投稿者「太齋一江」のアーカイブ

【クロスメディアキーワード】口コミマーケティングと情報リテラシー

「口コミ」の特徴

「口コミ」とは、商品やサービスに関する評価や評判などの情報が、人々のコミュニケーションにより伝達されることを意味する。現代社会は、企業活動だけでなく、人々の日常生活に至るまで「口コミ」と関係した時代となったといえる。ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も存在するため、企業だけでなく個人にとって「口コミ」は、有効に活用すれば益に結びつくこともあるが、扱い方を誤ると損失を招く恐れもある。

口コミの傾向

「口コミ」は人々の歴史の中で、最も古いメディア(情報伝達手段)である。単なるメディアではなく、情報に対する個人の感情や解釈を加味したメディアともいえる。人々は、自身の感情を共有したいといった傾向がある。共有したい感情は、怒りや不満、恐怖を伴ったネガティブな情報が顕著になることもある。ネットワーク社会においては、情報は速く広範囲に伝達することから、「口コミ」による情報は、利便性と危険性を兼ね備えている。さらに、消費者が商品やサービスにする情報をインターネットの「口コミ」サービスを参考にする場合、ポジティブな情報よりもネガティブな情報を信用する傾向があるといった調査結果もある。

コミュニケーション手段としての「口コミ」

バイラルマーケティングやバズマーケティングは、「口コミ」を活用したマーケティング手法として利用されている。企業活動において「口コミ」は、「広告」や「販売促進」「人的販売」「パブリシティ」に並ぶ顧客とのコミュニケーション手段として活用されている。

バイラルマーケティングは、伝えたい情報を普及させるために、「紹介」や「推奨」といった方法で、人々の間に相互に伝え合うことを促進し、奨励するマーケティング・アプローチである。圧倒的な特徴(画期的、便利、格好いい、楽しいなど)のある商品やサービスの場合、自然発生することが期待できる。ネットワーク外部性が働く商品やサービスでも同様の傾向がある。こうした情報の波及的拡大(口コミ)を人為的に起こすことを狙うことをバズマーケティングという。
消費者への情報伝達の可能性が高く、接触頻度も高い4 マス媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)は、広告費が高額になることが多い。一方、インターネットに代表されるデジタルメディアは、コスト構造が異なっている。インタラクティブ(双方向性)であり、パーソナライズ(個別化)できるため、消費者嗜好の多様化に対応できることから広く普及した。ブログやソーシャルネットワークサービスによる「口コミサービス」は、インターネットの特性を生かし、マスメディアと並ぶ情報伝達や認知形成ができる手段となった。マスメディアの役割の一部をデジタルメディアが担うようになり、消費者行動モデルの「AIDMA」は、マスメディアと非マスメディアの変遷につれて「AISAS」「AISCEAS」といったモデルも提唱されるようになった。「口コミ」は、昨今の消費者行動モデルにおいて、重要な役割を果たしている。

ステルスマーケティングと口コミ

「ステマ」という言葉が話題となった時期があった。これはステルスマーケティングを省略したもので、グルメサイトなどで「やらせ」的な投稿が表面化したことから急速に注目を集めた。報道の論調により、悪いイメージが定着してしまった「ステマ」であるが、本来的には、消費者に悟られることなくマーケティング活動を行うという意味である。
程度の差はあるが、「口コミマーケティング」と呼ばれる形で、ターゲット顧客に効率良く情報を浸透させる手段として、施策を提案してきた事実もある。「口コミマーケティング」の例としては、アルファブロガーと呼ばれた「ブログを通じて、ターゲット層に対して高い情報伝達力を持つ人物」に、企業がインセンティブを与えて情報を発信する手法がある。しかし、そこで発信される情報は、その人物の主観に頼ることになり、情報精度は必ずしも企業が意図した通りになるとは限らないものである。したがって、企業が望む形での情報を的確に発信したいという需要があり、呼応する形でサイトへの投稿を請け負うビジネスが生まれた。
景品表示法を所管する消費者庁のニュースリリース『「インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項」の公表について』(平成23 年10 月28 日)では、

『商品・サービスを提供する事業者が、顧客を誘引する手段として、口コミサイトに口コミ情報を自ら掲載し、又は第三者に依頼して掲載させ、当該「口コミ」情報が、当該事業者の商品・サービスの内容又は取引条件について、実際のもの又は競争事業者に係るものよりも著しく優良又は有利であると一般消費者に誤認されるものである場合には、景品表示法上の不当表示として問題となる』
と指摘しているが、法の判断は個々の事例ごとに充分検討した上でなされなければならない。
消費者庁の指摘する問題が発生した場合の処罰は、実際に商品・役務を提供する得意先企業に下される。得意先に対して提案を行う際には、何の目的でソーシャルメディアを使うのかという理由と、リスクと対比してもそれがどれだけの利益を生むのかを明確にし、運用に当たっては、モラルを欠くことのないような人的・システム的仕組みを構築するべきである。
最近ではインターネット上の情報を単純に鵜呑みにしない利用者が増えている。また、不適切な発言が批判され、排除されていくように、インターネット上の情報にはある程度の自浄作用も働く。こういった経験を学習することで、情報の判断におけるリテラシーは徐々に高まっていく可能性がある。

