生成AIとデザインの融合でプロセスが進化し、クリエイティビティ(創造力)が加速している。今、新たなデザインの未来が広がりつつある。
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「印刷」タグアーカイブ
page2024の開幕まで、あと3週間!
−『JAGAT info』1月号のご案内−
2023年を振り返り、そこから先へとつなげよう
−『JAGAT info』12月号のご案内−
今年も残すところ2週間ほどとなった。酷暑や猛暑などという言葉がメディアを賑わせていたのが、つい先日のことのように思える。賑わすといえば、「生成AI」「ChatGPT」などの言葉を聞かなかった日はなかったほど、この分野におけるさまざまな名称や用語が人口に膾炙した一年であったといえる。 続きを読む
新入社員が求める働き方や制度
JAGATでは毎年「新入社員意識調査」を行い、今春に入社した246名の新入社員から回答を得ている。今回は、新入社員が就活で企業を選ぶ際に重視した働き方や制度について紹介する。
【記事を箇条書きで要約】※copilotが要約
1. 待遇・福利厚生と働き方改革が新入社員の企業選択で重要。 |
■「スキルアップ×副業」という新たな働き方
入社を決める上で重視する採用情報として、昨今の社会経済情勢を踏まえ、安定志向かつプライベートを重視する若年層が増えていることもあり、「待遇・福利厚生(54.2%)」「残業時間・有給取得率(42.1%)」が上位を占める。
「平均残業時間●●」「有給取得率●●%」などと具体的な数字で示すことができる項目であり、等身大の姿を伝えて学生の不安を解消することが重要となる。また、待遇面では、初任給が他社とで大きな差異がない場合は、30歳課長職、40歳部長職の年収などを示すことで、入社後の未来を想像させる方法を採る会社もある。
図1 魅力を感じる働き方や、利用したい制度
制度 | 回答率 |
フレックスタイム制 | 41.2% |
資格取得支援 | 32.9% |
副業 | 29.8% |
テレワーク | 29.4% |
時短勤務 | 27.6% |
研修制度 | 21.9% |
給与面だけではなく、働き方の制度もポイントになる。図4のように、「フレックスタイム制」を希望する学生は40%強と多く、コアタイムを設けている企業は働き方改革の一環としてPRの材料となるだろう。続いて「資格取得支援(32.9%)」「副業(29.8%)」と、個人にフォーカスした制度への注目度は高い。DTPやデザイン、ウェブ・動画制作などの専門スキルはマーケットでもニーズが多く、資格取得や実務経験でスキルを磨いた人材は重宝される。スキルアップと副業解禁をセットで用意している印刷会社は学生からの関心も強い。
また、社内人材が副業の機会を得ることで実務経験が増え、専門スキルに磨きがかかり、それを本業にも生かせる好循環が生まれるという利点もある。一方で副業の制度は、転職の助長や自社への忠誠心低下、あるいは本業がおろそかになるといった印象を持つかもしれない。しかし、日本の人的資本における課題は人材の固定化であり、リスキリングや副業の解禁によって人材の流動化を促進する必要がある。そこにキャッチアップできない企業は前時代的な社風として捉えられる場合もあるため、働き方改革に伴う新たな制度としてこれらを導入することは、検討の余地が十分にあるだろう。
本調査の詳細は「JAGATinfo2023年12月号」に掲載いたします。ご興味がございましたらご覧いただけますと幸いです。
JAGAT 塚本直樹
【関連講座】
page2024のテーマ「連携」に向けて
−『JAGAT info』11月号のご案内−
今年は「4年ぶりの開催」という言葉をしばしば耳にする。言うまでもなく、これは各種リアルイベントが徐々に再開していることを示しているものだ。 続きを読む
印刷発注者が印刷入門講座を受講する背景とは
近年、JAGATが主催する印刷会社の新入社員や中途採用者を対象にした「オンデマンド印刷基礎入門講座」に印刷発注者の受講が増えている。彼らにとっても印刷技術の基礎を知ることは高品質な印刷物の制作につながるので、我々としても歓迎したいところだが、その具体的な背景を探る。
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印刷白書2023
解説
印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2023』
あらゆる産業を顧客とする印刷産業は、さまざまな産業と密接に関わりを持っています。「印刷白書」では、印刷産業の現状分析から印刷ビジネスの今後まで幅広く取り上げています。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2023年版では印刷DX、AI活用などの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。
「第1章 Keynote」では印刷会社の「創注→連携戦略」をテーマに、印刷ビジネスの課題解決に取り組んでいます。「第2章 印刷産業の動向」では印刷産業の現状と課題を俯瞰的に捉え、「第3章 印刷トレンド」では技術課題を整理しました。「第4章 関連産業の動向」ではクライアント産業の動向を探りました。「第5章 印刷産業の経営課題」ではSDGsから人材まで印刷産業が取り組むべき課題を整理しました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られないオリジナルの図版も充実させました。
CONTENTS
第1章 Keynote 創注→連携戦略
「創注」「連携」こそ、印刷業界の目指すべきこと
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]多種多様な課題に応えて印刷ビジネスは次の地平へ
[産業連関表]あらゆる産業の需要に応えて生み出される印刷製品
[市場規模]市場の断続的な回復と再編 起業家精神の再獲得に向けて
[上場企業]企業価値向上に向けて変化を加速する上場印刷企業
