印刷業界マーケットが、「従来の商業印刷からパッケージやラベル・シール印刷へ向かっているのは、みなさんご存じの通り」なのだが(ビジネスの大きさではなく、伸び率というかビジネスの可能性)、最近のJAGAT、最新トレンドに注目する研究会では「紙以外の印刷ビジネス」に注目して企画することが多くなっている。
印刷業界マーケットが、「従来の商業印刷からパッケージやラベル・シール印刷へ向かっているのは、みなさんご存じの通り」なのだが(ビジネスの大きさではなく、伸び率というかビジネスの可能性)、最近のJAGAT、最新トレンドに注目する研究会では「紙以外の印刷ビジネス」に注目して企画することが多くなっている。
欧米でもこの傾向は同じで、展示会でも最大規模のdrupaを差し置いて、パッケージ等の展示会に注目が集まっていた。シール・ラベルも同様で、世界的にはラベルエキスポヨーロッパが中心だったのだが、今年は脱紙ビジネスという風潮も手伝って、従来はベルギーのブリュッセルで行われていたのだが、フォローウインドの中、更なる拡大を目指して2025年9月16日〜9月19日の四日間、スペインのバルセロナで開催されることになった。
日本でも注目され、見学ツアーなども組まれていた。日本からもトレンドに敏感な人が訪問していたが、その代表が星名勧氏だ。氏はご存じの通りザイコンジャパン株式会社の社長だったのだが、退任することが決まっており、それに合わせてJAGATのテクノトレンド懇談会委員をやっていただくことにしたのだ。テクノトレンド委員は他にもパラシュート株式会社(https://parachute-web.com)の代表取締役 兵藤伊織氏等そうそうたるメンバーが揃っている。
そんなことも含めて星名氏は将来性を見定める能力には非常に長けていると私は認めている。その彼が社長を辞めたらラベルエキスポを見学して、近未来の自分のビジネスに役立てようとしているのだ。紙ビジネスにどっぷり浸かってきた彼が何を感じて、どうしようと思っているのか?聞く価値は大いにあると思っている。その星名氏がメインで「ラベルエキスポヨーロッパ2025報告会」(https://www.jagat.or.jp/pri251014)を10月14日(火)に開催する。
合わせて出展メーカーを代表してSCREENさんとコニカミノルタさんにも様々な視点から語っていただくつもりなので、乞うご期待である。一般的な印刷会社も紙以外の印刷ビジネス展開の一助に是非聞いていただきたい。
(専務理事 郡司 秀明)