コート紙の咬え(115-2)

掲載日:2014年9月14日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

コート紙の咬え(115-2)

【概要】
コート紙の場合,天地方向で,片方は断裁されていると思われる面(触った感じがつるっとしていて揃いが良い方)と,もう一方は揃いが悪くねばるような感触の面を持った用紙がありますが,どちらの方を咬えにすれば良いと思われますか。

 【解決方法】
この場合は,両サイドを軽く断ったほうがいいでしょう。不良断裁面を咬え側にした場合,針とびや前当とびが発生する事があるからです。
 用紙の天地サイズの誤差が±3㎜以内であれば,給紙にそれほど問題が無いはずです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)