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リアル&オンラインでリード獲得を効率的に~afterコロナのイベントに求められるものとは

2022年2月に開催するpage2022では、リアル展示会と連動してオンライン展開を実施する。

pageポスターが掲載企業の自社Webサイトへの誘導ツールに

page2021リアル展示会は直前まで開催の予定で準備を進めてきたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令されたことにより、2021年1月に中止とさせていただいた、それに伴い、イベント告知用に作成したポスターで、会期中にpageの会場内に掲載予定だった分が大量に余ってしまった。そこで、残されたポスターを活かす施策として「page2021ポスター 貼って撮って送ってキャンペーン」を企画した。
これはpage2021ポスターの掲載希望企業を広く募集、掲載企業にはポスターの掲載写真を送ってもらい、page2021特設サイトで掲載企業名とともに紹介するというものだ。pageポスターの元々の制作目的は、出展企業や協賛・協力企業によるイベントPRである。しかし今回、ポスター写真掲載の際に、掲載企業の紹介と自社サイトへのリンクをつける旨を告知したところ、出展企業以外からの掲載依頼含め、30社近い企業から掲載希望があった。ポスター掲載を、自社PRツールとして有効活用したのである。また、ポスターの掲載写真をJAGATのSNSにも展開し、Web上での盛り上がりを演出できた。目新しい施策ではないが、発想を転換し、アクシデントを逆手に取ることが出来た。次回以降のリアル展示会開催時にも展開していこうと思う。

Webサイトに来てもらっただけではビジネスは始まらない

BtoBビジネスにおける、デジタル上の顧客と企業のファーストコンタクトポイントはコーポレートサイトである。今回の企画成功の要因は、BtoBビジネスにおける顧客の行動の出発点がWebからの情報収集であることを踏まえ、コーポレートサイトへの誘導をサポートできたからであろう。しかしその一方で、特にBtoBビジネスにおいては、Web上でビジネスが完結することはほぼ無い。顧客が購入にまで至るプロセスは複雑化している。マスメディア時代であればAIDMA、インターネット検索になりAISAS、さらにコンテンツマーケティング時代ではDECAXなど、様々な言葉で表現されてきた。しかし「A(Attention:注意喚起)」であれ、「D(Discovery:発見)」であれ、顧客が企業の存在を認識しても、その顧客が個人情報を入力しない限り、ビジネスはスタートしない。この顧客情報(リード)の獲得こそが、BtoBビジネスにおいて最重要となる。

リアル&オンラインのイベントでリード獲得をサポート

コーポレートサイトへの誘導からリード獲得につなげる手法としては、コンテンツマーケティングが挙げられる。顧客の課題を認識させ、解決に導く様々なコンテンツをWeb上で展開し、問い合わせ(個人情報の取得)に繋げる手法である。一方、アナログでのリード獲得の手法として効果があるのは、展示会の出展である。これは展示会の自社出展ブースに誘導することで、顧客の名刺というダイレクトな顧客情報を、顧客の手を煩わせることなく獲得することが出来るからである。しかし長引くコロナ禍で、展示会そのものは徐々に開催の方向に向かっているものの、来場者の制限が緩和されることはまだ先の話と思われる。したがって、コロナ前における展示会出展時の名刺枚数を獲得することは難しいかもしれない。その上で重要となるのがオンラインとの連動である。

2022年2月に開催するpage2022においても、リアル展示会と連動してオンライン展開を実施する。今回、動画配信と会員管理機能がセットになったシステムを導入し、協賛企業のリード獲得をサポートする形とした。自社製品の特長、他社との比較を簡潔にまとめた動画は、コンテンツマーケティングのツールとして効果も高い。page2021オンラインにおける各社の出展社ページでも動画の人気は高く、オンラインでのリード獲得に最適といえる。協賛のメリット、プランや価格の詳細は、相談会にて解説させていただくので、ぜひご参加いただきたい。

