DITA導入によって変革が進むマニュアル・ドキュメント制作

掲載日:2015年1月20日

*家電製品の取扱説明書やさまざまな製品マニュアル、メーカーなどの内部で利用される技術ドキュメントの分野では、DTP離れとXMLドキュメント化が進んでいる。

DTP離れが進展するマニュアル制作

メーカーなどで制作される製品マニュアルや取扱い説明書、技術ドキュメントは、更新頻度も高く、量も膨大である。また、世界各国向けの多言語版を同時に制作することも多い。

少し前までは、前回までの印刷物に赤字を入れ、WordやDTPソフトを使用して改訂版を制作する方法が主流であった。つまり、100種類のマニュアルを制作するには重複部分を含めて100版分の赤字修正と校正が必要であり、多くの人員と莫大な費用、時間がかけられていた。

技術ドキュメントのためのXML標準、DITA

DITA(ディタ)とは、技術ドキュメントの制作・管理のために策定されたXMLの国際標準である。ドキュメントを最小単位にコンポーネント(部品)化し、その構成を別に記述することで、コンポーネントの再利用や更新・管理を円滑に行うことができ、最小限の校正で済ますことができる。また、XMLコンテンツであるため、スタイルシートを利用した自動組版やWeb用のHTML生成、多言語版のための自動翻訳連携も容易となる。
大手メーカー、グローバル企業などを中心にDTPを離れ、DITAを採用する企業が増えている。

本研究会では、マニュアル電子化の動向とDITAを使ったドキュメント制作の現状について取り上げる。

開催日時:2015年1月29日(木)14:00~16:00

(1)14:00-15:00 「マニュアル制作におけるDITA活用と社内コミュニケーション」

アートダーウィン合同会社  代表社員 加藤 哲義 氏

(2)15:00-16:00 「DITAを活用したドキュメント制作とワンソースマルチユース」

アンテナハウス株式会社 システム営業グループ 小林 具典 氏

【開催・申込要項】

会場

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム (〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

テキスト&グラフィックス研究会会員:無料(1社3名まで)/一般:5,400円(税込)

Webからお申込み

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。

FAXからお申込み

・この申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先

内容に関して  研究調査部 テキスト&グラフィックス研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して  管理部 電話:03-5385-7185(直通)