印刷業定点調査 各地の声(2016年10月度)

掲載日:2017年5月24日

10月の売上高は7カ月連続の減少となる△4.5%。7カ月連続減少は2012年12月~2013年6月以来。受注件数は4カ月連続の減少となる△0.4%。春以降は印刷の需要減が秋にかけて顕著となった。

地域別では、首都圏(△2.7%)が6カ月連続の減少、大阪圏(△12.4%)が7カ月連続の減少、東西の2大都市圏で不振が続いている。比較的堅調な推移だった名古屋圏(△7.4%)も10月は大きく落ち込んだ。

業種・業態別では、商業印刷(△3.6%)が7カ月連続の減少。出版印刷(△3.1%)は時おり増加することもあるが、基本的には断続的に落ち込んでいる。地方に多い業態の総合印刷(△4.1%)も3カ月ぶりに減少した。2カ月連続で堅調だった紙器・事務・その他(△10.9%)も大きく落ち込んだ。

印刷会社の売上高が一様に大きく落ち込んだ要因の一つに、10月は平日(20日)が昨年より1日少なかったカレンダー要因がある。もし日数が昨年と同じだったら±0.0前後だった可能性も否定しきれない。逆に11月は平日(20日)が昨年より1日多いので揺り戻しが来るかどうか。

材料仕入額は、用紙(△8.3%)は3カ月ぶりの減少。インキ(△0.7%)とCTP/PS版(△4.1%)はともに2カ月ぶりの減少。労働時間(△1.1%)は6カ月連続の減少で、印刷の現場も全体に低調な動きとなっている。

【印刷会社経営者の声】

茨城:商業

町を走ると、介護関係の車が年々増えていることに気がつきます。

東京:商業

改善案を吸い上げる仕組みづくりで苦戦。人によって視点、視野、視座が違うのでストレスとなる。よくよく相手の立場に立って話を聞くことを心がけたい。

長野:総合

人財×能力×気力=企業スペック。各部門の人財とそれぞれが持つ個性と技術的なノウハウ、そして飽くなき挑戦の志を備え、事業展開を図っていきます。今後も可能性を信じ、社会市場に影響力のある企業として提案していきます。

岐阜:総合

事業領域を広げるため、新しい商材を見付けるため、異業種が集う研修や展示会に参加しています。社外、業界外に積極的に目を向けることが大切であり、それが将来のビジネスチャンスにつながると信じている。

岐阜:その他

「行ってらっしゃい、気をつけて」の声掛けで、実際に事故率は下がっているのだそうだ。何事も同じ、声掛けをはじめとした盛んなコミュニケーションで、社内の雰囲気を良くし、ヒューマンエラーを少なくしていきたい。

大阪:総合

まさかのトランプ大統領誕生ですが、メディアは早くも賞賛報道に変わりつつあるのに驚きです。

和歌山:商業

年末の追い込みをしながら、来年度に向けての方針を策定する時期(12月決算)に入って来ました。混沌とした時代だからこそ、シンプルに方針や事業を組み立てていきたいと思います。