JAGAT CS部
Jagat info 2013年4月号より転載

【クロスメディアキーワード】プログラム言語とオープンソース

COBOL、FORTRAN、PL/I、Pascal、C 言語などは、コンピューターに実行させる処理を記述するプログラム言語である。ジョブ制御言語(JCL)やオペレーティングシステム(OS)で使用するコマンドは、OSに対し動作指示を行う言語として捉えることができる。
一方、SQL やXQueryなどは、問い合わせ言語とも呼ばれることもあり、主にDB(データベース)からのデータ取得に対する記述をする。PostScript やHTML、XML などは、主にデータの内容を記述するための言語であり、データ記述言語とも呼ばれている。
PostScript やHTML は、主に内容の表示や描画のために使われるようになった。XML は、表示描画機能を切り分け、データに対し意味のある集合体や構造で表現することに主眼を置いた言語である。XML データをディスプレー表示や、印刷する場合は、PostScript やHTML などの形式に置き換え、専用アプリケーションやXSLT などを用いて変換する必要がある。XML データはPostScript やHTML と比較すると、ディスプレー表示や印刷するまでの手順が複雑になる。しかしながら、データ項目を文書構造に合わせて取得することが容易である。UML(Unified Modeling Language)は、ソフトウェア開発においてシステムの構造を表現するためのコンピューター言語であり、モデリング言語の代表的なものである。
プログラミング言語の中で、データを使い行う処理や操作の手順をパッケージ化した独立性があるものを「オブジェクト」と呼ぶ。オブジェクト指向のプログラム言語は、命令から相互に関連し、処理や操作を実行することで、ソフトウェア全体としての動作を制御する。オブジェクト指向は1970 年代から普及し、SmalltalkやCLOSなどオブジェクト指向のプログラム言語が開発された。オブジェクト指向では、すでに存在する「オブジェクト」は、利用の際にその内部構造や動作原理の詳細を知る必要がなく、特に大規模なソフトウェア開発において有効な考え方として知られている。
オープンソースは、無料でソースコードやプログラムが入手できるということを意味しているだけではない。オープンソースに関する定義は、Open Source Initiative(OSI)により策定されている。OSI認定を受けるためには、以下の頒布条件が定められている。

1. 再頒布の自由

「オープンソース」であるライセンス(以下「ライセンス」と略)は、出自のさまざまなプログラムを集めたソフトウェア頒布物(ディストリビューション)の一部として、ソフトウェアを販売あるいは無料で頒布することを制限してはならない。 ライセンスは、このような販売に関して印税そのほかの報酬を要求してはならない。

2. ソースコード

「オープンソース」であるプログラムはソースコードを含んでいなければならず 、コンパイル済形式と同様にソースコードでの頒布も許可されていなければならない。何らかの事情でソースコードと共に頒布しない場合には、 ソースコードを複製に要するコストとして妥当な額程度の費用で入手できる方法を用意し、それをはっきりと公表しなければならない。方法として好ましいのはインターネットを通じた無料ダウンロードである。ソースコードは、プログラマーがプログラムを変更しやすい形態でなければならない。意図的にソースコードを分かりにくくすることは許されず、プリプロセッサーや変換プログラムの出力のような中間形式は認められない。

3. 派生ソフトウェア

ライセンスは、ソフトウェアの変更と派生ソフトウェアの作成、並びに派生ソフトウェアを元のソフトウェアと同じライセンスの下で頒布することを許可しなければならない。

4. 作者のソースコードの完全性(Integrity)

バイナリ構築の際にプログラムを変更するため、ソースコードと一緒に「パッチファイル」を頒布することを認める場合に限り、ライセンスによって変更されたソースコードの頒布を制限することができる。ライセンスは、変更されたソースコードから構築されたソフ
トウェアの頒布を明確に許可していなければならないが、派生ソフトウェアに元のソフトウェアとは異なる名前やバージョン番号をつけるよう義務付けるのは構わない。

5. 個人やグループに対する差別の禁止

ライセンスは特定の個人やグループを差別してはならない。

6. 利用する分野(Fields of Endeavor)に対する差別の禁止

ライセンスはある特定の分野でプログラムを使うことを制限してはならない。 例えばプログラムの企業使用、遺伝子研究の分野での使用を制限してはならない。

7. ライセンスの分配(Distribution)

プログラムに付随する権利はそのプログラムが再頒布された者全てに等しく認められなければならず、彼らが何らかの追加的ライセンスに同意することを必要としてはならない。

8. 特定製品でのみ有効なライセンスの禁止

プログラムに付与された権利は、それがある特定のソフトウェア頒布物の一部であるということに依存するものであってはならない。プログラムをその頒布物から取り出したとしても、そのプログラム自身のライセンスの範囲内で使用あるいは頒布される限り、プログラムが再頒布される全ての人々が、元のソフトウェア頒布物において与えられていた権利と同等の権利を有することを保証しなければならない。

9. ほかのソフトウェアを制限するライセンスの禁止

ライセンスは、そのソフトウェアと共に頒布される他のソフトウェアに制限を設けてはならない。例えばライセンスは、同じ媒体で頒布されるほかのプログラムが全てオープンソースソフトウェアであることを要求してはならない。

10. ライセンスは技術中立的でなければならない

ライセンス中に、特定の技術やインターフェイスの様式に強く依存するような規定があってはならない。

JAGAT CS部
Jagat info 2013年3月号より転載

【クロスメディアキーワード】近距離無線通信技術

近距離無線通信技術とは

無線通信におけるネットワーク技術は、距離により分類される。約100km 以上の距離で通信を行う「無線WAN(Wide Area Network)」、約100m から約100km までの「無線MAN (Metropolitan AreaNetwork)」、約20m から約100m までの「無線LAN(Local Area etwork)」、人間のまわりの機器をネットワークする範囲として10〜20m 程度をカバーするものを「無線PAN(Personal Area Network)」という。
近距離無線通信技術は厳密な定義はなく、一般的に、「無線PAN」などの通信距離が数10m くらいまでの近距離無線通信の技術をいい、その主な技術として、「ZigBee」「Bluetooth」「無線LAN」などがある。

技術の比較

近距離無線通信技術と類似技術には、「ZigBee」「Bluetooth」「無線LAN」「電子タグ」が考えられる。「ZigBee」は、伝送スピードがほかと比較して250kbpsとあまり高速ではない。さらに、消費電力は一番小さく、接続数は約6 万5000 個と一番多い。自律的にメッシュネットワークの構築が可能で、メッシュリンクとスターリンクを組み合わせたマルチホップネットワークの構築が可能である。「Bluetooth」は、伝送スピードが1Mbps とある程度の速さを有している。また、消費電力については120mW とほぼ中間であり、接続数は最大7 個と少ない。音声とデータのアプリケーションで利用でき、ネットワークへの参加・離脱が容易である。さらに、周波数ホッピングによる無線技術間の干渉を軽減する。「無線LAN」は、伝送スピードが、11、54Mbps と高速である。しかしながら、消費電力は3Wと一番大きく接続数は、最大32 個と少なめである。「電子タグ(パッシブタグ)」は、消費電力が0Wと電力が掛からず、接続数はタグのみのID などコードリーダーであり1 個のみである。リーダーとの間で、データの読み出し、書き込みが可能である。薄くて小さなタイプは、モノに埋め込むことができる。電源を内蔵しない「パッシブタグ」のほかに、電源を有し自ら電波を出す「アクティブタグ」がある。

