二次元バーコードとはどういうものですか。

掲載日:2014年8月17日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:その他

Q:二次元バーコードとはどういうものですか。

A:バーコードシンボルキャラクタを直線的に並べて情報化しているのが一次元コードと呼んでいます。これに対し、シンボルキャラクタまたはそれに相当する情報単位を縦横に配置したシンボルを二次元コードまたは、二次元バーコードと言います。
 二次元バーコードには、バーコードを積み重ねたようなスタック型の二次元コードと碁盤の上に石を並べたようなマトリックス型の二次元コードがあります。二次元コードは、最大情報量が約1KBあり、英数字なら約2000字、数字なら約3000桁までエンコードすることができます。
また、情報化密度が非常に高くバーコードに比べ10倍から100倍ありますので、数ミリ四方の極小シンボルも作成できます。更に、仮名や漢字、図形、バイナリーコードもエンコードできるため、ICカードやフロッピーディスクのような汎用的な情報媒体としても利用でき、紙をベースとしているため低価格です。
 二次元コードは、シンボルの基本単位であるバーやセルがバーコードに比べ非常に小さいことから、汚れや傷の影響を受けやすいです。そこで近代的な二次元バーコードは、障害により読めなくなったデータや誤って読み取ったデータを元の正しいデータに復元する誤り訂正機能を備えています。
この誤り訂正レベルは、エンコードするときに任意に設定することができ、大きく設定すれば、シンボルの半分以上が障害を受けても正しく読み取ることができます。
  日本工業出版㈱「知っておきたいバーコード二次元バーコードの知識(P5~6)」より

 

(2001年11月19日)

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)