2021年の印刷ビジネスと技術を総括

掲載日:2021年12月13日

コロナ禍によって、社会生活も印刷市場も大きな影響を受けている。例えば、大規模なイベントが中止・延期や規模縮小となり、本来であれば準備すべき印刷物を製作しない、といったことも増えている。コロナが収束するまでの一時的な動きとも考えられるが、印刷物の内容や分野によっては、デジタル配信などへ移行が進むことも考えられる。

そのような中でも、新たなソリューションや技術が開発され、実用化が進んでいる。つまり、新しい手段を活用し、さまざまな課題や困難を克服することで、新しいビジネスの機会が生み出される。

近年は、インクジェットや電子写真方式などデジタル印刷と製本・加工技術が大きく進展している。従来であれば、すべてオフセット印刷で賄っていたところを、オフセットとデジタルを適宜使い分けることが、実用的でリーズナブルとなりつつある。つまり、新たな需要が生まれている。
必要に応じて再少部数だけをデジタル印刷で生産し、配送することも、特別なことではなくなっている。

さらには、急速に成長するデジタルマーケティングとデジタル印刷を融合することで、新たな印刷ビジネスが生まれた事例も数多く見られるようになっている。

「JAGATトピック技術セミナー2021」は、この1年に発表された注目製品・技術をピックアップし、印刷技術のトレンドを見定めるもので、これらの製品・技術を各メーカーに解説していただく。
2021年の印刷ビジネスと技術を総括し、未来を創造するためのヒントを含んだ内容となっている。

■JAGATトピック技術セミナー2021オンライン
12.21 (火) 13:30 – 17:00
JAGAT会員:無料(人数制限なし) 一 般:5,000円(税込)

(研究調査部 千葉 弘幸)