NFC(ISO/IED 18092)

「NFC(Near Field Communication)」とは、ソニーとフィリップス(現NXP セミコンダクターズ)が共同開発した、近距離無線通信技術の国際標準規格である。「FeliCa」や、「MIFARE(ISO/IEC 14443)」などの非接触IC カードの下位互換性がある。使用周波数は、FeliCa」や「MIFARE」などと同様の13.56MHz である。「NFC」の通信規格を搭載している機器同士の双方向通信が可能で、携帯電話やパソコン、家電などの機器へ展開されている。今後も、アクセス制御やヘルスケア、情報の受発信、顧客維持、決済、物流など、幅広い分野での活用が見込まれている。
NFC活用のメリットは以下の通りである。①「NFC」による双方向通信は、「かざす」以上の複雑な操作を必要としない。②産業から環境まで、広範囲での利用に適している。③NFC技術はISO やECMA、ETSI標準を見据え、オープンかつ標準的である。④「NFC」は、「Bluetooth」や「Wi-Fi」などの無線技術において、機器のセットアップを容易にする。⑤NFC送信は短距離(数センチメートル)でありセキュリティーにおいて優れている。⑥既存の非接触カード技術と互角性がある。⑦「NFC」は、セキュアなアプリケーションをサポートするための機能が組み込まれている。

NFC の主な機能

①カードエミュレーション機能
「NFC」が搭載された機器は、さまざまな非接触ICカードやICタグの規格と互換性があり、それらと同等の機能を持つ。IC カードやIC タグのインフラを利用したアプリケーションの構築が可能である。
②リーダー・ライター機能
「NFC」が搭載された機器は、リーダー・ライターとして、さまざまな非接触IC カードやIC タグの読み書きができる。
③端末間通信機能<P2P>
NFC 通信規格対応のIC チップ「NFC チップ」を搭載している機器やカードを10cm 以内の近距離まで近づけると、106Kbps〜424Kbps の速度で双方向通信が可能になる。

ハンドオーバー

NFC 端末間ペアリング対応の機器間では、大容量のデータを送受信する際、通信手続き(ペアリング)だけを「NFC」で行い、「Bluetooth」や「Wi-Fi」など別の高速な規格に引き継ぎ、通信を行うことができる。これをハンドオーバーと呼ぶ。
①Bluetooth ハンドオーバー
大容量データを転送する場合、高速で通信距離も長い通信規格である「Bluetooth」を使用することがある。通信距離が長いワイヤレス通信規格では、その長い通信距離のため、盗聴や改ざんなどの危険性が大きくなる。そのため、「Bluetooth」のペアリングは非常に煩雑であり、一般ユーザーからは敬遠されることが多い。「NFC」は通信距離が10cm 以下と短く、機器同士をかざす(10cm 以下に近づける)という明示的
な行為をトリガーに、安全な通信を行うことができる。NFC 通信で、「Bluetooth」のペアリングを行うことで、容易に安全で高速なデータ転送が可能となる。
②Wi-Fiハンドオーバー
無線ブロードバンド(Wi-Fi)サービスの利用者が増加している。Wi-Fi ブロードバンドサービスの多くは、①あらかじめ月額のサービス利用料を支払い、サービス事業者により発行されるIDとパスワードで利用するもの、②フリーで利用できるものがある。①を利用する際は、利用するサービス事業者向けのアクセスキー(Wi-Fi接続に必要な情報)を端末へ設定しておかなければならない。「NFC」に対応したWi-Fiブロードバンドサービスが普及すると、サービス利用者はアクセスキー登録済みのIC カードをNFC 搭載携帯電話やパソコンにかざすだけで、サービスが利用できる。

JAGAT CS部
Jagat info 2013年2月号より転載

【クロスメディアキーワード】SWOT分析

経営戦略や事業戦略を策定するためのフレームワークには3C 分析、バリューチェーン分析、SWOT 分析などさまざまな手法がある。SWOT 分析と関係性の深い経営資源について解説をする。

SWOT 分析とは

組織の戦略を策定したり評価していく上で、現状の自社を取り巻く外部と内部の経営環境を分析することは重要である。SWOT 分析とは、経営環境を内部の経営資源と外部環境に区分し、さらに有利な要因と不利な要因に区分してマトリックスを作り、自社の経営環境の条件を明確にする方法である。SWOT 分析の具体的な項目は、内部の経営資源上の有利な要因を「強み」、不利な要因を「弱み」とし、外部環境上の有利な要因を「機会」、不利な要因を「脅威」とし、マトリックス上を4 つにグルーピングする。SWOT 分析の結果に基づき、事業領域(ドメイン)の決定につなげていくことになる。
外部環境と内部環境の要素を下表に取り上げる。

●外部環境の要素
[マクロ要因]
① 政治・法律環境 規制緩和や法律の改正など
② 経済環境 景気変動や為替動向など
③ 社会環境 少子高齢化、格差社会など
④ 文化・技術環境 技術革新やライフスタイルなど
⑤ 自然環境 環境規制や地球温暖化など
[ミクロ要因]
① 市場環境 市場規模や市場動向など
② 顧客環境 顧客ニーズや消費者動向など
●内部環境の要素
① 人的資源 組織構造や人材力など
② 物的資源 保有する設備、工場など
③ 財務的資源 資金調達力など
④ 情報的資源 ノウハウ、ブランド、企業イメージなど

