専務理事就任のあいさつ

掲載日:2026年7月6日

このたび、日本印刷技術協会(JAGAT)の専務理事に就任いたしました花房 賢でございます。印刷産業を取り巻く環境が大きく変化する中、JAGATが果たすべき役割もまた、新たな段階を迎えています。

JAGATは1967年の設立以来、印刷産業の発展を支える専門機関として、調査研究、人材育成、情報提供、そして業界内外をつなぐ交流の場づくりに取り組んでまいりました。こうした活動を通じて、多くの会員企業をはじめ関係者の皆様に支えられてきたことに、あらためて深く感謝申し上げます。

現在、印刷産業を取り巻く環境は大きく変化しています。デジタル技術の進展や生成AIの普及、人口減少や人手不足、持続可能性への対応など、企業にはこれまで以上に柔軟な変革が求められています。一方で、情報や想いを正確に伝え、人と人、人と社会をつなぐという印刷の本質的な価値は、むしろ重要性を増していると感じています。

こうした時代だからこそ、JAGATには新しい知識や技術を共有し、企業や人材の挑戦を後押しするとともに、印刷の持つ価値を業界の内外へ広く発信していく役割が期待されています。印刷会社が培ってきた技術やノウハウを社会課題の解決や新たなコミュニケーションの創出へとつなげていくための橋渡し役を果たしていきたいと考えています。

私自身、30年以上にわたりJAGATで仕事を続ける中で、多くの会員企業の皆様から学び、育てていただきました。その経験を礎に、現場の声に耳を傾けながら、業界の皆様とともに未来を考え、次の世代へより魅力ある印刷産業をつないでいくことが私の使命であると考えています。

来年2月には第40回を迎える「page2027」を開催します。この節目を、印刷業界だけでなく、デザイン、マーケティング、メディアなど幅広い分野との交流を深め、印刷の新たな可能性を社会へ発信する機会として育ててまいります。

今後もJAGATは、変化を前向きな成長の機会と捉え、会員企業をはじめ関係者の皆様とともに、印刷産業の発展に貢献してまいります。皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(専務理事 花房 賢)