身近な話題で訪問者を増やす。「弁護士ドットコムニュース」

掲載日:2015年1月29日

弁護士ドットコムは、法律相談ポータルサイトとして2005年から開始、今年で10年目になる。登録弁護士数7700人、弁護士の5人に1人が登録している割合だ。月間サイト訪問者数は660万人。日本最大級規模を誇る。

主なサービスは、地域や分野で自分の悩みに合った弁護士を探せる「弁護士相談」と、弁護士が質問に回答する公開型のQ&Aサービス「みんなの法律相談」。2012年からは、時事ニュースを法律の切り口で解説する「弁護士ドットコムニュース(開始時は弁護士ドットコムトピックス)」を開始した。

ニュースコンテンツが果たす役割

1月27日付のあるニュースは、「パンケーキを注文したら「富士山」みたいな変な形だった・・・作り直してもらえる?」というものだった。メニュー写真と異なる商品が提供された場合、作り直しを要求できるか、という疑問に、消費者問題に詳しい弁護士が解説するという内容。弁護士ドットコムニュースでは、このようなニュースを1か月に130本作成、配信する。ニュースはヤフーにも配信され、月間サイト訪問者数420万人に達する。

日常生活で、私たちが弁護士のお世話になる機会はそう多くはない。弁護士を探す、法律相談をする、といった専門性の高いサービスだけでは、一定数以上の訪問者を集めるのは難しい。そこで一般の人が関心を持ちやすいニュースというコンテンツをサイト集客に役立てている。

さらに訪問者に弁護士ドットコムというサイトを身近に感じてもらうことで、弁護士が必要な状況になったときに、選ばれやすくなるというメリットがある。また、SEOという点でも、コンテンツを充実させることは非常にプラスになる。

このような手法はコンテンツマーケティングと呼ばれ、近年非常に注目されている。

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