SWOT 分析の目的

外部環境と内部環境を線引きするポイントは、自社で統制することが可能かどうかである。外部環境は自社では統制不可能なことが多いが、内部環境は改善できる余地が残されているためである。SWOT 分析の本来の目的は、経営戦略の方向性を模索したり、資源配分の検討や戦略を実現するための課題を設定する際に、客観的に自社の位置付けを明らかにすることである。区分することに固執すると抽出自体が目的となり分析が疎かになって、本末転倒になる。単なる抽出ではなく、分析した結果と、分析結果から目的とすることを導くことができるかが重要である。よって、必要以上に内外環境を区分する自体には意味がない。

SWOT 分析の留意点

4 つの項目に分類されたSWOT の内容は一定でなく、変化することに留意する必要がある。機会や強み、脅威や弱みを判断する基準を設定することが難しい場合がある。策定した戦略やターゲットとする顧客によって強みや弱み、機会や脅威の判断基準が変化する場合がある。例えばインターネットの普及は、企業が消費者に対して情報発信できる頻度が高くなるため、機会に捉えられそうである。その反面、消費者が取得できる情報量が増加し、商品やサービスに関する知識が豊富になっている。消費者が選別する目が厳しくなっているので、効果的に商品価値を訴求していかないと、顧客が離反し、脅威や弱みに変化することになる。また、一方の企業には脅威であっても、他方の企業にとっては機会になる場面もある。例えば通常、円安は輸出企業には機会であるが、輸入企業にとっては脅威である。逆に円高は、輸出産業にとっては脅威であるが、輸入産業にとっては機会になる。

