印刷会社」タグアーカイブ

『JAGAT info』2016年6月号

『JAGAT info』 2016年6月号表紙

■100年企業の系譜(1)―経営者との対話
100年を迎えても高成長―老舗なのに新しい経営はいかに成立しているのか
株式会社石田大成社 代表取締役社長 阿部 乙彦氏

■特集 新しいビジネスを生み出す取り組み
「志企業の会社案内プロジェクト」に見るCSV達成とビジネス化両立の模索 株式会社弘久社
DMは戦略(シナリオ)で勝負する フュージョン株式会社

■西部支社便り
寄稿 印刷業界に必要なもう一つの学び
ミス・コミュニケーションが発生する、たった一つの理由とは
オフィス福原 C&D HR Lab.代表 福原 美砂氏

■印刷会社と地域活性化
新しい試みで地域と自社を成長させる―印刷屋、情報屋、そして企画屋へ 有限会社岡野印刷

■マーケティング情報
第6回 日本タウン誌・フリーペーパー大賞2016が始まる
今回からJAGATが協力、その傾向と対策

■技術トレンド/グラフィックス
映像制作における色管理とACESを活用したワークフロー

■技術トレンド/クロスメディア
ウェブアクセシビリティは誰のため

■技術トレンド/グラフィックス
マスカスタマイゼーションで利益を生み出す

■Education
新入社員研修の成果を「生きた学び」に変える

■エキスパート資格
第45期DTPエキスパート位認証試験結果概要と出題の意図

■経営情報
事業戦略展開における協業・連携の重要性
第2回 印刷・製本業界における協業・連携 寳積 昌彦

■メディア業界動向
熊本地震にみる新聞界の取り組み状況
厳しい状況のなか、懸命の紙面発行続く 井上 秋男

■デジタル印刷最前線
ペットボトルキャンペーンで可変印刷を有効活用
株式会社千代田グラビヤ

■森裕司のデジタル未来塾
欧文組版について考える

■DTPエキスパートのための注目キーワード
RGBワークフロー2

■クロスメディアエキスパート認証試験でも役立つ メディアコーディネート入門
メディアの複合的利用

デジタルハンドブックのお知らせ/図書のご案内/印刷界OUTLOOK/キーワード2016
工場マネージャー養成講座のご案内/印刷総合研究会のお知らせ/ニュースラウンジ
印刷経営ウオッチング/消息/印刷会社と地域活性vol3のお知らせ

2016年6月15日発行 A4判

JAGAT info バックナンバー

『JAGAT info』2016年5月号

 『JAGAT info』2016年5月号表紙

■経営者インタビュー
CSVに取り組み、ビジネスと社会貢献の両立を目指す
—提案営業をセールスポイントに業態開発・新規開拓に挑む—
株式会社弘久社 代表取締役社長 平野 芳久氏

■特集
利益創出は現場から 成果を生み出す工場改善

■page2016 経営シンポジウム報告
印刷メディアのニッチ戦略
早稲田大学ビジネススクール教授 山田 英夫氏
シー・レップ 代表取締役社長 北田 浩之氏
錦明印刷 代表取締役社長 塚田 司郎氏

■page2016 カンファレンス報告
ソーシャルメディアの成功事例

■印刷会社と地域活性化
「若旦那」を切り口に温泉街の復興を目指す
福島の温泉地が産学連携で仕掛けた試みとは

■マーケティング情報
我が国デジタル印刷の利用普及状況について 2015年デジタル印刷市場の現状

■技術トレンド/クロスメディア
地図QRコードの可能性

■技術トレンド/グラフィックス
印刷会社のためのマーケティングオートメーション

■技術トレンド/グラフィックス
インクジェット捺染の可能性を探る

■Education
基礎教育と経験の積み重ねが生み出す強い人材

■エキスパート資格
「若者のパソコン離れ」と印刷会社で求められるビジネススキル

■デジタル印刷最前線
パッケージ通販サイトで売り上げ伸ばす
株式会社共進ペイパー&パッケージ

■メディア業界動向
新聞界のデジタルサービス活発化
ニュースコンテンツの利用領域の拡大進む 井上 秋男
■森裕司のデジタル未来塾
フォント環境について

■エキスパートのための注目キーワード
RGBワークフロー

■クロスメディアエキスパート認証試験でも役立つ メディアコーディネート入門
Webアクセシビリティー

デジタルハンドブック 発行のお知らせ/印刷総合研究会のお知らせ
印刷界OUTLOOK/西部支社便り/キーワード2016/工場マネージャー養成講座のお知らせ
ニュースラウンジ/印刷経営ウオッチング/消息/印刷会社と地域活性vol.3発行のお知らせ

2016年5月15日発行 A4判

JAGAT info バックナンバー

印刷統計で何がわかるの?

印刷統計によると、2015年の印刷業の生産金額は3971億円(前年比0.3%減)、商業印刷と出版印刷で5割以上を占め、商業印刷の動向が市場を左右しています。(数字で読み解く印刷産業2016その6)

※本稿は2016年3月22日公表の数字に基づくものです。「平成27年経済産業省生産動態統計年報」(2016年6月)で2015年の印刷業の生産金額は3973億円(前年比1.8%増)に訂正されました。

 

統計調査には、特定の時点における状況を把握する静態統計と、一定の期間内の変化を把握する動態統計の2種類があります。例えば、総務省統計局の「国勢調査2015」は2015年10月1日現在の全国すべての人を対象に行われた静態統計です。これに対して、戸籍上の出生・死亡などの届け出を集計して厚生労働省が毎月作成している「人口動態調査」が動態統計になります。また、5年ごとの国勢調査ではとらえられない現在あるいは将来の人口については、総務省統計局が「現在推計人口」を、厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所が「将来推計人口」を作成しています。
製造業に関しては経済産業省が従業者4人以上の約22万事業所を対象に毎年12月31日に実施している「工業統計調査」が静態統計で、約2万の事業所を対象に毎月実施している「経済産業省生産動態統計」が動態統計になります。