(CS部 堀雄亮)

リアルイベント開催に必要な「空気感」

page2022の開催に向けて準備をスタートした今、開催に向けて何が大切かを考える。


2年ぶりの開催に向けて出展募集を開始

今回で35回目を迎える国内最大規模の印刷・メディアビジネスの総合イベント “page” は、 政府・自治体及び展示会業界のガイドラインを基に感染拡大防止対策を講じて、出展者・来場者の安全を確保し実施する。 2年ぶりの開催に向けて、準備をスタートした。(開催概要はこちら)出展申し込みの受付開始は、8月2日(月)~となります。


印刷会社のための出展ゾーンも引き続き設置

印刷会社のための出展ゾーンである「印刷パートナーゾーン」印刷会社とのコラボレーション、パートナーシップを目指す印刷会社にとって最適なエリアとなる。独自ソリューションやオリジナルの技術の販路を拡大したい印刷会社、首都圏の営業拡大を図る地方の印刷会社などにおススメする。 page展の来場者の 2/3を占める印刷関連業の方々にPRしていただきたい。

page2022におけるオンライン展開は

前回 page2021 にて実施したオンライン展示会は、 page2021とは少し異なる形でのオンラインでの展開を実施する。page2022におけるオンライン展開のイメージ、出展のメリット、リアル展示会出展とのシナジー、さらには出展費用の 詳細については、事務局からご説明を各社様個別オンラインにて実施する。(説明会のご参加希望については、こちらから)


オンラインが不可欠になった今、問われるリアルの重要性

コロナ禍になって1年半、オンラインシフトは急激に浸透した。現在、JAGATで行われているセミナーの大半はオンラインでの参加が可能になっている。一方、リアル会場でのイベント開催については延期や中止が相次ぎ、page2021も中止となった。しかし緊急事態宣言下にある東京都においてオリンピックも開催されている通り、リアルイベントについては人数の上限や収容率による制限はあるものの、開催は可能である。半年後の状況についてはまだまだ予断を許さないが、同時にワクチン接種も進んでいくものと思われ、後ろ向きな要素は少なくなってくるはずだ。 そして人と人との触れ合いへの渇望が出始めているのではないか。

リアルの良い所は「空気観」を共有できること


ビジネスにおいて、もはや必ずしも対面で話し合う必要はなく、情報の伝達のみであれば、オンラインでも充分であることは、この1年半で多くの人が実感したことであろう。しかしリアルの良いところは、同じ場所にいることでの空気観の共有である。そしてこの空気観の共有を生み出すのは、人と人との間にある製品、商品などの「モノ」である。
展示会場において、人と人が話すのは、その間に何かしらの展示物が存在している時である。1年半前のpage2020の時、ある出展企業から「出展ブースに立つ人間がマスクをして接客することを、事務局側から許可してほしい。」と言われた。その当時は、マスクをして接客をすることが失礼とまではいわないが、あまりいいイメージが無かったが、少なくとも今、出展社と来場者がともにマスクをしていても全く気にならない。そして感染のリスクも減らせる上に、空気感も共有できる。目に見える「モノ」がもたらす、目に見えない空気感は重要である。

半年後はすでに明るい未来を見据えているはず

そしてリアルイベントを行う時の周りの空気感も重要だ。半年前のpage2021リアル展示会の中止を決定した時、「なぜ中止にするのだ」という声は皆無であった。2020年末からの感染急拡大により、「page2021リアル展示会は開催できるのか?」という問い合わせが多数あり、不安要素が大きかったからであろう。また開催反対が世論の多くを占める中、東京オリンピックの開催を強行した日本政府は、もしかしたらオリンピックにおける日本選手の活躍によって、プラスの「空気感」を醸成したかったのかもしれないが、さらなる感染急拡大もあって思惑通りには行っていない。そしてもし今年から来年にかけて、page2022の開催時にもしこれまで以上の危機がやってきても、 あくまでも個人的な意見であるが、 昨年末のような開催を危ぶむ空気にはならないだろうと思われる。オリンピック開催との整合性、ワクチン接種の進行などの外部要因とともに、経済活動再開への渇望感が上回ってくると思うからである。そうなることを願って、まずは粛々と準備を進めたいと思う。

(page2022事務局 堀雄亮)


オンラインイベントの方向性と新規ビジネス開発について

page2022リアル展示会は2022年2月2日(水)~4日の3日間、サンシャインシティで開催する。ではオンラインイベントはどうするか?