JAGAT CS部
Jagat info 2013年1月号より転載

2016年

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2016年
12月22日 グラビア印刷並みの高濃度印刷を実現するパッケージ用水性フレキソインキ「マリーンフレックスLM」を開発 DIC グラフィックス
12月20日 共同印刷、「読みやすい紙面」提案する組版サポートツール開発 共同印刷
12月16日 富士ゼロックス、「戸田浦における露国軍艦建造図巻」複製 富士ゼロックス
12月16日 技能五輪、印刷種目・日本代表に早瀬選手が正式決定 日印産連
11月30日 日印産連、第16回印刷産業環境優良工場表彰-12月より募集開始 日印産連
11月28日 凸版印刷、出版生産拠点を再構築 – 川口工場に100億円投資 凸版印刷
10月5日 発刊のお知らせ 「Tokyo TDC, Vol. 27 -The Best in International Typography & Design」 東京タイプディレクターズクラブ
10月4日 新刊「デザインのひきだし29」発売のお知らせ グラフィック社
10月4日 大日本印刷 情報コミュニケーション事業の強化・発展に向けてグループ3社統合による新会社「DNPコミュニケーションデザイン」を設立 大日本印刷
10月4日 映像が空中に浮いて見える次世代のプロモーションツールの販売を開始 大日本印刷
10月3日 大日本印刷 東京大学出版会 丸善雄松堂 大学講義用オリジナル教材の制作を支援するサービスを本格展開 大日本印刷
9月30日 2016年度グッドデザイン賞受賞結果を発表 日本デザイン振興会
9月27日
開催案内
見本帖本店2F展示(10/21-11/25)「本迷宮 ――本を巡る不思議な物語」展 竹尾
9月27日
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第7回・後期 「通販エキスパート検定」を12月に実施~福岡では初の開催、初級から特級まで6ライン展開~12/4) 通販エキスパート協会
9月21日
開催案内
展示のお知らせ「インクでジェット!ジェット!ジェット!2」(10/21-29) 株式会社ショウエイ
9月13日
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大塚商会、「POINT2016」を秋葉原UDXで開催(10/6-7) 大塚商会
9月13日
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展示のお知らせ「黒田泰蔵 白磁 写真 造本 印刷」(9/28-10/30) 光村グラフィック・ギャラリー
9月9日
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おいしい東北パッケージデザイン展2016 10/10まで作品募集中 JAGDA
東北経済産業局
9月8日 公認痛車プロジェクト始動!第1弾は「初音ミク」 幕張メッセ『マジカルミライ(9月9日~11日)』にも出展 スピックバンスター株式会社
9月1日 この表現力、クラスを超えたパフォーマンス。次世代プリンター「TrueVIS SGシリーズ」誕生。 ローランド ディー.ジー.
8月31日 「はぐくみプログラム」と「印刷の学校」が、キッズデザイン賞を受賞 ~男女共同参画大臣賞とキッズデザイン協議会会長賞に選出~ 凸版印刷
8月29日 知的財産管理の専門子会社を発足 ~グループ事業の利益最大化に向け、知的財産面から強力に支援~ SCREENホールディングス
8月26日 ソフトウエア関連事業を推進する事業会社を発足 ~グループの最大最適化に向けて、事業の多角化を加速~ SCREENホールディングス
8月26日
開催案内
「158人の漱石 - 百年後ノ吾輩、こゝろ、それから……」展示のお知らせ(9/6-10/6) クリエイションギャラリーG8、東京イラストレーターズ・ソサエティ
8月10日
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展示のお知らせ「2007-2016 中国イラストレーションビエンナーレ受賞作品展」(8/19-8/31) 光村グラフィック・ギャラリー
8月10日 ムサシ、高性能レーザー加工機を発売、専用ショールームを開設 ムサシ
8月9日
開催案内
2016年度グッドデザイン賞、六本木・丸の内・渋谷で4つの企画展を9月から11月まで順次開催 日本デザイン振興会
8月9日
開催案内
見本帖本店2F展示(9/2-10/14) SAGAN GA 展 竹尾
8月9日
開催案内
鹿島アントラーズ応援イベント 「理想科学工業創業70周年記念試合」を開催(8/20) 理想科学工業
7月27日 8月1日「キンコーズ・スマートメンバーシップ」開始! ~オンデマンド印刷のパイオニアがスマホアプリで オリジナルポイントサービス導入!~ キンコーズ・ジャパン
7月26日
開催案内
コピーの最高峰を選ぶ「TCC広告賞展2016」開催のお知らせ(8/4~9/24) アド・ミュージアム東京
7月21日 タイププロジェクトの「Drop&Type」を武蔵野美術大学が導入 - 学生のフォント制作をスムーズにするため、2017年度末までに98台にインストール予定 タイププロジェクト
7月20日
開催案内
夏休み体験教室関連イベント:オリジナル小型印押印サービス開催! 印刷博物館
7月13日
開催案内
何度もやってみたくなる! 夏のワークショップ!夏休み体験教室を開催 印刷博物館
7月12日 小森コーポレーション陸上競技部 ロナルド・ケモイ選手 リオデジャネイロオリンピック男子1,500m ケニア代表に選出決定 小森コーポレーション
7月11日 「DynaFont Online」に便利な新サービス登場 「Webフォントシミュレーター」「文字詰め機能」 7月11日(月)に両サービス同時リリース ダイナコムウェア
7月7日 スクリーン業界初の高精細インキ発売 帝国インキ製造
7月5日
開催案内
見本帖本店展示(7/22-8/26) 「光れ!紙 銀ナノinkと紙のミライ 展」 竹尾
6月30日 コニカミノルタジャパン、アドビとデジタルマーケティング分野で提携 コニカミノルタジャパン
6月28日
開催案内
ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第354回企画展のお知らせ 大日本印刷
6月20日
開催案内
『デザインのひきだし28』(グラフィック社)刊行記念「奇想天外! 空前絶後! 日本の先達たちのすごい造本を一緒に見よう!」大貫伸樹 × 寄藤文平&鈴木千佳子トークイベント(7/3) グラフィック社
6月15日 ミマキエンジニアリング  drupa2016で3つのEDPアワード受賞 ミマキエンジニアリング
6月8日 drupa、開催周期を再び4年に – 次回は2020年6月23日から7月3日 メッセ・デュッセルドルフ
6月6日 KADOKAWA、書籍製造プラットフォームの構築にHPデジタル印刷ソリューションを採用 日本HP
6月2日 新刊「デザインのひきだし28」発売のお知らせ グラフィック社
5月27日
開催案内
ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第353回企画展のお知らせ 大日本印刷
5月25日 熊本地震により被災された皆様へ特別修理対応のご案内 ミマキエンジニアリング
5月20日 アグフアが新潟に営業所を開設 -サポート体制を更に強化 日本アグフア・ゲバルト
5月16日 平成28年熊本地震にかかる応急仮設住宅用地の貸与について SCREENホールディングス
5月10日 業界最安級!のハガキDM印刷「DMステーション」Web注文サービス開始 不二印刷
4月27日 Esko、デジタルフィニッシングにおいて 新次元の効率性とシンプルさを実現 エスコグラフィックス
4月27日 「DNP旅のよりみちアプリ YORIP(ヨリップ)」でタウン情報紙「大江戸リビング」と連動した東京の街歩きコンテンツを配信 大日本印刷
4月13日 手帳・カレンダーのInDesign自動組版サービス登場 デジタル・ワークス
4月6日
開催案内
Japan Color認証セミナー開催<全国>
~認証取得の手順をわかりやすく徹底解説~
日本印刷産業機械工業会
4月6日 印刷の工程全般を効率化するための新しい色指定の仕組みを提供するサービス「DIC COLORCLOUD」をリリース DICグラフィックス
4月5日 タイププロジェクト、試作フォント生成ソフトウェア「Drop&Type」の発売を開始 タイププロジェクト
4月5日 キンコーズ・ジャパンがインターリンク(株)を傘下へ キンコーズ・ジャパン
インターリンク
3月31日
開催案内
「RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト」を開催 ~IoT 時代に向けた新プラットフォームを応募者特典として先行提供~ リコー
3月29日 DynaFontシリーズの新サービス Webフォントクラウドサービス「DynaFont Online」3月29日より開始 ダイナコムウェア
3月29日
開催案内
展示のお知らせ「みんなの浮世絵 〜体感!浮世絵世界〜」(4/1-4/22)・「90vs90+展 ―見よ国展の底力―」(4/29-5/4) 光村グラフィック・ギャラリー
3月25日 キヤノン、「ベンチャー協業イノベーションプログラム」を開始 ~新規事業創造を目的に革新的な技術やサービスを公募~ キヤノン
3月24日 キヤノン、ベンチャー企業とのアライアンスを加速 ~「FinTechファンド」と「MIC4号ファンド」に出資~ キヤノン
3月23日 コダック、戦略的製品・技術についての決定を発表 コダック
3月16日 ドキュメントの電子化プロセスを自動化するソフトウェア「Dispatcher Phoenix」の販売を開始 ~電子化業務を大幅に効率化~ コニカミノルタ
3月16日 ヒラギノフォントがiPad 7,000台を活用したJAL社のドキュメント共有システムに採用 SCREEN GP
3月14日 リコー、ヘルスケア分野参入へ~横河電機から脳磁計事業を継承~ RICOH
3月11日
開催案内
第7回・後期 「通販エキスパート検定」を12月に実施
~初級(3級)から特級(1級)レベルまでフルライン展開~
通販エキスパート協会
3月9日 低溶剤インクジェットプリンターの次世代ブランド「TrueVIS」誕生 ローランド ディー.ジー.
3月9日
開催案内
見本帖本店2F展示「日本タイポグラフィ年鑑2016作品展/第62回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展」(4/7-5/13、5/17-6/3) 竹尾
3月2日 -小学館の豪華美術書に採用-Nisshaグループ 日本写真印刷コミュニケーションズが 高品質カラーデジタル印刷システムを開発 日本写真印刷コミュニケーションズ
2月24日 富士フイルムと独ハイデルベルグ社 枚葉インクジェット印刷機として世界最大のB1用紙サイズに対応した次世代インクジェットデジタル印刷機を共同開発 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ
2月23日
開催案内
moji moji Party No.12 接点 「マカオ 渡(と) 長崎」「写真 渡(と) 写植」 文字道 MOJIDO
2月17日
開催案内
「hyakkaクラウドフェスタ」開催 ~ DNPソフトウェア販売サイトhyakkaオープンを記念して、有力メーカーが集結 ~ 大日本印刷(株)
C&I事業部
2月9日 新刊「デザインのひきだし27」発売のお知らせ グラフィック社
2月9日 コニカミノルタの総合力で新たな顧客価値を提供する国内新会社の設立について コニカミノルタ
1月25日 コニカミノルタ「健康経営銘柄」に2年連続で選定 ~メンタルヘルスに対する積極的な取り組み~ コニカミノルタ
1月22日
開催案内
鳥海 修(字遊工房)× 小宮山 博史(佐藤タイポグラフィ研究所)× 川名潤(prigraphics)『もじ部』(グラフィック社)刊行記念トークイベント開催のお知らせ(2/16) グラフィック社
1月21日
開催案内
『ブックデザイナー・名久井直子が訪ねる 紙ものづくりの現場から』(グラフィック社)刊行記念 名久井直子 × 大島依堤亜トークイベント開催のお知らせ(2/6) グラフィック社
1月21日 新聞用完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZN』が「技術開発賞」受賞 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ
1月13日 タイププロジェクト、横浜をイメージした都市フォント「濱明朝」のクラウドファンディングを発表(期間:1月12日~4月10日) タイププロジェクト
1月7日
開催案内
「縦書きWebデザインアワード」作品応募の受付を開始(応募期間:1/4~2/15) 縦書きWeb普及委員会
(JAGAT協賛)

