page2020基調講演のみどころ

掲載日:2020年1月17日

 

page2020では合計31本に及ぶセッションのうちの3本を基調講演に位置づけ、テーマ「デジタル×紙×マーケティング for Business」への可能性と手法を評価する。

基調講演(3本)


【基調講演1】「デジタル×紙×マーケティング」決定版

2月5日(水) 10:00~12:00  場所:ワールドインポートマート5F

JAGAT では、様々なイベントで「デジタル×紙×マーケティング」について、啓蒙活動やディスカッションを企画、オピニオンリーダーからのレクチャーなどを通じて、近未来の印刷ビジネスの姿を模索してきた。本セッションでは、印刷会社及びサービスプロバイダー、ブランド側マーケッター、プラットフォーマーの3つの視点から、印刷ビジネスの近未来を見据えた、変化のタイミングやバランスまで言及する。決してマスの印刷がなくなるわけではない。設備導入やソフトウェア、人材配置等の変化のタイミングを見極めるのが重要である。より具体的なビジネスに落とし込み、人材育成や必要な設備導入や時期まで含めて考えていく。5年後の印刷会社の為には必聴の基調講演である。

花井秀勝(フュージョン
岡本幸憲(グーフ
本間充 (アビームコンサルティング
郡司秀明(JAGAT) 

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_7.html


基調講演2】ライト出版市場の誕生と広がり

       ~縮小する既存出版の外側で膨らむ市場~

2月6日(木) 10:00~12:00  場所:ワールドインポートマート5F

既存の出版市場が縮小する一方で、新種の出版市場が誕生、急速な広がりを見せている。ここで活発に創作・印刷・売買されるのは、アニメ・マンガなどの二次創作を始めとした現代的な意味の同人誌ではなく、文芸書や技術書、ビジネス書といった文字物が主体である。従来の正規出版とオタク的な同人出版の中間的な、いわば「ライト出版」とも呼ぶべき市場であり、より幅広い層が参加して、会場は熱気に包まれる。代表的なライト出版の即売会コミュニティは、文芸書「文学フリマ」、技術書「技術書典」、ビジネス書「ビズケット」などが知られる。デジタル印刷の普及を背景の一つに生まれたこのライト出版市場の可能性について、代表的なコミュニティの運営者が実情と可能性を議論する。

望月倫彦(文学フリマ
高橋征義(技術書典
坂本海 (ビズケット
藤井建人(JAGAT
松永寛和(JAGAT

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_8.html


【基調講演3】事業創造のオープンイノベーション

       ~『大廃業時代の町工場生き残り戦略』から~

2月7日(金) 10:00~12:00  場所:ワールドインポートマート5F

板金を祖業とする浜野製作所は社屋の全焼によって社員2人になってから復活。潜水艇「江戸っ子1号」などの開発を通して地元下請け企業ネットワークによる産学官連携を構築、墨田区の地域一体型オープンファクトリー(工場見学)「スミファ」の立ち上げと運営も主導した。もはや社内の経営資源だけで新規事業を創出することは難しい。社外リソースの活用や社内外連携によるアイデアの創発が求められる時代である。新たな価値を生む組織のあり方、社内外ネットワークの構築手法、サービス開発体制、工場見学の手法はどのようなものか。一度は壊滅しかけた東京下町のものづくりはなぜ復活しつつあるのか。墨田区・台東区のものづくり3社が事例発表する。

浜野慶一(浜野製作所
関信行 (望月印刷
有薗悦克(サンコー
藤井建人(JAGAT) 

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_9.html