バックラッシュはどの位のものなのか(080)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

バックラッシュはどの位のものなのか(080)

【概要】
 単色ダブリが発生し,駆動部の点検を行ったところ金属の粉が下にたまっていました。ギアのバックラッシュというのは径によっても差違があると思われますが,どれ位のものなのでしょうか?

 【解決方法】
メインギヤのバックラッシュは,3~5μmで3/1000~5/1000mmの隙間で調整されていることもあります。
 軽印刷機の場合は30~50mmの隙間で調整されていることもあります。このような場合は,ギヤの面当たりがスムーズではなく,互いの歯を削る事もあります。
 大型機ではオイルシャワーの油が途切れない限り,ギヤに問題は発生しないでしょう。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)