起こすことがあります。こうしたケースではインキに約5%ほどニスを混ぜてみると効果的です。
また、1年程経過すると変色することがあります。この現象は、用紙のpHの酸性値が高いために発生することが考えられます。なるべく中性の用紙を使用することをお勧めします。

 

(2001年12月10日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

4色のカラー印刷でスクリーン角度を変えることにより色相が変わることがありますか。

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

 

Q4色のカラー印刷でスクリーン角度を変えることにより色相が変わることがありますか。

A:印刷の色の濃淡を表現するには網点の大きさを変えることにより表現しています。その網点は、縦横、水平垂直に規則正しく並んでおり、このことをスクリーンと呼んでいます。
人間の目は、水平方向垂直方向には敏感という特性をもっていますが、斜めにするとスクリーンの並びが人間の目に目立たなくなります。そこでモノクロ一色で印刷する場合はこの角度を45°にして印刷します。この角度のことをスクリーン角度といいます。
しかし、2色以上の色を使って印刷する場合互いに網点情報を持ったスクリーンが重なるとモアレが発生し、スクリーンがお互い平行になったときがモアレが一番大きく、一方を傾けていくとだんだんモアレが小さくなります。一番モアレが小さくなる角度はお互い30°離れたときです。
4色のカラー印刷する場合、4つのスクリーンが重なります。色々なケースがあり一概には言えませんが、よくあるケースとしてマゼンタを45°の角度にもってきてこのマゼンタを中心に30°離してシアン(75°の位置)、ブラック(15°の位置)を設定します。そして、イエローは0°の角度、つまりブラックより15°離しておくことがよくあります。
こうしたかたちで、スクリーン角度を設定してモアレを最小限に押さえています。マゼンタとブラックの角度を交換したときに、印刷物としての色に影響があるか否かという問題については、色の角度を変えることによって、モアレの出方も微妙に違ってくることが考えられますから、部分的に影響が出ることも十分考えられます。ハイライトの部分の色相の変化はあまり目立たないかもしてませんが、中間調からシャドー側にかけて、特にブラックが入っているところは変化が考えられます。
 したがって、各絵柄によって影響が出たり出なかったりするものなので、どのように色相が変わるかはやってみないと判りません。

 

(2001年12月10日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

フラットベットスキャナとドラムスキャナ違いは何ですか?現在ではどちらが主流ですか。

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:フラットベットスキャナとドラムスキャナ違いは何ですか?現在ではどちらが主流ですか。

A:ドラム型とフラットベット型の違いについてですが、ドラム型スキャナーは、原稿に光を当て、フォトマルチプラーヤー(略称フォトマル)という受光素子を用いて反射あるいは透過した光を受光する装置のことをいいます。光源としてはキセノンランプを用い、透明シリンダーに原稿を巻きつけ、一定のスピードで高速に回転させて画像データを読みとっていきます。 
 これに対し、フラットベットスキャナーでは、原稿を固定しミラー又は読取り素子を駆動して撮像します。読取素子として固体撮像素子、例えばCCD(Chrge Cuppled Device)イメージセンサーや密着型イメージセンサーを、光源としてハロゲンランプ、キセノンランプや蛍光灯を用います。
 フォトマルはCCDに比べ濃度レンジが広いことがあげられます。ハイエンドのフラットベットスキャナーでは高濃度値まで捕らえることはできませんが、フォトマルだと4.0D以上の濃度値を正確に読み取ることができるものもあります。ですから、「闇夜のカラス」といったシャドー側の階調も忠実に表現できます。高倍率かつ高品質の画像を入力するにはドラム型のほうが優れているようです。
 しかし、フラットベット型のスキャナーも撮像解像度が上がってきており、ドラム型スキャナーと品質上さほど変わらないこと、あと価格がドラム型スキャナーに比べ安価だというところから現在ではフラットベット型スキャナーが多くの印刷関連企業で導入されています。こうしたことから、フラットベット型スキャナーが主流といってもいいのではないでしょうか。
 各印刷会社によって扱っている仕事内容が違いますので、一概にどれがいいとは言えませんが,高品質かつ高倍率の印刷物を制作するのであれば、ドラム型スキャナーの方が適しているでしょう。

 

(2002年2月4日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

スクリーン線数と印刷用画像の出力解像度の関係について

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:スクリーン線数と印刷用画像の出力解像度の関係について

A:出力機には、例えば家庭用のミニプリンタから事務用のコピー機、印刷業界で印刷用の版を出力する専用機といったように広範囲なものがありますが、ここでの出力機とは印刷用の版を出力するイメージセッタ・プレートセッタのこととします。 
   印刷物上の写真の色の濃淡は網点の大小の変化によって表現しています。そして、スクリーン線数とは、網点の並びを線状に見た場合、1インチ(25.4mm)あたりに存在する網点の数のことで、印刷物上の画像のきめの細かさを表す単位です。これは、被印刷体の表面の平滑性に合わせて選択されなければなりません。 
   出力解像度とは、CTPや感材などに小さなレーザードットを照射して画像を描く時に、1インチの間に何個のドットを置けるかを示したものです。 
   スクリーン線数と出力解像度はそれぞれ違った概念ですが、両者の関係は出力機のドットを用いて印刷用の網点をひとつひとつ描いているということであり、密接な関係があります。
   網点1つを表現する階調はハーフトーンセル(網点1個が入る入れ物)を構成するドット数(グリッド)により割り出されます。通常、ハーフトーンセルは256階調をもっています。この256階調のハーフトーンセルは縦16グリッド、横16グリッドで構成されており、ひとつのグリッドが出力機の1dotになります。このグリッドを塗りつぶしてひとつの網点を描いていきます。
   例えば、1500dpiの出力解像度をもつ出力機で150線の写真画像を出力する場合、網点1つあたりのドット数は、(1500÷150)の2乗です。このときハーフトーンセルの階調は100段階ということになり、画像データが1ピクセルあたり8ビットであれば、ハーフトーンセルは256階調分あるので、この出力機は画像データの階調再現という点で不十分ということになります。
   上記を逆算で考えます。必要な出力解像度をxdpiとすると、出力解像度は(x÷150)の2乗=256から求められます。これを計算すると、xの2乗=5,760,000でx=2400dpiとなります。したがって、150線相当のスクリーン線数の画像を出力するための解像度としては、最低でも150×16=2400dpiの出力解像度が必要ということになります。 

 

(2002年9月23日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)