“内定ブルー”を払拭し、入社前準備に有効なフォローアップ教育

掲載日:2022年10月14日

コロナ禍の影響により一昨年は多くの企業で採用控えが進んだが、昨年度には採用意欲も復活し、今年も新卒採用活動は順調に推移しているという。しかし入社までにまだ半年あまりあるこの時期は、内定者がいわゆる“内定ブルー”といわれる不安を抱く時期でもあり、さまざまなコミュニケーションを通じてフォローしていくことが大切だ。

 

リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査(2023年卒)」の2022年10月1日時点内定状況によると、「大学生の就職内定率は93.8%(前年比1.4ポイント増)で、進路確定率は87.1%(同0.4ポイント減)と前年とほぼ同水準で順調に推移している」としている。

ただし、同調査の就職内定辞退率をみると、10月1日時点で63.7%(前年比0.2ポイント増)と、過去3年で最も大きい。内定者の声として「内定先から1回だけ連絡があっただけで、それ以降連絡がないので心配している」「この進路で本当にいいのかと考えることが増えた」など、不安を感じている様子もうかがえる。「企業とのコミュニケーションによって学生が抱える不安が軽減されることもあり、企業から積極的に機会を設けていただくことを期待する」と報告している。

こうした進路先に対する不信感や、果たして自分が社会人としてやっていけるか、といった不安に襲われる“内定ブルー”といわれる状態を放置すると、内定辞退につながったり、入社後の早期退社の危険性もあり、積極的なコミュニケーション機会を通じて内定者をフォローしていくことがとても大切だ。

採用企業側のフォロー施策として、懇親会の実施や質問を受ける交流の場を設けたりするケースも多いが、JAGATが毎年おすすめしているのが通信教育「印刷業のための新入社員コース」によるフォローアップ研修である。
例年、新入社員に行っている意識調査では、新入社員が関心のある教育プログラムのテーマで一番多いのが「印刷技術」次いで「ビジネスマナー」であるが、本コースは、社会人としてのマナーなどビジネスの基本だけでなく、印刷産業の成り立ちや、印刷技術の基礎知識、印刷会社の仕組みなど、新入社員が関心のある2大テーマが、時間と場所にとらわれず、総合的に学習できる印刷業界に特化した唯一の通信講座である。
入社後すぐに実力を発揮し、活躍できる土台作りに最適なカリキュラムになっており、現在多くの印刷会社で内定者教育に活用されている。

また、3カ月の受講期間に課題のやり取りなどで、人事担当者とのコミュニケーション機会が生まれる。そして、こうした教育研修を受けることで、知識やスキルが身に付くだけでなく、教育を施してくれる企業に対する帰属意識が高まるとともに、モチベーションが維持できるといわれており、内定者の不安を解消するのにも有効と考えられる。
内定者フォローアップとしてJAGAT通信教育「印刷業のために新入社員コース」をおすすめする次第である。

なお本コースは、テキストをリニューアルし、オンデマンド動画セミナーをプラスした改訂版を12月に開講する予定である。詳細は確定次第ホームページ等で紹介していくのでご期待いただきたい。

(CS部 橋本 和弥)

 

【関連情報】
「印刷業のための新入社員コース」
・JAGAT通信教育 https://www.jagat.or.jp/cat4
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