ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜか?(308)

掲載日:2014年9月15日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:マスターペーパー

 

ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜか?(308)

【概要】
ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜですか?。

 【解決方法】
ビジネスフォーム印刷物には、
・単票フォーム(手書き・タイプ打ち帳票)・カードフォーム(パンチカード類)
・ユニットセットフォーム(単票フォームと同じ様で引っ張るとミシン目から切り離される帳票)
・OCR・OMR 帳票
・磁気フォーム帳票
・連続伝票フォーム
事務系の仕事に使われることが多いようです。
 質問のビジネスフォームとはコンピュータのプリンタによるアウトプット用に 使用するための連続伝票のことだ思います。
 コンピュータは米国で発明されたものです。米国の寸法表示はインチ表示が主体になっています。ミリ表示はほとんど使用しません。そのため、コンピュータのプリンターの紙送り機構もインチ送りになっています。パーフォレータ(紙送りのための穴)は1/2インチ(12.7ミリ)毎に0.16インチ(4ミリ)の穴が開いています。送りの穴に合わせて罫や表(フォーマット)を設計しなければなりません。
インチとミリの混在は間違いのもとになります。ビジネスフォーム関係の帳票はインチで 全て管理されています。 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)