GCRによるカラー印刷再現性への影響やコスト的メリットは?

掲載日:2014年8月11日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:グラフィックス

Q:GCRによるカラー印刷再現性への影響やコスト的メリットは?

A:GCRを使うのは、絵柄のグレーをよりニュートラルに表現したいときなどに使われているようです。CMYを重ねて刷るよりも、カラーバランスなどのことをそれほど気にせずに刷れると思います。
日本の伝統的な考え方に基づいて、CMYを刷り合わせてグレーを表現しなければならない物については、GCRはあまりかけられないことにもなります。
また、GCRを掛けると通常のプロセスカラーの総インキ量が300%近くあるのを、相当減らせることができます。つまり、ポスターなどの1枚ペラのものにはさほど影響はないと思いますが、分厚いカタログ類などの場合は重量が減るので郵送料金にも差が出てきます。
しかし、あくまでも絵柄にあわせて、お客さんの要望にあわせて印刷することが重要だと思います。したがって、墨インキが価格が安いというメリットも二義的には考えられると思いますが、メインではないと思います。

 

(2001年10月1日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)