JAGAT経営動向調査2017の開始~好業績企業の特性を知る~

掲載日:2017年3月27日

JAGATの経営動向調査は、印刷会社の収益構造・戦略・設備投資を網羅的に考察、通算39回の膨大な蓄積から好業績企業に近づくためのデータと資料を提示する。

好業績企業の特徴-2016年実施の「JAGAT印刷産業経営動向調査」から

事業領域は、自社の強みに特化した分野のワンストップサービス。既存の顧客・市場に新規の技術・サービスを投入する戦略を重視。事業と収益の核はあくまで印刷、印刷・後加工・配送を強化しようと考えているが、設備投資についてはやや充足感。

経営者は、2代目以降の創業一族か生え抜き。システムか営業を得意とし、リーダーシップはトップダウン型が中心。デジタルメディアに対応しつつ、ものづくり回帰のスタンス。資本効率指標やプロセス指標を重視の中期計画を策定、予算実績対比統制など定量的な印刷経営に取り組む。

営業面は、既存顧客への深耕を意識。顧客への技術と内製工程の訴求、見積もり技術の向上と充分な費用対効果の説明に重点を置く。生産面は、品質向上・多能工化・標準化が重要テーマ。平均準備時間の計測、作業時間の短縮など標準原価の定量的な低減に取り組む。

管理面は、自立促進型ともいうべき組織を志向、目標管理(MBO)を導入、従業員は実力と成果の両面から処遇。定着率・勤続年数などで人的資源を管理。教育面は、管理職候補・経営幹部候補と新人を最重点対象に、社内勉強会やコンサルタント活用など積極的な教育投資を展開する。

「JAGAT印刷産業経営動向調査2017」の要綱

調査の概要
調査票の発送 :2017年3月24日(金)
回答の提出期限:2017年4月21日(金)
回答する資格    :JAGAT会員企業であること

以下3点から網羅的に印刷会社の経営状況を捉えます。

(1)経営面
(2)戦略面
(3)設備面

JAGATの調査は経営面だけでなく、戦略面や設備面も調べます。経営数字だけをどれだけ見ても、その経営成績が生まれた理由を理解することはできません。経営成績はあくまで結果であり、経営成績を生むに至った戦略や設備、そして好業績企業の抽出と平均的企業との差の客観的な把握こそが大切だと、JAGATは考えています。

回答社数が毎年安定的なことは好評いただいていることの証と感謝しています。形式的な調査ではなく業績向上の具体的な示唆を一つでも多く提供したいのです。本調査は、好業績企業の収益構造、そして好業績企業がどのような戦略と設備を選ぶ傾向にあるかの相関、つまり好業績企業になるためのヒントを回答社に報告書や報告セミナーの形でフィードバックします。

回答社への特典

自社の回答結果と詳細な調査結果レポートをすべて無料でフィードバックします。

(1)レポート 『JAGAT印刷産業経営動向調査』
 印刷会社を経営面、戦略面、設備面から網羅的に捉える業界唯一のレポートです。

(2)自社と業界の経営成績比較チャート
  自社の業績や経営資源を業界平均と客観的に比較したるチャートです。

(3)自社の戦略と課題一覧表
 戦略と課題を財務・顧客・生産・営業・マーケティング・人材の6視点から一覧表にします。

(4)報告会セミナー 『最新調査結果にみる印刷会社の経営・戦略・設備2017』
 東京・愛知(または岐阜)・大阪で開催される報告会セミナーに無料参加できます。

問い合わせ:
研究調査部「印刷産業経営力調査」係 担当:藤井・花房 電話(03)3384-3113

関連セミナー&レポート(昨年調査に基づく参考)

・報告書 JAGAT印刷産業経営動向調査2016
・セミナー 最新調査にみる印刷経営と戦略、設備2016【東京・名古屋・大阪】
・要約 最新調査結果に見る印刷会社の業績と戦略の傾向