2015年 ニュースラウンジ

  <ニュースラウンジ>

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2015年7月~12月
12月18日
開催案内
「心の復興」プロジェクト “ふるさと、石巻の情景” -石巻専修大学が3Dプリンタで作成した立体模型を本年も一般公開-(12/15~3/14) MUTOHホールディングス
12月16日 「デジタルハリウッド STUDIO(スタジオ)佐賀」を2016年3月に開設 -佐賀県・佐賀市と「産業人財に関する四者協定」を締結- 福博印刷
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アイデア印刷術 8.フィルム印刷〔1〕

※本記事の内容は掲載当時のものです。

アナログ博物館:アイデア印刷術 8.フィルム印刷〔1〕

 

フィルム印刷〔1〕

日ごろ,特殊印刷の仕事を行っていて,引き合いが多いのは,実はフィルムに印刷する製品である。フィルム印刷は透明感を表現したり,下地の表紙や口絵など紙の印刷と重ね合わせて使い,立体的に表現することが可能である。今回は,表現の幅が広がるフィルム印刷について紹介する。

1. フィルムの分類

プラスチックフィルムには,透明タイプ,乳白片面光沢タイプ,乳白タイプの3種類があり,よく使われる。主なフィルムには次のようなものがある。
・塩ビ(PVC)
・PP(ポロプロピレン) PPクリヤー
             PP高透明
・PET(ポリエチレンテレフタレート)
・合成紙(ユポ,ピーチコート,カルレなど)

2. フィルム印刷および特徴

印刷はオフセット枚葉UV印刷,油性印刷,グラビアUV印刷,スクリーンUV印刷がある。
 透明フィルムを使用する場合は,フィルムの光沢を生かすために裏刷り印刷を薦める。

〈オフセット印刷の場合〉
(1)塩ビフィルム
張りがあって,しっかりしたフィルム。加工性に優れている。印刷適正は,オフセットでは150μ(0.15mm)以上の厚さが必要。通常,オフセット枚葉UV印刷。エコロジーを気にする企画には,不向きだがPP,PETの中で一番安価。ただし,最近はエコロジーが注目を集めているために生産が減少し,以前より値段が上がっている。非フタル酸塩ビは肌に優しい。
オフセット適正種類:硬質塩ビ 印刷不可
  半硬質塩ビ(シルク印刷可能) 硬度により印刷可能
  軟質塩ビ 印刷不可
 半硬質塩ビ種類:透明塩ビ,白塩ビ,乳半塩ビ
特徴:熱を利用した加工がしやすい。
 印刷可能サイズ:四六判 4裁~L全判まで(厚みによって異なる)
 厚み:0.15mm~1.0mmまで ※(0.6mm以上はくわえ尻50mmの余白が必要)
 印刷注意事項:輸送時,後加工にてインキが剥離する可能性があるので印刷の最後にOPニスを引く。透明塩ビを使う場合,白の濃度を出すため,白は2度引きする。透明素材は傷が付きやすいので事前の了解が必要。
そのほかの注意要項:廃棄処理する場合,高温で消却しないとダイオキシンが発生する恐れもある。肌荒れ防止としても非フタル酸塩ビが推奨される。

(2)PP
しなやかで,エコロジー。比較的価格が安価で,加工性も良好のため,よく使われている。オフセット印刷では,200μ以上の厚さが必要。通常,オフセット枚葉印刷。本のカバー,雑誌広告,付録では高透明PPが最適。

オフセット適正種類:ナチュラル,高透明,白,色付き

印刷可能サイズ:四六判 4裁~L全判まで(厚みによって異なる)

厚み:0.2mmから1.0mmまで ※(0.6mm以上はくわえ尻50mmが必要)

印刷注意事項:輸送時,後加工において,インキが剥離する可能性があるので印刷の最後にOPニスを引く。透明素材を使う場合,白の濃度を出すため,白は2度引きする。原反自体にコロナ処理されていないとインキが乗らない。透明素材は傷が付きやすいので事前の了解が必要。

(3)PET
パリパリとして,コシがある。塩ビ,PPより透明性があり,高級な雑誌広告に使われることがある。価格は,塩ビ,PPより高い。オフセット印刷の適正は,75μ以上の厚さが必要。
オフセット適正種類:A~G-PET(硬度でAは硬く,Gは軟らかい),PET蒸着,白PET
印刷可能サイズ:四六判 4裁~L全判まで
厚み:0.075mmから0.5mmまで ※(0.075mm以上はアリンダで印刷可能)
 印刷注意事項:輸送時,後加工において,インキが剥離する可能性があるので印刷の最後にOPニスを引く。透明素材を使う場合,白の濃度を出すため,白は2度引きする。傷が付きやすいので事前の了解が必要。

