「変化」が定着した経営戦略と、戻された戦略
 −『JAGAT info』8月号のご案内−

掲載日:2023年8月17日

 7月号に続き、会員企業を対象にした「2022年度印刷産業経営力調査」の調査結果を誌上にて報告する。8月号では、印刷会社103社の経営戦略に関して分析を行った。具体的には財務、顧客、内部プロセス(生産・営業)、組織と人材の各観点における重点項目について分析を行い、その経年変化を明らかにしている。
 その結果、コロナ禍によって生じた変化が定着した戦略と、揺り戻されてコロナ禍前に戻った戦略とが見えてきた。すなわち「脱印刷」が有力な選択肢となり、印刷ビジネスの起点は「印刷物の製造」よりも「顧客の課題解決」に順次移行している。また、それに合わせて物的なものから人的資本へと投資対象がシフトしつつある傾向がうかがえる−−というのが戦略分析編の概要である。
 詳細については、ぜひ8月号をご覧になっていただきたい。印刷業界のトレンドを把握するためにも、必読の内容である。

 

『JAGAT info』2023年8月号のご案内

◯特集
「2022年度印刷産業経営力調査」戦略分析
 課題起点の事業創出への萌芽
 サステナビリティ経営に向けて

 本誌8月号の特集では、上記のとおり「2022年度印刷産業経営力調査」の戦略分析編として、それらの調査結果を12ページにわたって収録している。なお、次の9月号では設備・需要動向の分析を行うほか、印刷会社経営の現在と未来について、さらに多角的な分析を行う予定である。こちらもご期待いただきたい。
 なお、前回に続き、回答社限定のデジタル速報レポート第2報を送付した。調査にご協力いただいた皆様に、心より御礼を申し上げたい。

◯特別企画
page2023開催報告
 原価と結ぶ「業務管理システムの運用と実務」
 ~利益を出すためのマネジメント~

 業務管理システムは、原価管理の視点から自社の実態に即した仕組みとフローを構築することが肝要となる。今年2月6日に開催されたpage2023セミナー【S1】では、業務管理システムの構築と運用に際して印刷会社の実情に合わせた導入へのステップや、「見える化」の実践としての原価管理手法などについて、2人の講師から解説していただいた。
 8月号の特別企画では、その講演要旨を収録する。原価管理/業務管理システムについて、改めて考える契機としていただきたい。

(『JAGAT info』編集部)

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