[海外動向]持続可能性と社会最適化が求められる情報メディアビジネス
*関連資料 産業構造/産業分類・商品分類/規模/産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出入相手国/経営動向/上場企業/売上高前期比・景況DI/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/印刷インキ/M&A
[コラム]「あなたの色眼鏡は、何色ですか?」
第3章 印刷トレンド
[デザイン]印刷・加工技術とデザインで社会の課題に応える
[ワークフロー]オンデマンドビジネスを成立させるワークフロー 業界を超えた標準化で付加価値を高める
[オフセット印刷/デジタル印刷]真の印刷DX に向けてワークフローの革新を
[用紙]収益改善も需要低調な製紙業界、プラ代替品の需要動向に注目
[後加工]スマート化や新技術の進展で、新たな需要が期待される製本業界
*関連資料 設備投資の動向/フォーム印刷業界
第4章 関連産業の動向
[出版業界]産業再生に向けた出版構造改革 連携と標準化、DXの始動
[電子出版]市場規模は横ばいながらも電子書籍の普及・利用が進む 進化を続けるEdTech、電子図書館に注目
[新聞業界]メディアの使命を果たし続けるためのデジタルシフト
[広告業界]広告費は過去最高の7.1 兆円、インターネット広告は3兆円を突破
[DM業界]ターゲットとタイミングの精度を高め、高品質化と利用範囲の拡大が進むDM
[地域メディア]地域メディアの新たな展開と機能 広告主・読者・商圏の変容を受けて
[通信販売業界]通販・EC市場、10.9%増で初の12兆円超え カタログやテレビのコロナ禍特需は終焉迎える
*関連資料 出版市場/電子出版市場/新聞市場/広告市場/通販市場
第5章 印刷産業の経営課題
[SDGs]SDGs活動が生み出す新しい地方創生の形 印刷会社の役割、そして連携と共創
[地域活性化]デジタル田園都市国家構想は仕事づくりが中核に 高まるスタートアップへの期待
[経営管理]企業変革と社員の成長がリンクする組織マネジメント
[デジタルマーケティング]デジタルマーケティングは業務のデジタル化へ
[印刷DX]DXの推進と共創で創注型事業モデルへの変革を促す
[AI活用]顧客接点から製造・出荷までのワークフローにおける生成AIの活用
[労務管理]賃上げと労働生産性の観点から新たな労務管理を考える
[人材]越境学習がイノベーティブな人材を創る
*関連資料 クロスメディア/AI活用/人材
●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表
今週末は、JAGAT大会へお越しください
−『JAGAT info』10月号のご案内−
「読書の秋」という言葉があるが、この10月は4日に発売を開始した『JAGAT印刷マネジメントブック2023』を皮切りに、15日には本誌10月号が刊行となり、そして『印刷白書2023』の発刊も控えている。 続きを読む
JAGAT印刷マネジメントブック2023
経営計画、設備投資、マーケティングに携わる経営者・スタッフ向けに最新データに基き分析結果をまとめた。予算策定、戦略検討、設備投資、市場調査などを考えるとき、印刷経営の将来を考えるとき、不可欠な一冊になっている。
調査結果を参考にしてトレンドを把握しておこう
−『JAGAT info』9月号のご案内−
会員誌『JAGAT info』9月号では、7月号・8月号に続き「2022年度印刷産業経営力調査」の結果について誌上報告を行う。特集では設備投資戦略に関する分析を行うほか、連載「マーケティング情報」では27種の製品別における需要分析を行う。取扱率と需要指数からなるマトリクスを描くことで各製品の位置付けを可視化し、プロダクト・ポートフォーリオ・マネジメント(PPM) の観点から全体最適に関して考察するものである。詳細については、明日15日に刊行となる9月号をお手に取っていただきたい。
なお、9月28日には、「2022年度印刷産業経営力調査」の報告会である印刷総合研究会セミナー「最新調査から紐解く印刷経営戦略」をオンラインとリアルで併催する(回答社には2名様まで無料でご招待)。また、調査報告書として『JAGAT印刷マネジメントブック2023』も刊行する(こちらも回答社には先行して献本)。印刷業界の動向を把握するためにも、積極的にご活用いただけると幸いである。
『JAGAT info』2023年9月号のご案内
◯特集
「2022年度印刷産業経営力調査」設備投資分析
設備投資は拡大基調も「脱印刷」志向が強まる
上記のように、特集では印刷会社の設備投資に関する戦略分析を行う。設備投資予定は「前期より増やす」という回答が3年連続で増えた一方で、印刷工程の縮小意向は過去最多を記録した。本業の印刷への依存度を減らすべく、新しい事業・サービスを立ち上げる動きが多数見られることも特筆に値する。また、オペレーターの採用難や今後の印刷需要の減少を見越した生産体制見直しの動きのなかで、デジタル印刷へのシフトも見られる−−というのが設備投資分析編の調査結果概要である。
詳しい調査結果については、9月号をご覧いただきたい。そして改めて、本調査にご回答いただいた皆様にお礼を申し上げる。
◯特別企画
流通小売業マーケティングの現在と課題
―コロナ後の店舗プロモーションと折込チラシ―(前編)
集客プロモーションや従業員オペレーションをはじめとする小売業のこれまでの手法がコロナ禍で大きく変化したことは、ご承知のとおりである。現在、経済活動の再開に伴い、例えば折込チラシの市場規模は15年ぶりに2年連続で増加した。
そこで特別企画では、小売業や流通業はどこに向かおうとしており、そしてその際に求められる販促手法にはどのようなものがあるのかなどについての報告と議論が行われた、印刷総合研究会での講演の模様を収録する。今回は前編として、2号連続での掲載予定である。
(『JAGAT info』編集部)
■『JAGAT info』最新号の目次はこちらから → https://www.jagat.or.jp/magazine
■印刷総合研究会の詳細はこちらから → https://www.jagat.or.jp/pri