先日行われたIGAS2022記者発表において、2022年11月に開催するIGAS2022は、リアル展示会を基本にして様々なバーチャルイベントを実施するハイブリッド展示会を目指していくと発表された。しかしリアル展示会の会期(2022年11月24日~11月28日)前後にカンファレンス・セミナーをオンラインで開催するという予定は示されたものの、それ以上の情報はまだ未定との事である。まだ1年半近く先のことであり、コロナの状況がどうなっているか、先が見通せない中、出来ればリアルで開催したいという思いが垣間見える。


page2021オンラインの前に4,000名以上の視聴者を集めたオンラインイベント


JAGATでは昨年度、page2021オンラインとともにトピック技術セミナーオンライン(2021年10月開催)、WebJUMP(11月開催)、JAGAT大会オンライン(12月開催)の3つのオンラインイベントを実施した。特に10月に開催したトピック技術セミナーオンラインでは、 協賛企業によるセミナー18本の延べ視聴者が4,000名を超え、1セミナーあたりの視聴者数は200名を超えた。これはpageリアル展示会において実施してきた協賛企業主催によるセミナー(スポンサーズセミナー)の3倍近い集客数であった。これは会期中いつでもどこでも、そして一旦離脱してその続きからあらためて視聴も出来るオンデマンド配信の形式によるものだったことが大きい。リアル会場に足を運び、セミナーに参加する人と、気軽にオンラインで視聴する人の温度差(セミナー主催企業からみればリードの質)の違いはあるにせよ、その企業のセミナーに関心があったことには変わりない。またオンデマンド配信形式だったpage2021オンラインにおけるスポンサーズプレゼンツミニセミナーにおいても、300名を超える視聴者を集めたコンテンツもあった。


セミナー動画だけでなく企業紹介ムービーや製品紹介動画も視聴できる形に


オンラインセミナーの成功のカギは、誰が、いつ、どのセミナーを観たかを把握できること、すなわち来場者情報が取得できるか否かにある。page2021オンラインにおいても、来場者が出展企業の情報取得に最も活用したのが、出展企業の動画コンテンツであった。そしてpage2022ではこのように、各社の様々な動画コンテンツを配信できるサービスを導入したいと考えている。
また、オンラインイベント上に掲載する動画コンテンツは、必ずしもセミナー形式である必要はなく、イベント来場者の関心を惹く動画コンテンツを提供できれば良い。page2022では、自社セミナー(ウェビナー)開催の実績がない企業でも、自社紹介ムービーや製品紹介動画コンテンツを配信していただき、その視聴者情報を取得できる仕組みを提供する予定だ。(詳細は後日、お知らせいたします)
配信期間は、リアル展示会の前後2週間程度を予定しており、リアル展示会の出展企業であれば、リアル展示会の出展ブースに誘導する内容を配信することもできる。また自社セミナーの配信企業であれば、セミナー参加を促す予告動画の配信も可能であり、規模の小さい企業であっても、簡単な企業紹介や製品紹介、自社技術PRの動画を配信し、認知に繋げていただきたいと思う。