「経済産業省生産動態統計」の中でも印刷業を対象とした調査が「印刷統計」で、従事者100人以上の印刷業を対象に、毎月月末現在で1カ月の生産金額、月末従事者数を調査しています。
印刷統計の「生産金額」は、製品別内訳(出版印刷、商業印刷、証券印刷、事務用印刷、包装印刷、建装材印刷、その他の印刷)と印刷方式別内訳(凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、孔版印刷、フレキソ印刷、その他の印刷方式)で集計されて、両者の合計額は一致します。なお、生産金額=出荷金額ではなく、以下の式により算出されます。

生産金額=出荷(販売)金額-[(企画・編集費+製版費+製本・加工費)+(印刷媒体費)+(積込み料+運賃+保険料+その他の諸掛り)]

工業統計の出荷額5兆円に対して、印刷統計の2015年年計では生産金額は3970億87百万円です。この差はもちろん静態統計と動態統計の差ではなく、印刷統計は100人以上の印刷業を対象とした標本調査で、印刷前工程(企画・編集・製版など)と印刷後工程(製本・加工など)、用紙代などを除いた、印刷工程の生産金額に限定された数字だからです。

印刷製品別生産金額の構成比を見ると、商業印刷と出版印刷で5割以上を占めています。印刷方式別では平版印刷(オフセット印刷)が7割弱と圧倒的ですが、その他の印刷方式(デジタル印刷など)が毎年少しずつ増えています。

構成比

2015年の生産金額3971億円は、前年の3902億円と単純比較では増加していますが、時系列データが不連続なために接続係数により前年比を算出すると、2015年は0.3%減となります。2013年の3.5%減から2014年は0.6%減と少しずつ好転しています。伸び率寄与度では商業印刷が2014年1.4%、2015年2.7%と健闘しています。

印刷統計前年比

「印刷統計」の2004年調査開始以来の製品別シェアを見ると、この11年間で大きく減少したのは出版印刷(30.0%→18.7%)と証券印刷(2.0%→1.5%)で、包装印刷は逆に13.0%→18.5%と大きくシェアを伸ばし、建装材印刷も3.2%→4.3%と着実に増加しています。出版不況の長期化、証券印刷物関連の電子化、包装材や建装材の多様化などを反映した数字となっています。
時系列表で過去61カ月分の推移を見ると、商業印刷の動向がそのまま印刷業全体の動向となっていることがよくわかります。商業印刷の動向はクライアント産業の動向によって決まるわけで、また違う統計データを見る必要があります。

印刷統計

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

印刷物は印刷産業によって作られている

「工業統計調査」は2363品目、546産業という細密さで調査が行われています。どの品目をどの産業が産出しているか、あるいはそれぞれの産業がどのような品目を出荷しているのか詳しく見ることができます。(数字で読み解く印刷産業2016その5) 続きを読む

『JAGAT info』2016年4月号

 JAGAT info 2016年4月号表紙

■経営者インタビュー
「伝える」より「伝わる」を重視し、成果・効果にこだわる
—変革を続ける100年企業の新しい挑戦—
株式会社アサヒコミュニケーションズ 代表取締役 新井 貴之氏

■特集
2015年の印刷ビジネス動向と2016年の展望

■page2016カンファレンス報告
マスメディアの新たな挑戦

■印刷会社と地域活性化
印刷会社と地域活性ビジネス、インバウンドとニューツーリズム
page2016カンファレンス開催報告

■マーケティング情報
紙メディアと電子メディア、その比較研究の必要性
科学的に使い分けて効果を最大化するためには

■技術トレンド/クロスメディア
総スマホ時代に受け入れられる動画コンテンツとは

■技術トレンド/テキスト
次世代の編集制作はデスクトップからクラウドへ

■技術トレンド/グラフィックス
動画制作ビジネスのポイントとテクニック

■エキスパート資格
人材育成に求められる資格試験のあり方とは

■MIS
見える化を実現するために最も大切なものは?

■Education
自社ブランディングで勝ち残る

■デジタル印刷最前線
フォトブックビジネスに活路 ダンクセキ株式会社

■メディア業界動向
最近の新聞印刷の新潮流
費用対効果の追求+高付加価値印刷への取り組み進展
井上 秋男

■森裕司のデジタル未来塾
CC Librariesが便利!

■エキスパートのための注目キーワード
カメラと撮影5(レンズの種類と用途)

■クロスメディアエキスパート認証試験でも役立つ メディアコーディネート入門
クラウドコンピューティング

デジタルハンドブック発行のお知らせ/巻頭言/印刷界OUTLOOK
キーワード2016/西部支社便り/図書のご案内
第33期 印刷後継者・経営幹部ゼミナールのお知らせ/ニュースラウンジ
印刷経営ウオッチング/ニューメンバー・消息/印刷会社と地域活性vol.3発行のお知らせ

2016年4月15日発行 A4判

JAGAT info バックナンバー

どんな事業所が一番多いでしょうか?

「オフセット印刷物」の産出事業所数は7044と全製造業で最も多く、東京・大阪・愛知など26都府県で第1位品目となりました。出荷金額でも東京では第1位品目となり、地場産業であることがよくわかります。(数字で読み解く印刷産業2016その4) 続きを読む