(4)合成紙
 合成樹脂を主原料として,その特長を残しつつ,木材パルプを主原料とした「紙」のもつ種々の性質がある。特に外観(白さ,不透明性など)と広範囲の印刷加工適正を兼ね備えている。
・ユポ
 ポリプロピレン樹脂を主原料とする合成紙。美しさと強さとしなやかさがあり,紙とプラスチックフィルムの長所をもつ。
・ピーチコート
 この合成紙は,ベースに使われているフィルムが熱加工に優れているため,印刷面に合った精密な成型加工が可能。
バキューム加工を施すことにより,半立体的加工ができるので,ポスター,POPなど強いインパクトのある製品ができる。
・カルレ
 ミクロボイドPP層をPPで挟む3層構造。パール調の高級感ある白さが特徴。折り曲げ性などの機能をもち,クッション性,加工性に優れている。
 〔合成紙の用途〕
ポスター,POP,電飾看板,お風呂絵本,カレンダー,地図,ラベル,マウスパッド,モーターボートの上で読む問題集(小型船舶試験問題集),海中で読む魚図鑑(海外で出版されている)など。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

アイデア印刷術 7.マット調印刷〔2〕

※本記事の内容は掲載当時のものです。

アナログ博物館:アイデア印刷術 7.マット調印刷〔2〕

 

マット調印刷〔2〕

〔5〕ちぢみ印刷
ちぢみ用のUV装置に通すことにより,まずインキの表面を乾燥させて,次に内部まで硬化させることによりランダムな模様を作り出す。
 鏡面の材料に疑似エッチング印刷(リオトーン)よりも光を乱反射させる分,奥行きがあるように見える。また,光を透過させる材料を用いた場合,光がにじんだようになることから,文字を目立たせたり,バックライトで透視するような場合に用いると効果的である。スクリーン印刷。 〔ポイント〕
・折り曲げ加工がある場合は,デザイン的に折り目のところは避ける。
・半透明の色付けも可能。
・耐久性が十分でない。
 〔応用例〕
 表紙,トレーディングカード,シール,ポスター,POP,パッケージ,ゲーム機器など。

〔6〕ラメ入りちぢみ印刷
ホロペーパーにラメを入れたちぢみインキで印刷すると,ホログラムのレインボーの輝きがきれいである。また,通常の紙の上に,ラメ入りちぢみ印刷をしても,ザラザラして光り,効果的な使い方となる。スクリーン印刷。
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▲トレーディングカード

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▲ちぢみ印刷拡大図
 撮影 菊池ハルヤ

〔7〕発泡印刷
 連載の1回目の隆起印刷でも取り上げたが,今回のようなマット表現をする場合にも,使われることがある。スクリーン印刷。
 〔応用例〕
ポスター,本のカバーなど。
 〔注意事項〕
 軟らかいインキのため,耐圧・高温に要注意。

〔8〕蒸着紙+マットニス
銀蒸着紙にオフセットUV印刷+マットニスを印刷することで光を抑えた上品で大人っぽい表現ができる。例えば,アルグラスが発売された時は,銀の地肌が生かされるようにデザインされていたが,最近は,マット表現も多くなり,ユーザも目的に合わせて使い分けている。

〔9〕マット箔
 箔押しでも,通常光沢のある箔が使われているが,VIP向けパンフレット,カードなどにはマット箔が使われ,高級感を表現している。
 最近,ドイツのクルツ社では,金銀のマット箔のほかに,スーパーマットや金銀のヘヤーライン箔も出している。
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▲はがき
 シルバーマット箔を使用し,見る角度で絵柄が変わるよう,エンボスの角度を変えている。シックで高級感がある
撮影 菊池ハルヤ

まとめ

グロス表現は,インパクトを与えるものや,若い年代層向けによく使われ,マット調は,上品さ,大人っぽさ,高級感を演出する。また,クリエイターは初期において光った表現をよく使い,その後,落ち着きのあるマット表現になっていく。従って,最初はグロス表現を提案し,次にマット表現を提案していけば,ビジネスチャンスは増すであろう。今回,ご紹介した印刷・加工手法を知っていただき,併せて,マット系の用紙・素材を組み合わせていただければ,さらにマット調表現の幅が広がっていくであろう。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

アイデア印刷術 7.マット調印刷〔1〕

※本記事の内容は掲載当時のものです。

アナログ博物館:アイデア印刷術 7.マット調印刷〔1〕

 

マット調印刷〔1〕

通常,デザインする時,目立たせるため人目に付きやすい光る(=グロス調の)表現を選ぶ。これには,これまでの連載で解説した隆起印刷,艶印刷,ラメ印刷,光る印刷など多彩な表現がある。デザイナーなどクリエイターは,一通りグロス表現を経験すると,今度は,落ち着いた大人っぽいマット調表現に挑戦する。そのようなマット調グラフィックの表現に使いたい印刷たちを紹介する。

〔1〕疑似エッチング印刷(リオトーン,Eプリント)
 特殊なインキを用いて金属光沢面にスクリーン印刷することにより,従来の腐食法によらずにエッチング,エンボス調を出すことができ,高級感あふれる製品ができる。実際には,特殊インキの部分が盛り上がっているが,目の錯覚でエッチングしたように凹んで見える。コストは,エッチングより安価である。スクリーン印刷。
 〔ポイント〕
・素材は光沢がある物を使うほうが効果的。
・ポリオレフィン系樹脂への印刷は不適。
・折り曲げ加工がある場合は,デザイン的に折り目のところを避ける。
 〔応用例〕
POP,ディスプレイ,記念乗車券,トレーディングカード,テレホンカード,会員カード,パッケージなど。
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▲スぺシャリティーズペーパー(ミラーペーパー)
 周囲に擬似エッチングし印刷・装飾加工した鏡
 撮影 菊池ハルヤ

〔2〕UVマットニス印刷
クリヤーインキにマット剤を入れ,表面が光った素材に印刷すると浅くエッチング加工したような繊細な表現が可能である。スクリーン印刷。

〔3〕UVマット隆起印刷
UV隆起インキにマット剤を入れ,印刷すると表面がざらついた質感のある表現ができる。本の表紙へPP貼りした上に,ロゴをUVマット隆起印刷すると,艶の上のマットのロゴがコントラストでよく目立つ。スクリーン印刷。