新規ビジネス開発にチャレンジしたい企業向けオンライン無料セミナーを開催


こうした施策を実施するに至ったのは、昨年のコロナ禍において、様々な企業の協力を得ながら、オンラインイベントを自主開催してきたことが大きい。これまでのリアル会場でのセミナーやイベント開催とは異なり、オンライン配信は全く未知の領域であるオンライン配信イベントを行ったことにより、多くの知見を得ることが出来たが、それ以上に自分たちで何とかやり切った経験が血肉となっている。


新たなビジネスを開発するには、相当の労力が必要であるが、このコロナ禍という「やらざるを得ない状況」が追い風になる。またこれにプラスして、自社事業の再構築をサポートする国の施策も動き始めている。今までの延長線上では立ち行かなくなるという危機感を「将来に向けて新たな収益の柱を創る」原動力に変えていただきたい。


JAGATでは「オンライン新規ビジネス開発実践講座2021」の開講にともない、無料で参加できるオンラインセミナーを開催する。事業再構築補助金への申請を検討している企業の皆様にもうってつけのセミナーなので、ぜひご参加いただきたい。


7 月 9 日(金)14:00~15:30 開催
「印刷会社の実践から学ぶ   新ビジネス開発のセオリー ~事業再構築補助金にも活用できるビジネス分析手法~」

詳細、お申込みはこちらから→https://www.jagat.or.jp/archives/88487

(CS部 堀雄亮)

オンラインイベントをビジネスに活用する鍵とは?

page2021オンラインの会期中に実施していた「来場者アンケート」には306件の回答をいただいた。これだけの回答数をいただいたことで、一つの方向性が見えてきた。

オンラインイベントのビジネス活用の鍵を握るのは?

「page2021オンラインの来場目的は?」の質問に対し、「製品・サービスの情報収集」の回答が最も多く、「本展で実際に利用した機能/必要な情報を得やすかった機能は?」に対して、最も多かった回答が「動画コンテンツ」であった。一方で、出展社ブースにはオンライン面談機能が付いていないこともあり、「出展社と具体的な商談がすすみましたか?」の問いにYesの回答をしたのは6%以下にとどまった。


オンライン展示会において、製品に直接触れることは出来ないことは明白であり、来場者もある程度それは認識している。pageイベントはスタート当初から一貫して機材展とは謳っておらず、製品購入の最終決定の場とするケースは多くない。つまり、オンラインイベントのビジネス活用においては動画コンテンツを充実させ、来場者を情報収集のフェーズから商談テーブルに乗せるフェーズに引き上げることが重要と考える。


リアル展示会とは異なる来場者の動き

出展社ページの総ページビューは207,325pvであったが、そのうち動画の視聴数が18,968pvであった。1社平均460回以上であり、リアル展示会であれば1日150人以上の来場者に動画を視聴してもらわなければいけない計算になる。オンライン展示会は初日最終日を除けば、24時間閲覧可能であり、オンラインならではの結果と言える。また視聴者は業務終了後の17時以降に増加する傾向にあり、このあたりもリアル展示会と異なる指標と言える。

リアル展示会では、ブースに何人来場者を集め、そこから何枚の名刺を集めるかが、出展の成否のカギであった。page2021オンラインの出展社ブースの名刺交換数と動画視聴数は概ね比例していたが、来場者にとって動画視聴のたびに属性情報の開示を求められることは満足度の低下につながる。したがって今後は来場者からアプローチをしてもらうコンテンツマーケティングの要素を加味することが必須になってくるであろう。

(CS部 堀雄亮)

【御礼】page2021オンライン 無事閉幕しました

page2021オンラインは昨日2月28日(日)20時に閉幕となりました。


まずはご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。速報値として、ユニーク来場者数をお知らせいたします。


ユニーク来場者数:10,052名

延べ来場者数;47,886名

累積ページビュー:440,346名


その他詳細数値は、別途あらためてお知らせいたします。

(JAGAT page事務局)

page2021オンライン コアタイムは本日17時まで

2月8日(月)よりスタートしたpage2021オンライン、会期は2月28日(日)20時までとなります。そして出展企業との商談が可能なコアタイムは本日17時までとなります。


