ANAがAdobe Marketing Cloudを導入し、デジタルマーケティングを強化

掲載日:2015年7月24日

デジタルマーケティングの活用でさらなる業績向上を目指す

【2015年7月23日】

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐分利 ユージン、以下 アドビ)は、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠辺 修、以下 ANA) が、マーケティング活動のデジタル化を促進し、さらなる業績向上を目的としてアドビのデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」の本格導入を開始したことを発表しました。

ANAは航空券の多くを同社のWebサイトで販売しており、オンライン上での商品購入体験の改善によって、さらなる売上の向上を目指してきました。また、国際市場で競合するエアライン各社のデジタルマーケティングへの取り組みが急速に進んでいる背景を受けて、より一層高いレベルのマーケティング施策の早期実現を、重要な課題として認識していました。

このような状況の中、ANAは、同社におけるマーケティングをさらに強化するために必要なテクノロジーを精査し、以前から導入していた分析ソリューション「Adobe Analytics」に加えて今回、テストとターゲティングソリューション「Adobe Target」、オーディエンス管理ソリューション「Adobe Audience Manager」、ソーシャルメディア管理ソリューション「Adobe Social」をアドビのプレミアパートナーであるトランスコスモス株式会社を通じて導入しました。

導入にあたっては、デジタルマーケティングに必要な機能の網羅性と、それらが予め統合しており直ぐに活用開始出来る点が高く評価されました。これまでに蓄積してきた消費者行動に関する分析データをそのまま活用して、テストおよびパーソナライゼーションが可能であること、ソーシャルからの流入を、最終的な航空券購入まで結びつけた包括的な視点で評価できる点、および、様々なデータソースを統合して訪問者像をより精緻に明らかにできるなど、戦略を素早く実践に移すために必要な要素が整っていました。また、マーケティング活動を定量化して評価するバリューエンジニアリングプログラムの存在と、これらの技術を活用するためのコンサルティングサービスがあったことも導入の決め手のひとつとなっています。

ANA マーケティング室、マーケットコミュニケーション部リーダーの冨満康之氏は、「PDCAサイクルに基づくマーケティングの本格実践のため、デジタルテクノロジーを積極的に活用し、またアドビ、トランスコスモスをはじめとした社外の方々の知見とノウハウをお借りしながら業務プロセスの改革を確実に実現させていきたいと考えています」と述べています。

Adobe Marketing Cloudについて
Adobe Marketing Cloudは、様々なデバイスとデジタルタッチポイントを通じてマーケティングコンテンツの高度なパーソナライゼーションを実現することでビッグデータを駆使し、顧客と見込み客への効果的なリーチとエンゲージメントを支援します。密接に統合された8つのソリューションにより、分析、Web/アプリのエクスペリエンス管理、テスト/ターゲティング、広告、ソーシャルエンゲージメント、キャンペーン管理に重点を置いた、包括的なマーケティングテクノロジーをマーケターに提供します。また、Adobe Creative Cloudとの連携機能により、あらゆるマーケティングチャネルにおいて、クリエイティブアセットを容易に活用できます。Adobe Marketing Cloudは、Fortune 50企業の2/3をはじめ、世界中の多くの企業に採用されており、そのトランザクション処理件数は年間30兆5,000億件以上に上ります。

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