カスタマージャーニーと印刷ビジネスの関係

掲載日:2017年4月16日

今年2月に行われたpage2017の初日の基調講演で、ロン・ジェイコブス氏は消費者の購買行動を探る「カスタマージャーニー」が重要であると語った。

 

セミナー内容

『ザ・マーケティング』の著者ロン・ジェイコブス氏による基調講演では、注目キーワードとして「カスタマージャーニー」「マイクロストラテジー」「営業レス」が挙げられるとした。

デジタルを知ること、データ分析の重要さを知ることで、印刷ビジネスのチャンスはまだまだ広がるだろう。今回はカスタマージャーニーをキーワードに印刷会社とマーケティングの関係を探りたい。また、データ分析によって印刷ビジネスの連携の可能性はあるか? についても議論したい。

カタログは古い手法、これからはWeb、という発想はそれぞれが持つ特性の一部分だけを切り取った見方であり、多様化する消費者ニーズを満たすためには、それぞれの強みとなる要素を理解し組み合わせることで、新たな顧客体験価値を創造すべき。ディノス・セシールでは、カタログとWebの融合に対する取り組みが模索されている。

印刷会社が、デジタルVS紙といった対立構造にとらわれることなく、デジタル&紙でそれぞれの長所を活かしながら顧客の販促支援ができるようになることを目指すためのポイントや今後の展望を伺う。

【1】「カタログを強みとするWeb戦略」

(株)ディノス・セシール CECO EC本部 EC企画部 ゼネラルマネージャー 石川森生氏

  1. カタログとWebの強みと弱み
  2. EC業界のトレンド
  3. 今後のECの差別化戦略におけるカタログ事業がもたらす優位性
  4. カタログとWebの妄想オムニチャネル

Moriu_Ishikawa【石川氏略歴】新卒でSBIホールディングス入社。SBIナビ(現・ナビプラス)の立ち上げに参画、営業統括の責務を担う。その後、ファッション通販サイトのマガシークにてマーケティング部門の責任者となり、サイトリニューアルやサイト改善PDCAの確立、広告CRMの最適化、海外の最先端ソリューション導入を推進。2014年1月、株式会社タイセイのWEB部門を分社化する形で株式会社TUKURUを創業。イントレプレナーとして常に企業の課題解決に従事。2016年2月、株式会社ディノス・セシールでCECO(Chief e-Commerce Officer)に就任。同年7月よりEC本部EC企画部ゼネラルマネージャーを兼務。既存の枠組みを超える、サスティナブルなECビジネスを構築するというミッションを実践している。

【2】「カスタマージャーニー型の分析最新事情」

データマーケター 内野明彦氏

  1. カスタマージャーニーと顧客セグメント
  2. 顧客分析のポイント
  3. スモールサクセスとは(LTV視点でみる効果検証)
  4. データ分析の事例から

uchino【内野氏略歴】SID、電通、ネットイヤーグループ、ネットエイジなどで、数多くのマーケティングプロジェクトに関わる。ウォルト・ディズニー・ジャパンにてEコマースの立ち上げに関わり、2006年よりオーリック・システムズの取締役としてアクセス解析の新規事業構築を担う。2009年にコンフォート・マーケティングを創業。現在はデジタルマーケティング領域特化のデータマーケターとして多くの企業に対して戦略・分析・実行支援を行う。東京工業大学卒。

【3】質疑応答&ディスカッション

「カスタマージャーニーと印刷ビジネスの関係」

 

開催情報

【日時】
2017年4月21日(金) 14:00-16:30予定(受付開始:13:30より)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。

申込み

WebフォームまたはFAXでお申込みいただけます。

 

 

登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。プリントアウトしたものを印刷して受付にお渡しください。FAX受け取りを希望した方へは別途FAXにて受講証をお届けいたします。