出展企業は41社、動画コンテンツは200本以上に

オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。

いつでもどこでも何度でも


オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。

来場者が主役の展示会


そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。

問われるのは情報の質


リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。

ニューノーマルは「一歩、前へ」


昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。

page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。

(CS部 堀雄亮)

page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/

まだまだ間に合う! page2021オンライン展示会の楽しみ方

2月8日(月)よりスタートしたpage2021オンラインは、現在、好評開催中だ。


出展企業は41社、動画コンテンツは200本以上に

オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。

いつでもどこでも何度でも


オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。

来場者が主役の展示会


そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。

問われるのは情報の質


リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。

ニューノーマルは「一歩、前へ」


昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。

page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。

(CS部 堀雄亮)

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印刷業界の未来をリセットする~page2021オンライン クロージングセッション~

page2021 Onlineは2月28日に閉幕するが、締めくくりとなるオンラインカンファレンス・クロージングセッションでは、花井秀勝氏を迎え、with/afterコロナ時代におけるマーケティングの考え方を突き詰め、印刷会社業がそれをどう捉え、ビジネスを展開していくべきかについて未来予想をする。

花井氏が会長を務めるフュージョンは、JAGATが標榜する“デジタル×紙×マーケティング”を最も早くから実践する会社の一つである。 もともと花井氏はエリアマーケティングの専門家でもあるが、さまざまなマーケティングデータを分析、駆使し、紙の長所と組み合わせたチラシやDMなどで大きな成果を上げた実績を多数持っている。 その知見、事例を広く紹介すべくJUMP(JAGAT地域大会)でも各地で講演を依頼した。


花井氏は「世の中のデジタルシフトが進む中で、重要になってくるのがマーケティング情報と印刷をどのように連携させるかである。また、DMA(米国ダイレクトマーケティング協会)の調査によればマーケターの半数以上はキャンペーンに3つ以上のチャンネルを使っており、まさにペーパーメディアとデジタルメディアの融合が進んでいる」と前提を示した上で、紙(DM)が持つコミュニケーション力を「五感に訴える」「ストーリー説得力」「パーソナライズ最適性」とし、強力な「行動喚起メディア」であると解説。 実際に、マーケティングデータにより対象顧客の属性分析をした結果をもとにした、運転席を実物大で見せるカタログで成功した車販売DMや、おせち料理を原寸大で掲載したチラシで販売数を飛躍的に伸ばした例。大学の受験者数を拡大するために展開したクロスメディア戦略など、実例を数多く示し、参加者からは「目からウロコ」とばかり大好評を得た。

昨年、JAGATでは“コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか”をテーマに座談会を実施したが(『テレワーク時代の印刷ビジネス読本』参照)、その席上で花井氏は、印刷ビジネスの変化について3つのポイントを指摘している。
1つは「デジタルマーケティングの利活用」で、ソーシャルディスタンスが叫ばれる今、例えば無料で公開されている人流データを分析し顧客のマーケティング活動を支援できれば印刷ビジネスは大きく発展できる。
2つ目は「セールスプロモーションの再定義」で、従来はとにかく人を集めればよかったが、今は密になっては困るので人を呼んだあとのタッチポイントをどこに置くか、また、地域ごとに同じプロモーションをかけて良いのだろうか、ということを考えなければならない。
3つ目は「印刷会社はもっとネットワーク化していく必要がある」ということ。世の中のエリア(ミクロ)マーケティングに対応して、物流・納期の短縮化や感染対策も含め、これまで以上の印刷会社は連携を深めなければならない。

花井氏には、2月26日にpage2021 Onlineのクロージングセッション「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」に登壇いただく。 テーマに“リセット・ザ・フーチャー”を掲げたpage2021の掉尾を飾るにふさわしく、afterコロナのマーケティング視点で捉えた印刷業が未来をどのようにリセットすべきかについて、上記3つのポイントに関する具体的な話や、多くの示唆が得られるものとご期待いただきたい。