〔4〕スケルトン印刷(RF加工)
オフセットUV印刷機+インラインコーターを使用した特殊表面加工。従来は,オフラインでのスクリーン印刷などの加工が必要であったが,本加工では,凹凸感,立体感,シボ感・疑似エンボス感を印刷のみで再現することが可能である。下地の絵柄を生かして製品に個性を与える。 〔特徴〕
・オフセット印刷により凹凸面を再現するため,スクリーン印刷に比べ細かい模様の再現が可能。
・グロスとマットの異なる2種類の質感を同一面上に一度に表現できる。
・蒸着紙や透明素材で,最も顕著に効果が現れる。
・再現性,耐久性,耐摩擦性に優れている。
 〔比較〕
スケルトン印刷,UVマットニス,疑似エッチング印刷は似ている。
 写真1のような繊細なデザインの表現には,UVマット印刷や疑似エッチング印刷などスクリーン印刷よりスケルトン印刷のほうがディテールが再現される。
 〔注意事項〕
 特殊液を使用しているので,上質系の素材は適さない。
 〔応用例〕
 表紙・ブックカバー,カード,ステッカー・ラベル,ファイル・包装紙,パッケージ,POPなど。
 〔原理〕図1参照。

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▲図1

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▲写真1スケルトン印刷見本
 撮影 菊池ハルヤ

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

アイデア印刷術 6.光る印刷〔2〕

※本記事の内容は掲載当時のものです。

アナログ博物館:アイデア印刷術 6.光る印刷〔2〕

 

光る印刷〔2〕

 4. 光る素材への印刷

【1】蒸着紙印刷……蒸着紙の表面は光っているため,その上に印刷すれば印刷物は光る。その蒸着紙はダイレクト蒸着紙と,転写蒸着紙と蒸着PETフィルム貼り合わせとに分類される。転写蒸着紙は表面の平滑性に優れ,高輝度の鏡面が得られる。また,部分転写ができ,例えば見開きページの半分のみに蒸着することが可能である。
 転写蒸着紙,商品名「アルグラス」は,以上のような特長があり,使用されることが多くなってきた。
 〔ポイント〕・インキ乾燥の点からオフセットUV印刷,グラビア印刷が最適。
・表紙など擦(こす)れやすい製品はUVコートなどで表面加工する。
 〔応用例〕書籍カバー,雑誌,パンフレットの表紙,CD・ビデオジャケット,雑誌広告,ポスター,カレンダー,グリーティングカード,トレーディングカード,パッケージ,ショッピングバッグ,POPなど

【2】転写蒸着ミラー紙印刷……ベース素材にPP合成紙「カルレ」を使い,転写蒸着加工しているので,紙に転写するより,表面の平滑性や輝度を大きく向上させ,ミラーのようである。この「カルレアルグラス」にUVオフセット印刷をすると鏡のように光った製品ができる。
 〔応用例〕書籍のカバー,本・パンフレットの表紙,CD・DVD・ビデオジャケット,トレーディングカード,シール,POPなど

【3】ホロペーパー……ホログラムのパターンの入ったキラキラした紙にオフセット印刷をすると,大変よく光って遠くから見ても目を引く。ホログラムのパターンには,いろいろな種類があり,立体模様では,商品や物が浮かんで見える。
 〔ポイント〕・ホログラムパターンの継ぎ目が入るので企画面を配慮する。
・ブロッキング防止のため,オフセットUV印刷にする。
 〔用紙〕ホロ蒸着紙,ホロPET貼合紙,アルグラスホロペーパー
〔応用例〕ポスター,パンフレット表紙,トレーディングカード,グリーティングカード,シール,CD・ビデオジャケット,パッケージ,POPなど
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▲ホロペーパー ポスター 夜景のイルミネーションを表現
 撮影:菊池ハルヤ

5. 光る表面加工

【1】ホログラム転写コート(LCホロコート,トランスタバック)……透明ホログラムを転写させたもの。透明なホログラムによる上品さ,高級感がある。またロゴや絵柄を部分的に転写できるところが最大の特長。
 〔応用例〕本の表紙・カバー,シール,POPなど

【2】ホログラムPP貼り……透明ホログラムフィルムをラミネートするため,ホログラムの画像・模様がはっきりと見え,インパクトのある表現に向いている。
 〔特長〕・耐水・耐湿性に優れる。
・堅性に優れ,折り曲げにも強い。
 〔応用例〕本の表紙・カバー,帯,トレーディングカード,グリーティングカード,パンフレット,うちわ,POPなど

【1】,【2】ともに,手の油などの油やアルコールなどでふくと,ホログラムのモチーフが消え,乾けばまた現れる性質をもっている。これはプラズマによって荒らされた表面に油脂分が浸透することで面が平らになり,複雑な屈折を妨げることによるものである。

6. 光る隆起箔

紙の上に接着剤を印刷し,その上に金・銀箔などの箔を貼り付けると,盛り上がった隆起箔ができる。
 〔特長〕従来,盛り上げるには箔押しの後,エンボス加工していたため裏面がへこんでしまったが,この隆起箔は裏面がへこまない。
 〔応用例〕トレーディングカード,ポストカード,CD・DVDジャケット,パンフレット,ポスターなど
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▲光る隆起箔 ポストカード

まとめ

今回の「光る印刷」には従来の光る印刷がさらに発展したものがある。また,欧米では使用されているが,わが国ではこれからの色の変わるパール印刷は,パール紙とともにデザインの可能性をさらに引き出すであろう。
また,新製品のラメ入りUV突起印刷,箔+印刷,蒸着ミラー紙,透明ホログラム表面加工,隆起箔などは,これから特に新しい分野が開かれると思われるので,ぜひチャレンジしていただきたい。
 上記以外でも,プリズム印刷は奥が深く,デザイン,アートワークが優れていれば,芸術品を創造することもできる。「光る印刷」で物づくりをすれば,きっと引き込まれるであろう。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)