クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

【概要】
 刷本のクワエが乾き気味なのにクワエ尻の方のインキの乗りが悪い場合の対応策はどうしたらよいのでしょうか?

 【解決方法】
 考えられる事は,インキローラ(ゴム)の老化(グレージング)にあると思えます。ゴムローラの寿命は約1年位と考えて下さい。寿命以上に使用した場合,インキ着肉ローラのゴムローラ表面が,ツルツルになっていないか目視にて確認して下さい。もし,グルージングを起していたならば,ローラ会社で研磨するか,ゴムの巻き替えをするようにして下さい。その時は,ゴムローラ全部(練ローラも含めて)交換するようにして下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)