(JAGAT CS部 橋本和弥)

 

【関連情報】
page2021 Online(2/8~2/28) 
 →入場登録(無料)はこちら 

【C9】クロージングセッション(2月26日(金) 14:00~15:30) 
「コロナ後の印刷業界を占い“未来をどのようにリセットするか?”考える」 

まだまだ間に合う! page2021オンライン展示会の楽しみ方

2月8日(月)よりスタートしたpage2021オンラインは、現在、好評開催中だ。


出展企業は41社、動画コンテンツは200本以上に

オンライン展示会場には出展企業41社(2月3日現在)の製品・サービスがリアル展示会さながらに「展示」ではなく「掲載」され、ミニセミナーも無料でオンデマンド視聴できる。withコロナ時代のコミュニケーション、ビジネス情報収集のツールとして、2月28日(日)の会期終了までpage2021を存分に楽しんでいただくための「オンライン展示会の楽しみ方」をご紹介する。

いつでもどこでも何度でも


オンライン展示会がリアル展示会と異なる点は、まず「いつでもどこでも何度でも」参加できることである。page2021オンラインの会期は2月8日から28日までの21日間で、これは3日間開催のリアル展示会の7倍、さらに時間制限もないので実際はそれ以上となる。またウェブ上での展開であることから、皆さんのデスクだけでなく、通勤時や自宅からでもスマホやタブレットで出展企業のブースを訪れることができる。まだアクセスされていない方は、まずはすぐにpage2021オンラインのサイトにアクセスしていただきたい。

来場者が主役の展示会


そして、リアル展示会とオンライン展示会の最大の違いは、コミュニケーションの主導権が来場者にあることだ。オンライン展示会の出展企業は、サイト内を移動している来場者を自社のブースに呼び込むことはできない。またpage2021オンラインでは、出展企業の動画コンテンツの視聴や、アンケートフォームへの回答、チャット商談などには、来場者の属性情報の登録が必須である。つまり、ビジネスの起点は来場者の能動的な行動になるのだ。オンライン展示会の出展企業は、製品デモや紹介動画を数多く掲載している。リアル展示会では会場の時間の制約もあり、各出展企業の動画コンテンツをくまなく見ることは難しい。しかしオンライン展示会であれば、隙間時間を活用して動画を効率良く視聴することができる。

問われるのは情報の質


リアル展示会における出展企業では、用意したパンフレットが何枚なくなり、得られたリストはどのくらいか、つまり「数」が重要だった。しかし、withコロナの時代ではこうした大量配布が難しくなり、良いお客様を集めるための仕組みと、その結果で手にするリストの「質」が重要になった。一方で来場者の側も、待っているだけでは情報を得ることはできず、オンライン展示会の中身をただ見ているだけでは、ただのネットサーフィンと変わらない。オンライン展示会場内における積極的な行動が必要であり、そのためにもpage2021オンラインには「いつでもどこでも何度でも」ご来場いただきたい。

ニューノーマルは「一歩、前へ」


昨今のEメールの受信システムは、必要のないメールは迷惑メールフォルダに振り分けられるか、あるいは削除される。同じように、オンライン展示会においては、動画の視聴やアンケートへの回答によって名刺情報を提供しても、必要がなければその企業からの情報は受け取らなければよい。だが、情報の取捨選択を行うにしても、まずは情報を取得しなければ始まらない。ニューノーマルの時代においては「一歩、前へ」出ることが必要ではないだろうか。

page2021は初のオンライン展示会であり、手探りの部分もある。ご来場いただいた皆様には、積極的な姿勢とともに、2月いっぱいpage2021オンラインを楽しんでいただきたい。

(CS部 堀雄亮)

page2021オンライン ご登録はこちらからどうぞ。→https://page.nikkeineon.jp/