JAGAT大会について一言二言(その壱)

掲載日:2023年9月26日

コロナ禍でペンディングになっていたリアル「JAGAT大会2023」を2023年10月20日に開催することとなった(+Zoom配信も行うハイブリッド開催)。また従来は夏フェスで行われていたバーベキュー大会を今回はJAGAT大会で開催するので、みなさん是非中野富士見町のJAGAT本社にお越しいただきたい。

東京目白の椿山荘で例年開催されていたリアル「JAGAT大会」がコロナ禍で出来なくなってしまい、ここ数年オンラインのみで行っていたのだが、コロナ禍も明けたのでいよいよリアル「JAGAT大会2023」を開催することになった。

内容はセミナー主体なのだが、コロナ禍が明けたとは言えZoom配信は必須なので、例年行われていた椿山荘での開催が難しく、JAGAT本社で行うこととなった。JAGATでやれば、機材や通信環境も揃っているのが大きな理由だ。ラウンジや大会議室他でも講演を聞くことが出来るような準備をしている。セミナー会場で会話をしながら聞くのは「?」だが、Zoom配信を観るのであればラウンジや大会議室等で、会話しながら、飲みながら、食事しながら聴講できる。Youtubeの考察番組(Vivant関連で多い)の中には、リアル視聴しながらコメントして、議論する姿そのものを配信している番組がある。「みんなで議論しながらセミナーを聴講する」のも新しいセミナー受講の形態だと思う。

さて内容だが
●基調講演(14:10-15:00)
スーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長に「地域密着で勝つ地場スーパーの経営術」

と題して話していただく。中小スーパーの経営者として様々なアイディア、努力で大手スーパーに対抗してきた苦労話は中小印刷会社にとって決して他人事ではないはずである。秋葉社長は年間300本を超えるTV番組に登場している。それも大手スーパーに対抗する術の一つなのだが、様々なことに関して勉強もしなくてはいけないだろうし、自らが率先して動かねばならない。「講演当日も16:00までに関町の本店に帰って明日の仕入れをしなくてはいけない」と釘を刺されている。

●JAGATからの研究発表(15:10-15:55)
藤井研究調査部長から「JAGAT研究調査データの読み方使い方」

と題してJAGAT「印刷マネジメントブック」(旧JAGAT印刷産業経営動向調査)についての講演を行う。名前もリニューアルし、新たな刺激になるはずである。

●ディスカッション(16:00-16:50)
郡司がモデレーターとして国内デジタル印刷機メーカーを揃えてディスカッションを行う。テーマは

「印刷メディアの未来 印刷物がサスティナブルであり続けるには?」

という刺激的なタイトルを付けているが、私はこれまでに「印刷メディアが不滅である」ということに関して疑問に思ったことがなかった。しかしコロナ禍の後はどうだろうか?印刷物がすっかり「悪者」になってしまった。「印刷物が不滅であり続けるにはどうするべきか?」を国内デジタル印刷機メーカー(SCREEN GPジャパン、キヤノンマーケティングジャパン、富士フイルムビジネスイノベーション、コニカミノルタジャパン、リコージャパン)に集まっていただき、ディスカッションをしたいと思う。「初期コスト(機械代金)や運用コストがこれより下がらない?のなら、その条件下で印刷物はどうあるべきなのか!?」まで突っ込んだ話をしたいと思っている。

●大バーベキュー大会(17:10-19:00)
どちらかというとこれが一番のメインイベントなのだ(夏フェスでやっていたバーベキューパーティー)。「印刷会社」「メーカー複数社」「JAGATスタッフ&知識人(コンサルタント等)」が、ビールとバーベキューを飲み食べながら、フランクに話し合いが出来れば、JAGAT大会は大成功だ。要するに印刷会社の経営者だけ、印刷会社の印刷スタッフだけ、同一メーカーだけではなく、それぞれの立場の様々な人間が一堂に会して議論することが大事なのだ。
これこそJAGATの使命だと心得ている。

(専務理事 郡司 秀明)