Joe Webb博士が何を語るか?

掲載日:2014年9月25日

10月3日のJAGAT大会では「未来を破壊する」から数年経った今、具体的に何をすべきなのか?どうアプローチすべきなのか?について語っていただく。

表紙の写真は随分有名になったが、Webb博士の著書 「未来を破壊する」である。

この本はJoe Webb博士と著名な印刷業界のご意見番でもあるRichard Romano氏との共著なのだが、印刷業界の未来を破壊するということではなく、「このままでは印刷業界の未来は決して明るくないですよ」そういう事なら「明るくない未来を破壊して、有意義な未来に変えましょう」というのが、この本の趣旨である。

2012年のJAGAT大会で、塚田会長が「未来を破壊する」について紹介したことに端を発し、それ以来JAGATでは明るくない未来を破壊するにはどうしたら良いか?明るい未来を築くためにはどうするか?について考え続けてきた。

2014年10月3日のJAGAT大会では、今までやってきたことの集大成として、Joe Webb博士を招聘し、「未来を破壊する」から数年経った今、具体的に何をすべきなのか?どうアプローチすべきなのか?について語っていただく。「未来を破壊する」は問題提起だったが、今回の講演は、具体的アクションについての集大成となる。

当日のJAGAT大会だが、「未来を破壊する」を紹介した塚田会長に「なぜこの本を紹介したのか?(再確認)」そして「この本に書かれていたことに対して、どんなアクションをすべきだったのか?(反省も含めて)」語っていただき、郡司(私)のライトニングソース報告につなげていく。

塚田会長に続いて、郡司が受け持つのは悪しき未来を破壊するためにアクションを起こした事例報告である。アメリカのテネシー州ナッシュビルに本拠を置く、POD出版ビジネスの最大手であるライトニングソース社について、報告できる範囲一杯で語りたいと思っている。ナッシュビル工場だけでも最盛期には、7万冊/1日やっているというのだから、半端なことではない。それもロットは1.9~2.3冊というのだから、文字通り一冊対応のPODをやっているということなのだ。

ライトニングソース社は、上場会社ではなく秘密主義を貫いているので、公開には制約が付きまとうのだが、私が直に接して感じたことも含めてポイントをご報告したい。オーナーであるIngram氏(世界の日販・東販というべき出版取次INGRAMグループの総帥。ライトニングソース社はINGRAMの子会社)の「本を廃棄処分にしたくない」の一念で、PODビジネスを立ち上げ、成功させたポイントについて、なるべく客観的に語ってみたい。信念も大事だが、それを可能にする技術(DB、Web to Print、Jobギャンギング、等)の課題に対して、当初はメーカーにお願いしていたのだろうが、近年ではかなりの部分自立しているのだ。

つまり自前のエンジニアによるところが大きいということである。この辺は最終的に大きな差別化になるはずだ。欧米で成功している会社、例えばドイツのケルン市に本拠を置くフライヤアラーム社も自社で技術開発を行っている。

そして最後は真打Webb博士の講演だが、博士には懇親パーティーにも参加いただくので、質問のある方は是非自分で質問していただきたい。もちろん通訳にも同行していただくので、英語が苦手な方でも大丈夫なので、安心して質問いただければ良いと思う。

JAGATではこのJAGAT大会を一つの契機(峠)と考え、page2015の「変わるニーズ。変わるビジネス。」につなげていきたいと考えている。

(JAGAT 理事 郡司秀明)

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