日印機工、Japan Color「標準印刷認証」取得200工場を達成

掲載日:2017年8月2日

(一社)日本印刷産業機械工業会(日印機工、宮腰巌会長)は7月27日、オフセット印刷の標準色であるJapan Colorをもとに認証するJapan Color認証制度の1つである「標準印刷認証」の認証取得工場が200工場を達成したことを発表した。

 

 この「標準印刷認証」は、2009年に開始され、2012年10月には取得100工場を達成している。運用開始8年目を迎えた今年7月に201の工場で取得された。
  認証取得の企業からは、「標準化による印刷品質の安定化や社員のスキルアップ、生産性の向上、コストダウンにもつながった」という声が多数寄せられている。
 今後は、標準印刷認証取得企業300社達成に向けて、全国セミナー、パブリシテイ等の広報活動に加えて、認証制度自体の継続的なブラッシュアップに取り組んでいく予定だ。

 

 

《Japan Color認証セミナー(無料)のご案内》

Japan Color認証制度を取得していただくためのコツとメリットをわかりやすく、事例を交えて徹底解説します。Japan Color認証制度に興味はあるが認証取得することに不安をお持ちの企業の方や取得のメリットがいまひとつわからないという企業様には絶好の機会であると考えております。
 今年度の開催も残すところ5回となりました。是非、Japan Colorホームページの お問い合わせフォームよりお申し込みください。
セミナーご案内⇒ http://japancolor.jp/info/001266.html

 

 

Japan Color認証制度 とは―――

-印刷技術の標準化を推進し、印刷品質の安定と生産性向上を目指すツール-

Japan Color認証制度は、ISO国際標準に準拠し、日本のオフセット枚葉印刷における印刷色の標準である「枚葉印刷用ジャパンカラー」(以下、Japan Colorという)に基づいて認証を行うものです。

Japan Color認証制度は、平成21年10月にスタートした「標準印刷認証」と、平成23年9月開始の「マッチング認証」、「プルーフ運用認証」、「プルーフ機器認証」、平成29年5月開始の「デジタル印刷認証」からなります。

従来、出来上がった印刷物の良し悪しは顧客の目によって決められており、明確な基準がない中で印刷物は作成されてきました。印刷物の発注者、デザイナー、カメラマンなどからの色再現の要求に、印刷会社は度重なる修正や刷り直しで対応しているのが実情です。このような状況を生じているのは、印刷物作成に関しての標準的な基準がなく、認定する公の機関がないことが大きな要因となっています。そこで、発注者が標準的な基準値で指定した色を、印刷会社で適切に再現できることを一般化し、不要な修正や刷り直しを削減するために、Japan Color認証制度を創設しました。
この制度は、平成20年12月より検討を開始し、認証制度事業については(一社)日本印刷産業機械工業会(JPMA)が実施し、教育普及・調査研究に関しては(一社)日本印刷学会の協力を得ています。また、啓蒙普及については、(一社)日本印刷産業連合会及び全日本印刷工業組合連合会の支援を得るなど相互連携して推進しています。

 

 

 

●Japan Color認証制度に関するお問合せ先●
  〒105-0011
  東京都港区芝公園3丁目5番8号   機械振興会館 401-2号室
   一般社団法人日本印刷産業機械工業会    

    Japan Color認証制度事務局
    TEL.03-6809-1617 / FAX.03-3434-0301